90点 その味は熟れた洋梨、香りはバナナで後味はチョコレート。まるで味の万華鏡のようだ。
悦凱陣(よろこびがいじん)は、香川県で蔵を構える丸尾本店の醸すお酒。今回購入したのは、「純米吟醸 興 うすにごり生」。ネットで調べると、その年初めて出る新酒をこの名前で販売しているようだ。
いやー、ようやく手に入れたよ。人気で品薄!なんて話にコロッとやられてしまうミーハー酒飲みが僕。ま、まあね!飲んでみないと、何も語れないからね!
この文字だらけのラベルがソソる。相模灘や長珍もそうだけど、マニア殺しなうい奴め。八反錦を熊本酵母(9号)で仕込んだ物。
人気酒、いわゆるプレミア酒って、どれも言われるだけあって他とはまるで違う味を持っている。一口飲むだけで、他とは完全に別物だと分かるんだよね。
ただ、それが自分の好みに合うかどうかは別問題。だから、とりあえず買ってみて、家でじっくり付き合ってみるのが僕の流儀なのだ。
今回のこのお酒も同様の趣向で買った。さあ、俺を楽しませてくれよ!(偉そう)
まず、注いで思う、「うすにごり生なのに濁ってねーじゃん!」どうやら、そういう仕様らしい(笑)。なんでやねん。あ、当然冷酒です。
一口飲んでみて、こりゃ新政じゃん!と直感。とにかく酸味が艶やかでキラキラしてる。これが錯覚させたのだろう。
しかし、よーく注意深く飲むといろいろ違う。まず甘みは薄く、ドライだ。むしろ旨味がメインみたい。ジューシーな食感なんだけど、果物というより大トロが舌で溶けるような感じだ。肉っぽいジューシーさ。
だが、ここからがこのお酒の怖さ。「悦凱陣 純米吟醸 興」は、熟成してからが本番なのだッ!(ババーン!)
開栓してから5日後、冷蔵庫から出してお猪口に注いでみると、明らかに何かが違う。最初はメロン+ストロベリーといったクールさを感じる爽快な香りだったのが、濃密なバナナの香りに!
うぉっ!?どうしたんだコレ、と思いつつ飲んでみると・・・ぎょへええええええええ!!!なんじゃこりゃあ!!
口にふくむと洋梨のような贅沢な酸味と甘味が舌に乗る。かと思えば、その味は舌の上でホロホロと崩れていく・・・大トロと例えればいいのか、とろけるエクレアと言えばいいのか・・・!まず、注いで思う、「うすにごり生なのに濁ってねーじゃん!」どうやら、そういう仕様らしい(笑)。なんでやねん。あ、当然冷酒です。
一口飲んでみて、こりゃ新政じゃん!と直感。とにかく酸味が艶やかでキラキラしてる。これが錯覚させたのだろう。
しかし、よーく注意深く飲むといろいろ違う。まず甘みは薄く、ドライだ。むしろ旨味がメインみたい。ジューシーな食感なんだけど、果物というより大トロが舌で溶けるような感じだ。肉っぽいジューシーさ。
だが、ここからがこのお酒の怖さ。「悦凱陣 純米吟醸 興」は、熟成してからが本番なのだッ!(ババーン!)
開栓してから5日後、冷蔵庫から出してお猪口に注いでみると、明らかに何かが違う。最初はメロン+ストロベリーといったクールさを感じる爽快な香りだったのが、濃密なバナナの香りに!
うぉっ!?どうしたんだコレ、と思いつつ飲んでみると・・・ぎょへええええええええ!!!なんじゃこりゃあ!!
その後グーッと喉越しに飲み込むと、ふんわりとビターな後味がエレガントに消えていく・・・これはチョコレートだわ。龍神丸(先代)を思い出させる!
もう、キラキラ感が半端ない、味のデパート・もしくは万華鏡だったわ!こんな派手な味が共存していることが信じられない。一言「驚愕」だ。
◆◆◆
いやあ、今年のお酒で1,2を争う驚きだったぜ。ちなみにぬる燗にしてみたけど、酸味も甘みもぼやけた感じになりパッとしない。素直に冷酒でいいと思う。
あと、この記事で書いた開栓数日後のすごい味は、8日後ぐらいでバランスが崩れる。アルコール感が強くなり、味が煮詰まった感じに。賞味期限は短いね。
でも、ネットで調べてみると、悦凱陣自体は長期熟成も楽しめるみたい。このお酒も、長く熟すとまた違った楽しみがあるのかもしれない。
とにかく「こんなお酒あるのか!」というのが感想だ。いやいや、日本酒の世界って深い。悦凱陣、超注目していくぜ!
名称:悦凱陣 純米吟醸 興 うすにごり生(生原酒)
精米歩合:50%
酒米:広島県産八反錦100%(熊本9号酵母)
アルコール度:15%
日本酒度:+9
酸度:1・5
蔵元情報:有限会社 丸尾本店
購入価格(税込):2134円/720ml
購入日:平成29年1月24日
購入店:岸田屋酒店(横浜市緑区長津田)
Twitterやってます。お気軽にフォロミー!
神奈川建一(@KanagawaKenichi)
〈PR〉ケンザンプロダクツTシャツのご紹介~。
【Life Has No CTRL+Z】
人生にリセットボタンがあったなら・・・、そんな甘い考えをぶっ飛ばすTシャツがこちら。
パソコンの基本コマンドである「CTRL+Z(やり直し)」、そんなものは人生にないんだぜと、優しく激しく諭してくれる一品です。
実は絵の人物がCTRL+Zを押してるというのもポイントなンですよ!
こちらからショップページにいけます~。
ケンザンプロダクツのイベント参加予定、新作発売予定などは、公式ブログをチェック。
コメント