こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。
今日は春の土曜日。諸用が終わった後に、自宅の近場で飲みたくなった。
そこで数駅隣の東横線・元住吉駅へ行くことに決定。ここは東横線有数の商店街・ブレーメン商店街のある駅だ。人集まるところに飲み屋あり。飲食店も相当の店舗数になる、いわゆる激戦区。
そんな中、素晴らしい日本酒と魚を中心にした料理を提供するお店がここ「日本の酒 シフク」である。今回で3回目の訪問だ(前回の時の記事はこちら)。通うほど好きになってきて嬉しい。うきうきした気分でお店まで行く。
ここは店主の料理のバリエーションがハンパないのが凄い。ありがたいことに外にメニューがあるので、じっと眺める。
お酒は、最上部の而今のビンテージとレギュラー品の飲み比べが目立つ。ふむ・・・しかし而今の古酒はこの前池袋あまてらすで飲んだしなぁとパスする。
料理は、これまた上部に配置されたノドグロの刺身が目を引く。ノドグロは築地の多け乃食堂で高級魚だと知っていらい興味あるお魚。仕入れにも気合いが入ったのではないかと想像する。これぞ店主のお勧めメニューだと確信して、頼もうと決意。
意を決してちょっと重い扉を開けてお店に入る。いらっしゃいませとの挨拶をいただき、カウンターを勧められる。店内はやや照明を落としたシックな雰囲気。入ってすぐ左に5人がけのカウンターと厨房があり、店主が料理をしている。奥にはテーブル席があるのだが、僕は使ったことがない。3つほどあるのだろうか?既に先客のカップルが利用してる。ここは落ち着いて使えそうで、小グループでの利用もオススメだ。
カウンターには先客が1人いて、そこが店主のまな板があるところ。「あ~あそこが特等席なんだ」と羨ましく眺める。僕も早く座れるようになるといいな。
まずは日本酒である。今日は意外と寒いので熱燗にすると決めていた。シフクは熱燗、常温向きのお酒をしっかり用意してくれるから助かる。
「白鴻(はくこう)純米原酒 紫ラベル」(150ml・750円外税) ふわっと柔らかい純米酒で身が暖まる。やはり寒い日の熱燗ほど、日本人に生まれてよかったと思うことはない。そういう幸せを感じられるお店に大感謝だ。
お猪口は選ばせてくれる。今日は熱の伝わりやすい金属のものに。じんわりと指先が暖まる。
シフクはこういう湯煎の保温器で出してくれる。何を隠そう、僕はここでこの器を気に入り、Amazonで注文したのだ。湯煎で温度が保たれると、冷めるのも気にせずゆっくり飲めるのがいい。
今日のお通し。ここは2品も出してくれるので、これだけで飲めてしまう。今日はいつもの巻物ごはんと巻き貝だ。味がほんのり付いていて渋い良い味。
先客の常連さんは、静かに店主とぼつぼつ話してる。決して雑音ではない会話のBGM。うーん、心地良い。
お、料理がきましたよ。
「わら炙りカツオとノドグロ刺し盛り合わせ」(1200円外税) 初見少なっ!と思ったが、食べて納得。ノドグロ、まるで生ハムです。う、うめぇ。どうやらカツオもノドグロもほんのちょっぴり燻製の香りを付けているようだ。うっはぁ、芸が細かい!
「カツオ竜田揚げ」(480円外税) メニューの中でも一番安いものなのだが・・・・めちゃくちゃうまい!!!みっちり詰まったカツオの肉が、カリッと揚げられた薄い衣とハーモニーを奏でてる・・・・。もう、食べながら、何度も泣きそうになりました。いや、本当に。
これは日本酒をおかわりせざる負えない。
「房島屋(ぼうじまや) 純米 無濾過生原酒」(150ml・700円外税) ここは片口で出してくるので、ちょっと粋だ。お味はしっかりした米の味を感じる純米酒。刺身と合わせて、すいすい進む。
また別の常連さんが来て、1人カウンターに座る。お酒注文して、本を読みだした。あー、いいねぇ。そういうのが合う店だよねぇ。
調子よく飲んで食べてたら、何も無くなってしまった。とても気分が良いので、延長戦!
