こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。

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日本酒以外お酒として認めねぇ連盟会長の僕ですが(でもビールとワインと焼酎とジンとウィスキーはちょっと認める)、居酒屋では弱味があります。それは「日本酒は値段が高い!」と言われてしまうこと。

「じゃっかしい!蔵元の利益と、居酒屋の利益を勘案したら、この値段がギリギリなんでぇ!!」と罵倒したいところですが、特別マニアでもない人に言われると、ぐうの音も出ません。確かに、ビール一杯500円のお店で、日本酒一杯900円と言われてしまうと、「えー?」と思われてしまうんですよね、とほほ。しかもその値段で一合出ないお店も珍しくないですし。


そんな末法の世の中、このままでは居酒屋における日本酒消費量は減るばかりだ!と危機感を持つ店主が最近は増えてきました。僕が今まで紹介したお店だと、以下のお店はガチでお勧めです。

秋葉原「アキバの酒場」地酒が1合500円均一!日本酒好きが集う名立ち飲み屋

三軒茶屋「采」1人飲み大歓迎の日本酒立ち飲み屋で熟成酒に酔う


そして、決定版とも言える「日本酒原価酒蔵」が御徒町あると聞いて、喜び勇んで行ってきました。なんと、全ての日本酒が原価で飲めるんだそうで。すげえ!しかし、それは罠で、フライドポテトが2000円とかするんじゃねえだろうな?これは調査しないといけませン!


JR御徒町駅で友人3人と合流して店に向かいます。御徒町は隣駅の上野に続く問屋の街。アメ横に代表される繁華街の側面もありますが、現地で働く人のための生活の街でもあります。日本酒居酒屋の価格破壊を目指す日本酒原価酒蔵の本店が、この御徒町にあるのも、そういう日常的に飲むお客をターゲットにしているからかもしれませんね。

お店は駅から5分もかからずに行ける好立地。2階に上がって予約してることを告げると、3階に案内されました。まだ夕方の5時では人は少ないですね~。内装はごくフツーの居酒屋です。もう驚くほど普通。蕎麦屋かと思いましたw これは緊張のしようがない。あー、敷居が低いというのはいいですねぇ。


着席するとお店のお兄さんがシステムを説明してくれる。

・入場料として880円かかる
・日本酒はすべて原価。定価がメニューに書いてある。
・一合づつ別の瓶に詰めて提供される。
・外税


ほうほう、基本料金ありの飲んだ分だけ払いということですな。これはたくさん飲まないといけませんね!(錯覚)

メニューには味の傾向を判断するための4つのタイプに区分されていたりして、親切。そして、見よ!これが原価の日本酒お品書きだッ!(一部抜粋 黒い数字が仕入れ価格。赤字が提供時の価格です)

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もうね、ほとんどのお酒が300円~600円で一合です。ありえねぇ!!目立つところでは「獺祭磨き二割三分」1029円(外税)。このメニューの中では高いですが、相場の3分の1ぐらいか!?ってぐらい。他にはそうそうお店で飲む気になれない「醸し人九平次 純米大吟醸human」が624円!!もうね、押したら気持ちよくなるスイッチを、目の前に出されたパブロフの犬状態です、僕ら。

無論、これだけあると通好みのお酒もあって、奥播磨、伊根満開、庭のうぐいす、達磨正宗などがズラリ。特に伊根満開の赤米酒(その名の通り赤いお酒、古代米を使用してる)なんて、そうそう居酒屋でお目にかかれませんが、この値段なら怖いもの見たさで飲む気にもなります。

そう、この日本酒原価酒蔵で飲むことの一番のメリットは、気軽にあらゆる日本酒を飲める、ということです。 世に素敵な日本酒居酒屋数あれど、お値段と雰囲気のせいで「気楽さ」は少ない店が多いと思います。僕は、それが新しい日本酒ファンの育成に一番必要なものだと思っているのです。これは理想のお店が見つかったかも・・・?テンション上がります!


