こんにちは~、神奈川建一です。
今回は2022年8月に行ってきた秋田旅行のレポートをお届けします。
秋田と言ったら酒好きの聖地ですよ、メッカですよ、エルサレムですよ!いつか行きたいと思いつつも、行けてなかった心の故郷です。なにせ当ブログは秋田酒のレビュー数がナンバーワンですから!
今まで秋田酒を送ってくれてきた秋田在住の友達が大歓迎してくれる(しかも案内もしてくれる!)という申し出も後押しして、人生初の秋田旅行を決心したのです。母さん、秋田市の新政門でダブルピース、キメてくるヨ!
が、計画を詰めていくにしたがって先行きに暗雲が漂うようになってきました・・・。
①休みを取った期間が秋田一番の激混みシーズンである竿燈まつりに丸かぶりで、あらゆる宿泊施設が完売。
②コロナ・オミクロンちゃんが大暴れ。
③東北に大雨の予報がバリバリ出はじめる。
いったいどうやったらここまでひどい状況になるのかと疑うレベルの旅行計画になってきたのです。しかも宿泊施設がマジで借りられなかったので、人生初のソロキャンプ(というかキャンプ自体が初)をスケジュールに2日も入れているという・・・。酒の神よ、僕に秋田に行くなというのか!?
しかし、神に反逆してこそ人間というもの!たとえ雷に打たれようとも秋田で酒を飲むという僕の決心は揺るがないのだ!(内心超ビビってました)
と、いうわけで4泊5日の秋田旅行、はじまります~。
キャンプということで、いざという時の車中泊も予測して車を使って横浜から秋田を目指します。相棒はトヨタレンタカーで借りたカローラ・ツーリング。もりもり荷物積めるんで大助かり。よし、トヨタえらい!
横浜から秋田は高速使っても10時間コース。さすがに初日に一気に行ってもヘトヘトになるだけと判断して、まず宮城でキャンプ泊します。10時間ドライブを2日に分けてこなすわけです。ハマっ子は頭脳プレイが得意なのです。
キャンプ場は不動尊公園キャンプ場。設備がそろっている初心者向きのキャンプ場ということでチョイス。夏場だけど平日だったので人も少なく静かで当たりでした。なんとかお風呂にも入れたし!
テントの設営は苦労したけどなんとかなりました。さすがコールマンのテントだぜ。みんなもコールマン買おうな!
キャンプ飯はシーフドミックスのアヒージョを作る。うまい!そしてキャンプ飯は虫との戦いだと知る。カエルも突っこんでくるしな!蛾め、コーヒーに入ってこようとすんな!
翌朝6時ぐらいから宮城を出発して岩手経由で秋田に向かいます。ここで大雨と遭遇!恐怖の高速ドライブを命からがら生き延びて(マジで)秋田に入ります。この時の雨が山形で悪さしたのですねぇ。
秋田に入ると驚いたことに雨が上がります。待ち合わせ場所の能代市のスーパーに到着した時には雲の隙間に青空さえ見える!酒の神さま、歓迎してくるのか!?
ここで秋田の友達と合流。馬刺し(この地域の隠れ名物だとか)でランチを食し、神龍に挨拶してから能代市観光スタートです!
能代市は秋田市の北側に位置する市で港のある町。市内には喜久水酒造がありますね。ちょっと北に行くとあの山本合名会社もあります。
まずは秋田有数の品揃えを誇る天洋酒店へ。店内に入るときちっと冷蔵保管された秋田酒がずらりと。うおおお、すげぇ~~~!(店内写真は許可もらっております)
さあ、次。なんとすぐ近くの喜久水酒造さんの酒蔵見学です。コーディネートしてくれた友よ、ありがとう!
喜久水さんは熟感のある味わいを特徴とする酒蔵さんで、長期熟成が得意な酒質です。全商品四段仕込みで日本酒度は±0近辺。使用酵母は9号とM310とのことです。トンネルを再利用した地下貯蔵庫が有名ですね。さあ、見学スタートです!
精米機!見るだけで日本酒マニアはイケちゃうやつ!
喜久水さんが使っている酒米の中に華吹雪が。青森の酒米なのになぜ?とお聞きしたら、なんと秋田で栽培している華吹雪だとか。秋田産で青森の酒米、面白い!
酒母室~!名前だけでご飯3杯イケる!
麹室の半自動製麹機!おそらく麹箱を自動で積み替えてくれる機械ですね。三菱製らしい。麹室自体はホシザキ製。
この後試飲させていただいたら、亀の尾を使った70%精米のお酒・陸亀がとてもよかったので買わせていただきました。
そして最後は喜久水の誇るトンネル地下貯蔵庫を見学。通年12℃で維持されるトンネルには眠っているお酒がたくさん。喜久水は10万円のお酒「醸蒸多知(かむたち)」があるのですが、個人が購入して貯蔵委託しているやつもチラホラ。もう、クラクラしてきました。
喜久水酒造さん、ありがとうございました!
ふとお店の近くを見ると、山車のようなものが出ています。ってかデケェ!!なんだこれは、動く摩天楼か!?どうやら能代も祭の日だったようで、人出もなかなかのものになっていました(能代七夕の天空の不夜城という祭りだそうです)。
関東はともかく秋田まで来るといまだコロナ対策ガチガチで人の流れが悪いかなぁと不安でしたが、秋田県民もほどよくコロナ慣れしていましたね。皆楽しそう。これぞ日本の夏ですよ。こういう日が戻ってきてよかった。
さて気を取り直してべらぼうさんに入店します。いかにも居酒屋という感じの気取らない店内です。老舗の銘店特有の落ち着きある雰囲気がたまりませんね。なんと冷房がかかってなく、窓から外の心地よい空気が入ってくる!秋田の涼しい夕暮れを活用したたまらない空調です。もうテンションが上がり始めます!
そして出てくる秋田名物の数々。
生牡蠣!とんぶり!じゅんさい!鯛の塩焼き!豚なんこつ!ぐおおお、どれも信じられないほどうまい!!素材の味わいがダイレクトに脳みそに染み込むようだ!ひょおおおおおおおををををを!?特にじゅんさいはこんな植物あるんか?というぐらいの衝撃だ。野菜をゼリーでつつんだみたい!
酒も飲みまくる!
当然能代のお酒ということで喜久水酒造をメインとして(一番最初のはべらぼうのPB!)、秋田酒を飲みまくる。全部むちゃくちゃ似合う!きゃーー!気が違いそう!
料理は秋田らしく、素材の味がそのまま料理の味になっているようなスタイルです。友人曰く秋田は素材のままでおいしいものばかりだから加工食品が苦手だとのことですが、それも納得のデリシャスな体験でした。
そして最後に食べたのがこのくじらのかやき。塩くじらにナスと豆腐を加えて味噌で煮込んだ味噌汁なのですが、こってりしているのにさっぱり感もあってスイスイ食べられちゃう。なんでも夏の定番らしくて、昔の秋田人はこれで栄養をつけたらしいです。ほんまうまかったなぁ・・・(反芻している)。友よありがとう。
その後代行さんを頼んで友人宅に戻りさらに飲みました(笑)。
残りのレポートは後編に続きます~。お楽しみに。
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