50点 苦味、甘み、酸味が喧嘩していて、辛口を上手に表現できていない。純米大吟醸としても未完成。

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今回飲んでみたのは愛媛県喜多郡の酒六酒造がつくる「京ひな 一刀両断 純米大吟醸 辛口」だ。愛媛のお酒は当ブログ初紹介。愛媛で有名なところは石鎚や賀儀屋だろうけど、意外と飲んでないものだ。

僕にしては珍しく、前情報もなく酒屋さんのオススメPOPと、イカス銘柄名に惹かれて購入した。いやー、「一刀両断」で「辛口」だよ?とってもおいしそうじゃん!

スペックは50%磨きの純米大吟醸一回火入れ(生詰)、酒米不明、日本酒度は+8、アルコール度は15%である。

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さっそく飲んでみよう!温度は冷酒だ。

香りは控えめだねぇ。フルーツ系の匂いは少く、アルコール感、それと酸っぱさを予感させる酸味が漂う。ふむふむ、酸味系辛口かな?マジックインキ系のツンとする感じもある。

口にふくむと甘みのないドライ感がズシンとくる。けっこう重いぞ。想像通り酸味もある。しかし、純米大吟醸の辛口というイメージから想像するような軽快感はなく、どことなくチグハグしてる。

うーん、なんか楽しくないな。食前に出されても困ってしまう味だ。もうちょっと飲み進めてみる。

ううん?甘みと苦味も出てきた。しかもそれが変に絡み合って喧嘩しているようだ。なんじゃこりゃー、雑味系大吟醸?味の要素が多すぎて、辛口もぼやけてしまっている。食中酒としても映えそうにないぞ。

どーにもすっきりしないのは、甘味、酸味、苦味のどれを生かして辛さを表現するかのコンセプトが定まってないからだ。

この前飲んだ「大信州 超辛口 純米吟醸」だと、甘味をベースにした辛口というピシッとした設計があったんだけど、このお酒にはそれがない。

うーん、残念。これじゃあ、まだ未完成レベルの純米大吟醸だ。

◆◆◆

久しぶりに失敗案件だったよ・・・。酒舗まさるやで買ったんだけど、こういうこともあるんだなぁ。

蔵の代表作である純米大吟醸がこれだと、他の飲む気がなくなってしまうよ。

同時に飲んでいた「あたごのまつ 特別純米」が恐ろしくクリアーで、お酒の目指す方向性がくっきりしていたので、対比して特に見劣ってしまった。

せっかくの純米大吟醸、味の取捨選択をして、もっと狙いのわかるお酒にしてほしいものである。

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名称:京ひな 一刀両断 純米大吟醸 辛口(生詰)
精米歩合:50%
酒米:不明
アルコール度:15%
日本酒度:+8
酸度:不明
蔵元情報:酒六酒造株式会社
購入価格(税込):1782円/720ml
購入日:平成29年3月11日 
購入店酒舗まさるや(東京都町田市)


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