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味の傾向:今までにない香りを持つ芋焼酎。香りはまさにライチそのまんまのフルーティなスタイル。ほんのり混ざるアルコールのにおいもたまらない。味わいは香りに影響されてふわりと甘い。日本酒とは異なるフルーティさに驚くぞ。

僕の評価:焼酎なので未採点。飲めば芋焼酎の概念が変わる。

◆◆◆

スーパーで買える焼酎のレビューいきますよ~。「濱田酒造 だいやめ ~DAIYAME~」であります!

最近フルーティな芋焼酎が注目されているのをご存知でしょうか。有名なのは国分酒造のフラミンゴオレンジ、あの霧島酒造もSUZUKIRISHIMAというフルーティな新商品を宮崎で先行販売を始めたとか。にわかに注目されているジャンルなのです。

その中でも入手しやすくインパクトも抜群というこのだいやめを購入してみました!ウリ文句は「ライチのような華やかな香り」。あの芋焼酎の独特の香りが本当にフルーティになるの?と期待と不安が半々の気持ちで買いました。

日本酒の地酒もフルーティな吟醸香を出すお酒が主流になって、楽しみ方が大きく変わりましたよね。はたして焼酎にもフルーティ旋風は吹き荒れるのでしょうか?

スペックです。

分類 本格焼酎
アルコール度 25%
原料 米麹(黒麹)、サツマイモ
蒸留方法 減圧蒸留

独自技術でつくった「香熟芋」で仕込んだ点が最大の特徴だそうでして、これがフルーティな香りを生んでいるらしいです。他のスペックはごく普通の減圧蒸留された芋焼酎といった印象ですね。では、香熟芋の実力を見せてもらいましょう。

◆ライチすぎて腰抜かす

さて、とりあえず常温でグラスにそそぎます。まあ、色は限りなく透明ですね。焼酎ですからね。

香りは、ちょっ、完っっっ璧にライチなんですけど!!うおわ、これはすごい。アルコール度が高いのでエタノールのにおいが混ざりますが、ほぼライチ。氷入れてロックにすると、香り全体にクールな印象が混ざり、夏に飲むと最高です。

飲んでみます。

ほんのり甘くて飲み心地は軽やか。舌触りに糖分が感じられないのにフルーティなので、まるで糖分のない吟醸酒のようだ!

すごい、不思議な感じ!これだけ甘さを予感させる香りなのに、お酒の中には糖分が存在しない。日本酒ではできない体験ですよ!

お酒の味自体はアルコールの味主体のほどよい甘さなのですが、フルーティな香りに引っ張られて全体の印象は華やかです。

そして糖分が存在しないがゆえの飲みやすさ!超イージードリンキングできちゃいます。日本酒の吟醸酒だと糖分多めになりやすいので、こういう体験はできません。いや~、蒸留酒もすごいっすね。

◆フルーティ焼酎時代の幕開けか

これは驚きの1本です。とにかく一度飲んでみてほしいですね。さらにすごいのは、スーパーなどの量販店で簡単に手に入るお酒だということです。日本酒だとこういう革新的なお酒はすぐ入手困難になったりしますが、だいやめは生産量が多いようでいつでも買えるんです。

日本酒は十数年ほどフルーティ時代が続いているわけですが、ついに焼酎もそういう時代に突入したのかもしれません。新しいファンの獲得が大切なのは焼酎も同じ。今後どのように発展していくのか、じっくり観察したいものですねぇ。

「濱田酒造 だいやめ ~DAIYAME~」、百聞は一見にしかず、フルーティ焼酎という新ジャンルを体験してみてください!







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