P1150549
こんなタイプ:
お酒単体の味わいを捨て去り、ひたすら食事中に役立つワインに特化したお酒。

お酒の特徴:チリワイン、ワンコイン、赤ワイン、カルメネール、胡椒感、肉にめっちゃ合う

僕の評価:ワインなので未採点。とっても機能美を感じる

◆◆◆

今回もスーパーで買える格安ワインのレビューいきますよー。ワンコインワインの大本命、アサヒビールが輸入するあのアルパカから、「アルパカ カルメネール」を選んでみました!


動物系と言われる激安チリワインの中でも、一番人気のアルパカさん。やっぱ飲んでみたかったのよ!それにしても、ちょっと間抜け感漂うアルパカを看板にするセンス、アサヒビールやるなあ。堂々とした金のアルパカマークが眩しいッ。

使われてる品種のカルメネールは、チリ特有のブドウで、長い間メルローという品種と間違えられたいたというお茶目さん。味わいはメルローと同じだから、そっち参照してという、投げやり感もたまらない。日本酒で言うなら、山田穂みたいなものだろうか?(微妙)

アルパカはこのカルメネール以外にも、ピノ・ノワール、カベルネ/メルロー、シラー、シャルドネ/セミヨン、ソーヴィニヨン・ブランと、赤白の基本が多数揃ってるのが嬉しい。僕みたいなワイン初心者にはこれ以上にないほどありがたい存在だ。しかもほとんどが1本500円前後!チリワイン、万歳ですね。

◆むせ返る胡椒フレーバー 肉料理が2倍美味しく感じられるぞ!

味は一言で言うと「濃厚系・苦・酸・渋がっぽり赤ワイン」。も~、肉料理と一緒に飲んだら絶頂迎えちゃうだろー的な味です。香りからして胡椒的なスパイシーなアロマが、脳みそを溶かしてくれちゃいます。あーたまらない。これぞ赤ワインだよなぁ。

一番印象に残るのは、甘みというものがほとんどないこと。大半が薬草を思わせる苦味と酸味です。んじゃ、ただのマズいワインじゃね?と思われるかもしれませんが、ノンノン!まろやかさが適度にあり、飲んでて苦にならないのですね~。日本酒でもそうだけど、まろやかさ、滑らかさというのは不思議な味の感覚です。普通ならおいしくないのに、滑らかさがあるだけで印象が180度変わったりする。このアルパカ・カルメネールでは、再度その面白さを楽しめましたね。

◆これは食事を流し込むための飲料水です

このお酒、単独で飲めないわけじゃないけど、やはり真価を発揮するのは食事中。ありとあらゆる味の料理を口の中からウォッシュしてくれる。これでチーズ・ペパロニたっぷりのピザ食べたら最高だろう!ってやつですよ。あ、ケンタッキーでもOK。まさにワイン界のコカ・コーラ。

欧米人が言うワインは水って言葉、こういうお酒にこそつけるべきだよね。完全脇役系ワイン。日本酒で例えるならやっぱり普通酒だろうねぇ。灘五郷の日本酒はこの方向性だから、現在のお酒主体の日本酒シーンじゃ目立たないけど、存在意義はしっかりあると思うんだよね。まあ、それはビールでよくね?と言われると辛いんですが。

「アルパカ カルメネール」、実用性抜群の格安チリワインでした。個人的には頑張って和食に合わせるよりも、普通にイタリア料理や、辛さ溢れるエスニック料理と一緒に飲むのが良いのではないかなぁという印象です。とってもナイスな赤ワイン。おすすめです!

IMG_0743
名称:
アルパカ カルメネール(チリ 2017)
ぶどう:カルメネール100%
アルコール度:13%
購入価格(税込):500円ぐらい/750ml
購入日:平成30年5月19日 
購入店:近所のスーパー








Twitterやってます。お気軽にフォロミー!
神奈川建一(@KanagawaKenichi) 

お酒ミライのFacebookページはこちら。いいね、もらえると喜びます!

Instagram始めました
神奈川建一