なにはともあれ乾杯しましょう!まずは発泡酒だろうということで、これらをオーダー。
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 獺祭50スパークリング(486円外税)、泡々酒(432円外税)、花泉にごり酒(255円外税)、庭のうぐいすどぶろく(275円外税)。もう値段がおかしいw ソフトドリンクかよと。やはり獺祭はうまいッス。

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アジフライ(390円外税)。ごくフツーですが、揚げ物好きな僕にはマストバイ。

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クリームチーズ西京和え(490円外税)。日本酒にはチーズ。うむ、わかっとるのう!

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炙り〆鯖(690円外税)。これもごくごく常識的な味なれど、日本酒が最高なのでうまい!

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花垣の仕込み水(265円外税)。日本酒飲むからには和らぎ水を用意しないとねっ。有料ですがこの店では蔵元の仕込み水を飲むことができます。これはありがたい!


さあ、店内もお客がどんどん入ってきます。1時間もすると満席になった模様。こりゃー、人気店ですね。土日は予約がオススメです。食べログ経由のネット予約に対応してるので、ぜひ使ってみましょう。

周りの皆さんも、いろんなお酒注文するのを楽しんでる模様。一合で提供されると、分け合うのも簡単で、実にいいんですよね。 さあ、どんどんいきますよッ。


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醸し人九平次・純米大吟醸human(624円外税)。僕がF1クラスと呼ぶ、一升瓶6000円オーバーのお酒です。ここまでくると、3000円クラスのお酒とは造りも味もまったく違いますからね。そんなお酒も気軽に飲める。この体験、まじ新しいです。45%磨きの山田錦。堪能しちゃいました♪

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梵・特選純米大吟醸・磨き三割八分(540円外税)。調子にのって大吟醸ばかり頼んでるのがわかりますw しかし、この後口の中がダレてしまって、大吟醸ばかりはいかん!と皆で意識を改革。

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天吹・特別純米(281円外税)。そんな時は辛口の純米酒、というわけで佐賀県のこれを。口の中がすっきりします。

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村祐・常盤ラベル・亀口取り(356円外税)。僕ともう1人の友人が大ファンな村祐の特にコスパよくおいしい逸品を。これも、外で飲むと高いよなぁ。多分一合なら1200~1500円といったところでしょうか?120mlで900円とかかなぁ。和三盆味に頬が緩みます~。

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くどき上手・純米大吟醸・亀ノ尾(432円外税)。また純米大吟醸w しかしくどき上手は個性的な甘味なので、飲み会後半に飲むのに向いてるンです!(力説)


後半、店内が満席なのもあって、店員さんはてんやわんやです。ドリンクのオーダーも遅れがちになります。まあ、ここはしょうがないでしょう。コストを抑えるために人件費はかけられないですし、ドリンクも生中ばかり注いでいればいいわけじゃないですしね。そこは察するのが酒場の心配りです。


さ、十二分に堪能させていただいたので、お会計といきましょう!(写真を撮ってない料理もいくつかあります) 気になるお値段は・・・4人で14576円、1人あたり3644円。おお、安い!ここまでがっつり結果が出ると、嬉しくなっちゃいますねぇ。7000円,8000円は余裕でいきそうな飲みっぷりでしたが、このお代。うわさ通りの価格破壊店です。


正直な話、お店は特別な雰囲気などないですし、料理も平均的なものでした。が、それを補って余りある「気楽に本当の意味でいろんな日本酒を試せる」という長所、これは非常に高く評価したいです。日本酒にはいいお酒がたくさんある。しかし、それを飲む機会は極めて少ない、それが現在の日本酒の弱点です。

それを克服しようとする店「日本酒原価酒蔵 上野御徒町店」。ぜひ、日本酒に興味を持ったら訪れてみてください。日本酒の奥深さにきっと感動できますよ!



日本酒原価酒蔵 上野御徒町店
東京都台東区上野3-20-7 ヨコハマビル 2F・3F
16時~23時半
無休