こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。

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開けたが最後、その場のすべてを塗り替え支配してしまう禁断の酒。新潟は南魚沼の聖地・高千代酒造において、秘伝の技により醸される危険と紙一重の魔のお酒・・・・そう、それが今回ご紹介する「たかちよ 純米大吟醸黒ラベル おりがらみ」だぁ!


ご託はいらん、さっそく開けてしまおうッッ!


バキッ、くるくるくるくる、ッポン(栓をねじ切る音)

・・・・・

モ、ワワワワワワワ~~~~~~~ンン


めちゃめちゃ甘い匂いが周囲を漂いはじめる!ちょっと凄すぎ!手加減ということを知らないのか、お前は。まるで香水のようだッ!ここまでくると、食卓テロではないだろうか?まさに香りの爆弾である。

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口に含んでみると、おりがらみだけあって微炭酸感がシュワシュワくる(これは少し保存すると無くなる)。そして香りから想像できるように、めっちゃ濃くてめっちゃ甘い!似てる味を探すなら、風の森よりもくどき上手が近い。すっきり爽やかなんて生ぬるいことはなく、ひたすらお米の甘さが怒涛のように口の中を支配するのだ。

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いやー・・・村祐もそうですが、新潟のお酒はなんでこう極端なんでしょう?一方に淡麗な澄んだ辛口酒があるかと思えば、このたかちよのような世の中の日本酒の中でもトップレベルに濃厚甘口なお酒を造る・・・・。右か左、どっちかに振り切ってないと、越後人は安心できないのでしょうか?


ちなみに絶対に食後酒です。異論は認める。食前に飲むと明らかに重すぎて、食事の邪魔をしますね。ここでも唯我独尊っぷりを発揮。でも、酔いがまわった後半には、その甘さが脳みそに心地よい刺激を与えてくれるので、実に美味です。

たかちよは色々な色のラベルで、多種の商品を展開してますが、それぞれ果物をイメージして作ってるのだとか。そりゃあ甘いはずです。この黒ラベルはパインだそうです。これを聞いただけで、フルーティ日本酒派の皆さんは、興味持ったのではないでしょうか?


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このたかちよ、それと村祐、謙信あたりを飲んでから「日本酒の地域性は多様だよなぁ」と思うようになりました。新潟なんて90年代の淡麗辛口ブーム以降一番画一的なイメージのある県ですが、まったくそんなことないですね。お米、杜氏集団、水、などなどが複雑に絡み合って、県のイメージを作り出してると思うのですが、まだまだ勉強中であります。いつか、面白くこのブログで解説できるといいですね。

僕の固定観念を崩してくれたきっかけの銘柄たかちよ。そのライナップの中から今回は「純米大吟醸 黒ラベル おりがらみ」をいただきました。これに限らずたかちよは全銘柄楽しいことうけ合いです。ぜひとも見かけた時は、手にとってみてください。

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名称:たかちよ 純米大吟醸黒ラベル おりがらみ(無濾過生原酒) 
精米歩合:48%
酒米:不明
アルコール度:16% 
日本酒度:不明 
酸度:不明 
蔵元情報:高千代酒造株式会社 
購入価格(税込):1728円/720ml 
購入日:平成28年4月20日 
購入店:徳丸商店(店頭)


購入アドバイス

たかちよは酒販店を限定している銘柄だそうだが、通販に熱心なところも多く、入手は容易な方の銘柄だ。だが限定品が多く、今回の黒ラベルおりがらみも、今年のみと説明している酒屋さんもある。ファンになったら、ぜひ近くの特約店をフォローし、入荷状況をよく確認しよう。


オススメ酒販店

徳丸商店
ここはたかちよが4合瓶でバリバリ揃ってるので、とってもお勧め。ぜひとも複数買って飲み比べをしよう。而今の抽選販売もしてるので、お店で聞いてみるといいです。

小山商店
豊潤系日本酒の聖地。聖蹟桜ヶ丘という、ごっつい名前の場所にある。車で行くのがベターですね。確か、たかちよが生まれるきっかけになったお店です。ちょっと記憶曖昧なんですけど。通販は、電話で直接たずねて注文するのがお勧めです。