フェウド・アランチョ「シラー」「グリッロ」リーズナブルなシチリアワインを楽しむ！ : 神奈川健一のお酒ブログ

味の傾向：量販店で買うことができる低価格なイタリアワイン。赤ワインのシラーは糖分少なめ渋味酸味でガッツリ魅せる硬派な味わい。白ワインのグリッロは辛口だが酸味がまろやかで飲んでて疲れない。どちらもワンコインワインにない個性が魅力的だ。

僕の評価：ワインなので未採点。全種類飲みたいぐらいにお気に入り。

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ひさびさにワインレビュー行きますよー！「フェウド・アランチョ　シラー」と「同　グリッロ」です。イタリアはシチリア島の赤ワインと白ワインであります。

今回のワインも安ワイン道場師範さまからの情報です。全酒飲みはフォローしてください（真顔）。

フェウド・アランチョは輸入業者のモトックスが国内展開しているワインシリーズなのですが、けっこう量販店で売っているらしくて手に入りやすいんです。僕はビックカメラで買いましたし、紀伊国屋でも見かけました。ツイッターではイトーヨーカ堂で売っていたなんて情報もありましたね。

このフェウド・アランチョ、ヨーロッパのワインとしては珍しく初心者向きなのです。まず値段が安い！ほとんどの商品が約１０００円です。そして使用されているぶどう品種が単一！カベルネ・ソーヴィニヨンとかシャルドネとか明記されているので、勉強になるし味わいが想像しやすいのです。

いやー、こういうの待っていたんですよ。アルパカやサンタ、コノスルなどのチリワインは安旨の代表格ですけど、そろそろ違うのに手を出したいなー、でも旧世界のワインは高いし分かりにくいなーと思っていた僕にはど真ん中な銘柄です。ラベルもかっこいい！

今回選んだシラー（オーストラリアだとシラーズ）はスパイシーさがウリの赤ワイン品種、グリッロはシチリア特有の白ワイン品種でフルーティさが特徴だそうです。これは楽しみです！

◆定番安ワインとはひと味違う味

味の第一印象は「甘味を絞りまくった酸味渋味主体の味がかっこいい！（シラー）」「辛口だけど酸が丸くて、ちょっとわかってる感出ている（グリッロ）」というもの。これはわかりやすく個性的。そして飲みやすい！

シラーは香りからしてフルーティさのカケラもなくてすごいです。なめし革のイメージですね。味わいも硬派！酸味渋みオンリーって感じです。でも重くないので飲み疲れないんですよね。このバランスの良さが秀逸です。日本酒で言うなら吟醸づくりしていない純米酒（加水あり）って感じ。

グリッロはフルーティという話でしたが、僕はそんなイメージは受けなかったですね。香りはバター感ありました。味わいもフルーティさよりも酸味が主体の辛口タイプ。でもその酸が刺々しくないんですよね～。ここが気に入りました。安いワインにありがちな「酸っぱい！」な印象一色じゃないところが「うーん、ヨーロッパワイン飲んでるぜ」的な雰囲気でいいです。

◆わかりやすくマニアック

味わいも期待通りの面白さ＆おいしさで、この銘柄めちゃくちゃ気に入りましたね。マイナーな品種を含めて１０種類近く商品があるみたいで、もう全部飲みたい勢いです。通勤途中にビックカメラあってよかったなぁ。このためにビックカメラアプリをスマホにインストールしましたよ！（笑）

普段飲んでいたチリワインとは明確に違う感じですね。ちょっとワインに慣れてきた人がその個性に喜んじゃうタイプの味わいです。いわば「わかりやすくマニアック」。日本酒なら新政好きになった人が、他のＮＥＸＴ５メンバーのお酒に進んでいく感じでしょうかね？うまく例えられているか微妙ですが！

「フェウド・アランチョ　シラー」「同　グリッロ」、安ワイン界に新しい期待の新星が現れました。ワイン好きはもれなく飲みましょう～。

名称：フェウド・アランチョ　シラー（赤ワイン）

ぶどう：シラー１００％
地域：イタリア　シチーリア
アルコール度：１３．５％
購入価格（税込）：１０００円ぐらい/７５０ｍｌ
輸入元：株式会社　モトックス
購入日：令和２年２月８日
購入店：通勤途中のビックカメラ

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