「墨廼江 純米吟醸 低温瓶貯蔵」(150ml・780円外税) 軽快な純米吟醸酒。こういうの飲むと、やっぱり自分は吟醸酒好きだなぁと感じる。おいしい。
「ロールキャベツ」(680円外税) しかし、ほんと料理の幅が広いなと感じる一品。それでいて日本酒に合うよう工夫されているのだから、たまらない。こちらもラード感などはなく、しっとり薄い味付けになっている。うむ、美味だ。
食べてる間、グループ客の来店も続き、盛況のようだ。さすがブレーメンの目鼻のきく住民はわかってる。うん、このお店最高ですよ。
そろそろお会計だなぁと、最後の一杯をちびちび飲んでいた時に、「なんかこの感じ、どっかで味わったな」と感じた。そして思い出したのは、横浜にある家系ラーメンの吉村家だった。「あ、あの感じか!」と納得する。じっとカウンターで料理人と対峙し、ひたすら食事に集中する感じがとてもよく似てるのである。
吉村家は当時ゲーセンでゲームプレイしまくった帰りによく寄ったのだけど、皆でじーっとカウンターに座り、出されたラーメンをただひたすら自分の食べたいように食べたことをよく憶えている。ただそれだけだけど、毎回自分なりに工夫するから、すすってる最中も色々なことを考えていたものである。その感じに、ここ「シフク」での独り飲みはよく似ているのだ。なんか原点を思い出したようで、ちょっと嬉しいかな。
ここでお会計。合計5280円でした。お通し代は300円のようですね。
いや、素晴らしいお店です。こういうお店が電車を使うとはいえすぐ近くにあるというのはとても幸せですね。
ぜひとも、またうかがいたいです。ごちそうさまでした。
シフク
神奈川県川崎市中原区木月2-7-20 原田ビル 1F
18時~24時
定休日:日曜日
今日は春の土曜日。諸用が終わった後に、自宅の近場で飲みたくなった。
そこで数駅隣の東横線・元住吉駅へ行くことに決定。ここは東横線有数の商店街・ブレーメン商店街のある駅だ。人集まるところに飲み屋あり。飲食店も相当の店舗数になる、いわゆる激戦区。
そんな中、素晴らしい日本酒と魚を中心にした料理を提供するお店がここ「日本の酒 シフク」である。今回で3回目の訪問だ(前回の時の記事はこちら)。通うほど好きになってきて嬉しい。うきうきした気分でお店まで行く。
ここは店主の料理のバリエーションがハンパないのが凄い。ありがたいことに外にメニューがあるので、じっと眺める。
お酒は、最上部の而今のビンテージとレギュラー品の飲み比べが目立つ。ふむ・・・しかし而今の古酒はこの前池袋あまてらすで飲んだしなぁとパスする。
料理は、これまた上部に配置されたノドグロの刺身が目を引く。ノドグロは築地の多け乃食堂で高級魚だと知っていらい興味あるお魚。仕入れにも気合いが入ったのではないかと想像する。これぞ店主のお勧めメニューだと確信して、頼もうと決意。
意を決してちょっと重い扉を開けてお店に入る。いらっしゃいませとの挨拶をいただき、カウンターを勧められる。店内はやや照明を落としたシックな雰囲気。入ってすぐ左に5人がけのカウンターと厨房があり、店主が料理をしている。奥にはテーブル席があるのだが、僕は使ったことがない。3つほどあるのだろうか?既に先客のカップルが利用してる。ここは落ち着いて使えそうで、小グループでの利用もオススメだ。
カウンターには先客が1人いて、そこが店主のまな板があるところ。「あ~あそこが特等席なんだ」と羨ましく眺める。僕も早く座れるようになるといいな。
まずは日本酒である。今日は意外と寒いので熱燗にすると決めていた。シフクは熱燗、常温向きのお酒をしっかり用意してくれるから助かる。
