写真 2020-03-28 16 39 08
味の傾向:
醸造アルコール添加された吟醸酒。加水多めのアルコール15%のお酒らしく、水が多く滑らかな舌触りが特徴だ。香りはリンゴ系の甘い香りで、味も甘くシンプルなテイスト。今回のお酒は熟成感があり、やや香りや味わいを阻害している印象である。しかしチーズ系とはめっちゃ合うぞ。

合わせた料理:カルボナーラ、6Pチーズ

僕の評価:65点/100点(この熟成感は恐らく想定されていないものかと)

◆◆◆

今日も日本酒をご紹介していきます~。愛媛県のお酒である「山丹正宗(やまたんまさむね) 吟醸酒 R1BY」であります。名前がめちゃくちゃシンプルですね!

愛媛の日本酒はかなり珍しいですよね。どんなのがあるか調べてみたら、賀儀屋や石鎚などがある県なんですね。どちらも当ブログではレビューしたことないですな。うちのブログでこの山丹正宗で、ようやく3本目の愛媛酒です。

個人的に水がたくさん加えられているアルコール度15%のお酒が大好きでして、さらに醸造アルコールが入っているこの山丹正宗のような吟醸酒は僕好みのお酒です。その適度な飲みごたえと、スルスル飲める軽さが好きなんですよね~。優先的に買っちゃいます。

スペック確認です。このお酒はラベルにしっかり書いてあるのでありがたいですね。

アルコール度 15%
精米歩合 60%
日本酒度 +3
酸度 1.5
アミノ酸度 不明
加水あり、吟醸づくり、火入れ、アル添

数値としてはすご~く普通なので、あまり語る点はないですね。若干日本酒度がマイナス寄りなので、やや酸度を高くしてバランスを取っているのがわかります。加水も多めなので、より酸っぱく感じるのかなぁ?という印象です(日本酒はお水を加えるほど酸っぱくなります)。

さて、飲んでみましょう!

◆あれ、熟している!?

お酒を注いでみると、おや、黄色く色づいています。これは熟成しているしるしなのですが、ちょっと意外ですね。糖分が多いのでしょうか(糖が多いと色がつきやすいのです)。

香りをかぐと甘~いフルーツの香りが。これはリンゴ系ですね!そしてそこに混じるカラメルの匂い。ああ~、これは熟成が進んでいます。そういう仕様なんだろうか?

飲んでみるとシンプルな糖分の甘みと軽やかさ舌触りが、ザ・アル添15%酒、といった味わいです。うむうむ、想像通り。

そして熟成の苦さがある!やっぱりな~。

これ、想定通りなのだろうか。糖分の甘さに熟成の苦味は個人的には苦手な味わいです。どうにもアンバランスな気がするのですがどうでしょうか。

◆料理を選べば解決

香りも味わいもかなり自分の趣味と離れたテイストでした。こういう甘いフルーティなお酒には熟成の味わいは似合わないと思うんだよなぁ。

この熟成感、たぶん想定されていないんじゃないかな。糖分が多いお酒で火入れしているのでこんな感じになりやすいのですが、狙ってはいないと思います。ラベルの説明でも「淡麗ですっきりした風味」と書かれていますし。

ただ、食事との相性は簡単で、チーズ類とめちゃくちゃ合いました。特にチーズたっぷりカルボナーラはよかったですよ。苦味がチーズにフィットし、食中では軽い甘さがじんわり楽しめる好相性でした。こういう時、やっぱりチーズは万能ですね。

「山丹正宗 吟醸酒 R1BY」、ちょっと運の悪い出会いだったかなぁという印象です。別の商品を飲んでみたいですね。

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