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こんなタイプ:
辛さを醸し出す酸味が主体の食中酒。味に厚みがありしっかりした酒質なので、芳醇辛口なんて言葉が似合いそう。香りがめっちゃいい。

特徴:saketaku限定品、宮城酵母、高酸度、純米酒、飲みごたえあり、芳醇、辛口

評価:70点/100点(酸味がこれだけ立って、かつ食中で映えるのはなかなか珍しい。良い)

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今回はお酒の頒布会サービス・saketakuから届いたお酒をご紹介です!岐阜県の岩村醸造がつくる「女城主(おんなじょうしゅ) 純米酒 saketaku限定品」であります。女城主と言っても直虎じゃないよ!岩村城の「おつやの方」が由来です。

やっぱり、こういう通販サービスに限定品があると嬉しくなっちゃうよね!お酒パーティに持っていっても、盛り上がるのはやはり限定酒。世の酒好きが愛してやまず、メーカーも凝ったお酒を出したくなるのもわかります。

ただ、僕としては痛し痒しだったりします。面白い、欲しいっ!って思って買うのですが、いざこりゃうまい、皆に飲んで欲しいぜって感じたとしても、そのお酒はもう買えないというパターンが多いのが辛いんですよね。僕としてはおいしい日本酒を皆さんと共有したいと考えているので、限定品には複雑な思いがあります。

いかんいかん、冒頭にこんな文章すんませんでした!改めてこの女城主・saketaku限定を解説すると、精米歩合・麹米50%/掛米60%の純米酒で、目立つ特徴は、1.7~1.8という高い酸度と、宮城酵母を使用しているところでしょうか。1.5を超える酸度なので、山廃・生もと造り、もしくは強い加水を予感させますね~。

宮城酵母は協会12号酵母のことで、別名を浦霞酵母と呼ばれるそうです。平成8年以降頒布されていない酵母なので、まだ残っておったんかい、ワレェ!みたいに盛り上がってしまいました。しかし、宮城の酵母がなんで岐阜県に・・・面白いですねぇ。酵母の特徴としては、吟醸香に優れて山廃にも適するらしいですが、極度に水と造りを選ぶそうです。

◆和食に馴染む酸味ってこういう味

味はドンピシャな食中酒で、酸味がメイン。最初から酸っぱいぜ。でも、薄っぺらい感じはなく、むしろ濃厚さすら感じる。やはり山廃なのかなぁ?酸味系と言えども仙禽や新政のようなモダンなタイプではなく、そのまま和食の家庭料理に合いそうな感じです。肉じゃがとか良さそう。この酸味は後半かなり辛口に寄っていくので、後味のスッキリさも折り紙つきです。

このお酒、香りがめっちゃいいんですよ。時間が経つほど良くなりましてね~。バランスのいいフルーツ系なんですが、ミルク感、ヨーグルト感がその甘い香りに絡みついて、極上のフルーツアイスのような印象に。これ、やっぱり宮城酵母効果でしょうかね?岩村醸造さんは宮城酵母を活かせる稀有な環境を持っているのかもしれません。

◆他の純米・吟醸酒も飲んでみたい

初めて飲みましたが、とってもいい印象ですね、女城主。ぜひとも別の商品も試してみたいですね~。残念ながら、このsaketaku限定品が他のお酒とどう違うかが解説書などでは明記されてませんでした。蔵元のHPを見ると、辛口のお酒もあったりとわりとクラシックな品揃えですね。吟醸酒以上はどうかなぁ、興味あるなぁ、じゅるり。

「女城主 純米酒 saketaku限定品」、特徴ある食中酒としてしっかりまとまっていた好感度高い一品。同じお酒を入手するのは難しいと思いますが、食中酒スキーは他の商品も試してみるといいかもです!

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名称
:女城主 純米酒 saketaku限定品(H29BY 火入れ)
精米歩合:麹米50% 掛米60%
酒米:ひだほまれ&ひとめぼれ 酵母:宮城酵母
アルコール度:15~16%
日本酒度:+2
酸度:1.7~1.8 アミノ酸度:1.5~1.6
蔵元情報:岩村醸造 株式会社(岐阜県
購入価格(税込):不明/720ml
購入日:平成30年3月31日
購入店saketaku(頒布会サービス)






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