こんにちはー、お酒ミライの神奈川建一です。

突然ですが、皆さんはシャンパンを飲んだことがありますか?そう、あのバブル時代の公式飲料・シャンパーニュです(ほんのちょっと誇張あり)。六本木と新宿歌舞伎町で日本の総消費量の37%が飲まれるシャンパーニュです(ごくわずかに誇張あり)。

僕は自宅で飲んだ経験がなかったのですが、ここ数年ワインにめちゃくちゃ興味がわいてきたのでぜひ飲みたい!と思っていました。

しかし、お高いフランスワインの中でもさらに高いのがジャンパン。よく売っているモエ・エ・シャンドンなんぞの値札を見ても、「貧乏人には縁がねー・・・」とため息をつくだけでした。

しかし、慈悲あふれる神が住まうインターネット界から救いの手が差し伸べられたのです。何度も紹介している安ワイン道場師範さまより「5本セットで12000円の超ハイコスパ・シャンパンセットが楽天にあるぜ!」とのツィートを拝聴しましたのです。これぞ神のお導き。3クリックで購入を決断しましたよ。

というわけで、我が家に5本のシャンパンが降臨しました。ははー、ありがたや~。今回はワイン素人の僕が自宅で5本のシャンパンを飲んだ体験をレポートしてみたいと思います。

そもそもシャンパンってどんな味なんだ?本当においしいのか?1本2400円なんて格安シャンパンで楽しめるのか?そんな素朴な疑問の答えを探りつつお伝えできればと思います。しばしお付き合いくださいませ~。

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どーんと届いたのが、この5本のシャンパン達!12098円(税込・送料込)という格安価格です。販売はマイワインクラブ、運営は東証一部上場のベルーナですね。

結論から書きますと、「シャンパンは全部おいしい」です。全部美味でしたよ。さすが非常に厳しい基準を課されるシャンパンだけあります。どんな値段のシャンパンでも必ず一定以上のクオリティが保証されているのでしょう。12%の絶妙なアルコール度、瓶内二次発酵で生まれる美しすぎる泡の存在、まさにパーフェクト祝い酒と言えます。「シャンパン買っておけば間違いない」は事実と言っていいでしょう!

さらに味わいのバリエーションも広いんです。僕はもっと狭い範囲のテイストしかないんじゃないかと思っていたのですが、レモンのように酸っぱいシャンパンから、桃のような甘さを持つシャンパンまで実に幅広い種類が存在するようです。これはセット買いゆえの気付きでしたね。いや~、買ってよかったですよ。

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では、それぞれ簡単にコメントしてみますね。毎回おすすめの料理と合わせながら飲んでみました。

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①ピエール・ダルシー
ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール40%、シャルドネ20%
淡い黄金色の外見、香りはちょっとバターな柑橘系、味わいは青々しくこれまた柑橘類を思わせる。後味のすっきり感に感動しました。とにかく飽きない。合わせたのは白身魚のカルパッチョで、魚よりもベビーリーフなどの野菜によく合う。苦味と相性いいんですね。

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②デルモット
ピノ・ノワール100%
濃い黄金色の外見、泡が綺麗に一直線に立ち上がり美しい・・・。①のピエール・ダルシーよりも淡いレモン味。絶妙なほんのりとした苦味があって、これは①にはなかった。夏みかんっぽいです。生ハムフルーツと握り寿司に合わせましたが、両方とも塩味と脂にめちゃくちゃマッチする。寿司は違和感全然ないです。一瞬スーパードライを思い出させました。ドライ系シャンパンですね。

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③ディディエ・ショパン
ピノ・ムニエ60%、ピノ・ノワール40%
泡は元気に暴れまわるかのように舞い上がる。泡1本じゃないシャンパンもあるんだ。香りは特徴なくおだやか。しかし味はかっこいい!レモンだけじゃなくピーチなども感じる。華やか、甘い、ブランデーのニュアンス。口の中での返り香が香水のようだ。エロティックでアダルトな感じ。野菜天ぷらに合わせると極上の1杯になる。華やか×華やかで、相乗効果バリバリです。

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④アンリ・デュポア
ピノ・ノワール65%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ20%
泡は激しく湧き上がるタイプ。香りは柑橘っぽくない。バターのような・・・オイリーなんでしょうか?味はめちゃくちゃ飲みやすい!端的に甘いんです。①②③は味わいの芯が酸味だったのですが、このお酒は甘みがメインになっている。もーヤバいぐらいすすむ。青りんごジュースみたいです。シーフードサラダ合わせたけど、きっとなんでも合いそう。そのぐらい甘さは偉大。

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⑤ベルヴィーニュ
ピノ・ノワール100%
泡は乱舞系で、色はけっこう白に近い。香りはセサミやバターかな。味わいは桃のような甘さの後に鋭い酸味がくる2段構え系!辛口日本酒みたいなキレを感じます。これがこってりした料理とベストマッチなんです。合わせたのはホタテバター醤油。バターの濃厚さをシャンパンがスパッと切ってくれる。この組み合わせは鉄板だわー。

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品種表示、ティスティングコメント、おすすめ料理が載った同封の説明書。簡潔ながら的確で、見事な付録です。ちゃんとソムリエ雇っている成果が出てますねー。すばらしい取り組みかと。

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いやー堪能しました。全部本当においしかった。基本一晩で飲みきりましたが、飲めちゃうのも怖い(笑)。

僕のシャンパンのイメージは、③のディディエ・ショパンのような華やかで妖しい味わいでして、飲んだ時まさにこれだよ!と思いました。しかし、②のデルモットのようなビールみたいに楽しめるシャンパンもあるということを知れたのが、今回一番の収穫かもしれませんね。地味な脇役シャンパンもあるんだ、そしてそれが活きるシチュエーションもあるだなぁと感じ入りました。

このような格安と言っていいシャンパンでも、シャンパーニュに積み重ねられてきた信頼の歴史をひしひしと感じましたね。見た目、香り、味、どれも一分の隙もありませぬ。1ブランドではなく、産地全体でここまでの水準を保つのは、並大抵じゃないでしょう。日本酒でここまでの地域ブランドを作り上げるには、どれだけの時間と努力を必要とするか想像もできませんね。しかし、やらねばいけないことなのでしょう。

それにしてもシャンパンが大好きになる5本セットでした。ベルーナさん、ありがとう!そしていつか自宅でドン・ペリニヨン飲んでやると心に誓いました。はたしてドンペリをブログで紹介する日はいつでしょうか?(笑) 期待してお待ち下さいませ。

それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました~。





内容に変動がありますが、これが僕が買ったセットです。おすすめ!