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味の傾向:
甘さの中に薬味っぽい苦さがある、典型的なコクがある山廃系純米酒の味。その中で目立つ強い酸味がうまい!この味のおかげで、甘味も苦味も際立ち、派手な味のパレードを楽しめる。この酸味は強烈で、後半辛さにかわりつつ舌をチリチリ刺激するほどだ。

おすすめシチュエーション:意外にも冷酒がうまい。酸味のおかげだ。合わせる料理は選ばないけど、普通の肉料理より、魚卵系や濃い燻製、ベトナム料理などエスニック系に好相性だろう。熱燗は試さなかったけど、楽しめるはず。

評価:80点/100点(明確な個性。わざわざ飲むに足るお酒)

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今回から静岡酒強化期間!というわけで、富士山のお膝元、静岡県御殿場市の蔵元・根上酒造店の「金明(きんめい) 山廃純米酒」をご紹介!200石ぐらいの小さな蔵で、静岡近辺で消費されてしまうので、関東では見かけない銘柄だ。実際、僕は静岡旅行で入手している。

こういう地元でしか手に入らない系の地酒は判断に困るよね。おいしいけど、蔵元の判断で都心進出に興味ないのか、単に微妙だから酒屋が仕入れないのか、地元民に愛されすぎて、東京に回す在庫がないのか・・・。ま、最後に言えることは「飲むまでお酒はわからない」ということだ!うだうだ言ってないで、買ってきました。さあ、開栓!

そそいでみると色は実に黄色い。う~ん、熟成された山廃のイメージそのままやな!買ったお店の人に聞いたところ、かなり濃い目の仕上がりらしい。香りはほんのりバナナの匂いにナッツやカラメルの匂いが混ざる。酸っぱさもあり、山廃好きがテンション上がるアロマだ。

ごくりごくり。ほおお!こりゃすごい、ド派手だ!でも、まとまりがあり飲みやすい。これは冷酒で飲んでるのもあるな。常温だと飲みにくそうだ。

黒糖のような甘味にお茶のような苦味が加わる、典型的な山廃純米酒だけど、どーんと存在する酸味が良い仕事をしている。これが強烈なんだけど、不思議と調和してるんだよ。うめぇ、うめぇ。後半はどんどん酸味が強くなり、辛さに変化しその上微発泡のような刺激感すらある。面白い!(この刺激は数日で消える)

なんというか、キワモノだけど癖になる味・・・そうチョコミントアイスだ。チョコレートアイスとは全然違うけど、不思議と合ってハマってしまうという。僕にとって金明のこの日本酒は、そういう味だ。

いやいや、静岡の小さな地酒でいきなり当たりを引いてしまったぜ。うーん、地酒探しってほんと奥が深いなぁ。関東にいるだけじゃ、日本酒の世界は味わいつくせないですね。

「金明 山廃純米酒」、静岡の奥の深さに感心するお酒だった。山廃系好きなら、ぜひ一度試してみてくれ!

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名称:金明 山廃純米酒(火入れ、H28BY)
精米歩合:55%
酒米:不明
アルコール度:15~16%
日本酒度:不明
酸度:不明
蔵元情報:株式会社 根上酒造店
購入価格(税込):1388円/720ml
購入日:平成29年8月6日 
購入店酒のいわせ(静岡県御殿場市)





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