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こんにちわー、お酒ミライの神奈川建一です。

今日は所用で、日曜日の東京に出張ってきました。夜になってきたので早めに飲み屋街に繰り出すぜ!ってことで、やってきたのは渋谷道玄坂。この辺りって道の左右でお店の傾向が違うのが面白いです。向かって左は「若竹」や「八咫」がある庶民的な場所で、向かって右はホテルや風俗店があるいかがわしいイメージだったりします。その右側のにも日本酒専門店「なぎ」があったりするので、侮れないんですけどね!

さて、今夜は冒険とかせずに、いつもどおりの味が楽しめる場所がいいなぁということで、「十徳 渋谷店」に決定。新宿などに店舗を持つ日本酒専門店・十徳の渋谷支店です。

入店してみると、まだ開店直後なので人は少ない。しかし、すでにカウンターでしっぽりやってる人が2人もいるあたり、さすが十徳だなぁと思います。常連さんが確実に多い店ですね~。

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とりあえずは駆けつけ一杯。「美丈夫 純米吟醸 ひやおろし」(1合680円外税)とお通し。ここはなみなみとお酒を注いでくれるのがいい!このグラスも舌触りが独特で、なんとも言えないんですね~。そしてうまい!美丈夫、うまいな!


このお店を一言で言うなら「いつも同じお酒が飲める店」、これです。お酒の種類は多いのですが、いつ来てもラインアップがほぼぶれない。これって結構すごくないですか?
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一ノ蔵 澤乃井、〆張鶴、奥播磨、黒龍・・・有名銘柄だけどなかなか硬派な揃えです。これらのメニューはほぼ1年間同じです。最初に飲んだ美丈夫のような限定入荷もありますが、とにかく大半のメニューが変化しないのです。

他にも短冊に書かれて壁に貼ってあるメニューが存在するのですが、これも変化が少ない。十徳は店舗によって酒の揃えが微妙に違うのだけど、この渋谷店は「美酒の設計」と「王祿」、「田酒」(これは隠し酒でメニューに載ってない)がほぼいつでも飲めます。

どんどん商品が入れ替わる最近の日本酒店ばかり行っていると、こういうお店は新鮮です。いつでも同じメニューであることが重要なのでしょうね。
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「だだちゃ豆」(500円外税)。山形行って覚えた一品。ただの枝豆だろ!って言うの禁止です。

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「串揚げ6本盛り合わせ」(600円外税)。派手さはないけど、堅実な味です。十徳はどのメニュー食べても、しっかりした味が楽しめるのがいいんです。こういうところの良さも、お客がお店にくる理由ですね。

6時をすぎるとお客さんが次々に入ってくる。グループが多いと、そんなに広くない店内は、あっという間に埋まってしまいます。そして1人で来るお客さんは例外なくお店に慣れている人。お、さっき来た初老の紳士、裏メニューの田酒を頼んで、納豆餃子注文してる!玄人だ~。
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「しそ巻かまぼこ」(470円外税)。十徳はこういう他で見ないような変わり種メニューがいくつかある。注文すると大半が日本酒に合うので、積極的に注文しましょう。これは挟まれた梅肉がいいんです!

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「鳳凰美田 純米吟醸 ひやおろし」(1合730円外税)。久しぶりの鳳凰美田・・・めちゃくちゃ甘い!こんな甘かったけ?(笑) ちょっと甘すぎて涙が出ました。

その後ゆったり肴を突きつつ、お酒を楽しんで退店。お支払は3650円(税込)。逆算すると、席料とお通しは400円のようですね。

◆◆◆

皆さんの想像通り、客層は高めで50代60代が多いです。でも地元の飲み屋みたいにリタイヤ組ばかりじゃないところは、渋谷らしさですね。この歳になると、いろんなお酒を飲み散らかすのではなく、自分の定番を静かに飲みたくなるんでしょうねぇ。僕はそうなれるのでしょうか?不安だ。

「十徳 渋谷店」、日本酒店激戦区の渋谷にあって、我が道を行く渋いお店です。渋谷の激しさに疲れたら、ここで癒やされるのもおすすめですよ。



十徳 渋谷店
東京都渋谷区道玄坂2-9-4 道玄坂LEE-ONEビル 1F
【月~土】16時~翌4時 【日・祝】15時半~24時
無休(年末年始休みあり)






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