「白鴻(はくこう)純米原酒 紫ラベル」(150ml・750円外税) ふわっと柔らかい純米酒で身が暖まる。やはり寒い日の熱燗ほど、日本人に生まれてよかったと思うことはない。そういう幸せを感じられるお店に大感謝だ。
お猪口は選ばせてくれる。今日は熱の伝わりやすい金属のものに。じんわりと指先が暖まる。
シフクはこういう湯煎の保温器で出してくれる。何を隠そう、僕はここでこの器を気に入り、Amazonで注文したのだ。湯煎で温度が保たれると、冷めるのも気にせずゆっくり飲めるのがいい。
今日のお通し。ここは2品も出してくれるので、これだけで飲めてしまう。今日はいつもの巻物ごはんと巻き貝だ。味がほんのり付いていて渋い良い味。
先客の常連さんは、静かに店主とぼつぼつ話してる。決して雑音ではない会話のBGM。うーん、心地良い。
お、料理がきましたよ。
「わら炙りカツオとノドグロ刺し盛り合わせ」(1200円外税) 初見少なっ!と思ったが、食べて納得。ノドグロ、まるで生ハムです。う、うめぇ。どうやらカツオもノドグロもほんのちょっぴり燻製の香りを付けているようだ。うっはぁ、芸が細かい!
「カツオ竜田揚げ」(480円外税) メニューの中でも一番安いものなのだが・・・・めちゃくちゃうまい!!!みっちり詰まったカツオの肉が、カリッと揚げられた薄い衣とハーモニーを奏でてる・・・・。もう、食べながら、何度も泣きそうになりました。いや、本当に。
これは日本酒をおかわりせざる負えない。
「房島屋(ぼうじまや) 純米 無濾過生原酒」(150ml・700円外税) ここは片口で出してくるので、ちょっと粋だ。お味はしっかりした米の味を感じる純米酒。刺身と合わせて、すいすい進む。
また別の常連さんが来て、1人カウンターに座る。お酒注文して、本を読みだした。あー、いいねぇ。そういうのが合う店だよねぇ。
調子よく飲んで食べてたら、何も無くなってしまった。とても気分が良いので、延長戦!
「墨廼江 純米吟醸 低温瓶貯蔵」(150ml・780円外税) 軽快な純米吟醸酒。こういうの飲むと、やっぱり自分は吟醸酒好きだなぁと感じる。おいしい。
「ロールキャベツ」(680円外税) しかし、ほんと料理の幅が広いなと感じる一品。それでいて日本酒に合うよう工夫されているのだから、たまらない。こちらもラード感などはなく、しっとり薄い味付けになっている。うむ、美味だ。
食べてる間、グループ客の来店も続き、盛況のようだ。さすがブレーメンの目鼻のきく住民はわかってる。うん、このお店最高ですよ。
そろそろお会計だなぁと、最後の一杯をちびちび飲んでいた時に、「なんかこの感じ、どっかで味わったな」と感じた。そして思い出したのは、横浜にある家系ラーメンの吉村家だった。「あ、あの感じか!」と納得する。じっとカウンターで料理人と対峙し、ひたすら食事に集中する感じがとてもよく似てるのである。
吉村家は当時ゲーセンでゲームプレイしまくった帰りによく寄ったのだけど、皆でじーっとカウンターに座り、出されたラーメンをただひたすら自分の食べたいように食べたことをよく憶えている。ただそれだけだけど、毎回自分なりに工夫するから、すすってる最中も色々なことを考えていたものである。その感じに、ここ「シフク」での独り飲みはよく似ているのだ。なんか原点を思い出したようで、ちょっと嬉しいかな。
ここでお会計。合計5280円でした。お通し代は300円のようですね。
いや、素晴らしいお店です。こういうお店が電車を使うとはいえすぐ近くにあるというのはとても幸せですね。
ぜひとも、またうかがいたいです。ごちそうさまでした。
シフク
神奈川県川崎市中原区木月2-7-20 原田ビル 1F
18時~24時
定休日:日曜日
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