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味の傾向:精米歩合1%の純米大吟醸。香りは強すぎず弱すぎずフルーティなスタイル。余韻のアルコール感が心地いい。味わいはひたすらきれいな甘みにほんのり酸味が混ざる。食事と合わせることですごくおいしくなるが、料理の選択がシビア。がんばろう。

合わせた料理:鯛の刺身、海老の天ぷら、マグロとウニの手巻き寿司

僕の評価:いただきものなので評価なし。飲めて感無量です。

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ついにこのお酒のレビューです!「楯野川(たてのかわ) 純米大吟醸 光明 山田錦」であります。うぎゃー、きちゃったヨ!

全量純米大吟醸の銘柄である山形の楯野川がリリースする究極の大吟醸です。その精米歩合は1%!誤字じゃないですよ。本当にお米を99%削った精米歩合1%のお酒なんです!

数年前にリリースされた記事を読んだ時は冗談かと思いましたが、本当でした。今回は蔵元のTwitterキャンペーンで当選したため入手できたのですが、いただいたものは山田錦を使った光明でして定価はなんと22万円!どひゃ~~~(出羽燦々は11万円)。

いったいなにがそこまで楯野川を駆り立てたのでしょうか。これはもう全力で味わう必要があります!

スペックを確認です。全公開されていてあがたいです。

アルコール度 15%
精米歩合 1%
日本酒度 ー2
酸度 1.3
アミノ酸度 0.6
純米、吟醸づくりあり、火入れ、加水あり

安心のアルコール度15%ということで、かなり実力が試される度数です。数値で目立つのはアミノ酸度0.6ですね。アミノ酸の元となるタンパク質が極限にまで減らされているのがわかります(米を削るほどタンパク質は減ります)。とはいえ1%精米なんて未知の領域なので想像がつきません。飲んでみましょう!

◆繊細な料理と合わせて極上の味わいを楽しむ

冷酒でグラスにそそいで色を確認しましょう。ふむ、ほんの~りと黄色がかっています。火入れしているお酒なので当然ですね。とはいえごくごく薄いです。照りもよくめちゃくちゃきれいなお酒と言っていいでしょう。

香りを確認。ほどよい強さのフルーティな吟醸香!華やかだわ~。無駄な香りは一切ありません。アルコールの匂いと混ざってブワーッと広がる奥行きを感じさせます。これだけきれいだと、合わせる料理は香りが穏やかなものを選んだほうが良さそう。

飲みます。

うひょ~~~~~~!!!海鮮料理と合わせると驚異的にきれいな甘みをひたすら楽しめるぞ!!

きたぞきたぞ!純米大吟醸の繊細さが最高レベルで表現されている!

甘みは言うまでもなくストレートに味わえて甘美です。意外なのは酸味がやや目立つのと収斂味(口がキュッとすぼまる感じ)が明確にあること。これはアミノ酸の低さゆえに出てきているのでしょう。このため、単独で飲むより食中に飲んだほうがバランスが良く感じられます。

上品な海鮮系の料理が最高でしたね。鯛の刺身、たまりません!!海老の天ぷら、お酒の甘みがはじけます!!マグロとウニの手巻き寿司、これはウニをオリーブオイルにつけて食べると極上でした!!

逆に野菜がことごとくダメでした。これにはびっくり。野菜天とかアボカド刺し+オリーブオイルとか。野菜特有の青臭さが逆に目立つんですよ。光明の香りがきれいすぎるからでしょうね。こんな経験初めてでした。さすが精米歩合1%です。

◆精米歩合のその先へ

いやー、貴重な経験をさせていただきました。やはり通常のお酒とは違うので、バランスが異なっているのがよくわかりましたね。あと、開栓後の変化ですが、初日より数日後の方が香りも味もいい印象でした。約1週間で飲みきりましたが、2週間ぐらい引っ張ってみたかったですね。

このお酒を飲んでみて感じたのは、楯野川はいわゆる精米歩合競争を終わらせたかったのかな?ということです。1%という究極のお酒が完成したら、それ以上の高精白競争は意味がないわけです。光明以降の日本酒は、新たな価値を模索する必要が出てくるのでしょう。日本酒新時代の幕開けですね。

「楯野川 純米大吟醸 光明 山田錦」、ただただそのチャレンジに敬意を表したくなるお酒でした。また飲むことができると嬉しいです。