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簡単に言うと、友達が欲しかったから。

人とのコミュニケーションがお世辞にも得意でない僕は、学校を卒業以降、遊んでくれる友達がじわじわ減っていくことに焦りを感じていた。もちろん会社で働いているので同僚や先輩後輩の付き合いはあるが、根がオタクなので同じ趣味の人と友達になりたかったのだ。

だけど、社会に出た大半の皆さんが知っているように、仕事をしているとプライベートに割ける時間は一気に少なくなる。それでもある程度の期間は昔の友達がかまってくれたが、段々会う機会が減っていく。週末のカレンダーに何も書かれていない日々が続くと、本格的に危機を感じたのだ。

そこで僕は「役に立つ人間」になろうと考えてみた。具体的には、便利な情報や知識をネットでシェアして、興味を持って貰おうという作戦だ。TwitterやFacebookのようなSNSは苦手だったので、その手段は自然とブログを書くことになったのだ。これならばある意味独り言と同じなので、双方向コミュニケーションであるSNSより、ずっと自分に向いてると感じたのである。

これがこの「お酒ミライ」が生まれた最初の経緯である。一番人気である日本酒酒屋さんのリストや、インフィニット酒スクールのレポートなどは、特に「役立つ」というのを強く意識して書いている記事だ。おかげさまで多くの人に興味を持っていただき、わざわざご招待いただくことも増えてきた。誰も来てくれなかったらどうしようと、ビクビクしながら第1回目のオフ会を告知した時には考えられなかった状況である。

ブログを始めてみて、それを経由して色々な人に合ってみて感じるのは、ネットメディアの中でもブログはコミュ障向きだなということである。コミュニケーションが苦手だと、普段の会話で自分が主張したいことを言えないから、心の中に様々なことが鬱積する。ブログはこれを吐き出すにはうってつけだ。友達が少ないと、仕事が終わった後の時間をLINEの会話で消費したりしないので(できないので)、集中して記事を書くこともできる。ブログを更新し続けるというのはけっこう難しいのだが、この点についてはコミュ障の方が有利なんじゃないかと思ったりもする。

冒頭に書いた「友達をつくる」という目的だが、別にブログじゃなくても他にいくらでも手段がある。飲み友達が欲しいなら、居酒屋や酒屋に通いつめればいい。インターネットを利用する方法でも、Twitterに代表されるSNSで楽しくコミュニケーションしつつ、いろいろな場所でたくさんの人と飲んでいる友達を僕は何人も知っている。要は目的を見極め、かつ自分に利用できる手段をその目的のために使えばいいということだ。僕にとっては、それがブログを書くことだったということである。

この記事の結論としては、「ブログはコミュニケーションが苦手な人ほど向いているメディア」であるということだ。もしあなたが、言いたいことが沢山あるのに上手に伝えられていないと感じるのなら、ぜひ書き始めてみてはいかがだろうか。はてなだろうがアメブロだろうが、10分でブログはスタートできる。すぐ始めてみよう。

ただ、そのブログの目的が何であるかを意識することは大切で、一番最初に決めておこう。始めから上手くいくことは何もないが、あなたの目的がネットの向こう側にいる誰か1人以上のニーズと合致していれば、きっといつかは報われるはずである。「世の中の誰か1人ぐらいは自分のブログを必要としているんじゃないか」という確信があるのならそれでOKだ。それだけであなたのブログは存在価値があると言える。

ブログでも日本一周でも街コンでもなんでもいい。あなたが現状に不満があって、目の前に手段が並んでるのなら、とりあえず1つ選んで始めてみてはいかがだろうか。始めてみないとわからないことがあり、失敗しないと理解できないことがある。僕はそのことを、ブログを書くことで沢山体験できたと思っている。