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味の傾向:ぜいたくに磨いたお米をつかって醸造された純米大吟醸。洗練された香りは落ち着いたフルーティタイプ。味は雑味のまったくない滑らかな甘味、そして余韻に酸味・苦味・渋味が上品に混ざり合う。魚介類の料理にピタッとハマる味わいだ。

合わせた料理:サンマの塩焼き、ブリの照焼

僕の評価:80点/100点(さすが酔鯨)

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ワインセラーの中に酢とか味醂とか料理酒まで保管するようになった神奈川建一です。

さて、今日は高知のお酒です。「酔鯨(すいげい) 純米大吟醸 丞 R3BY」です~。言わずとしれた有名銘柄、僕のお気に入りのブランドです!

酔鯨はスーパーやコンビニでよく見かけますが、日本酒専門店やデパートでも売っているんですよね。しかも、かなりの頻度で。もちろんそういうお店では販売されている商品が異なっています。客層に合わせて適切な販売しているなぁと感心します。

蔵のHP見ていただけるとわかるのですが、酔鯨は高級酒も幅広いラインナップで隙がないです。ハイエンド(4合22000円!)から廉価な大吟醸まで幅広い。これを全国にくまなく供給しているのかぁ・・・企業としての酔鯨の凄さを感じちゃいますね。

今回はそんな高額商品の中でもお手頃価格(4合瓶3300円)の純米大吟醸を選んでみました。酔鯨のお手並み拝見です♪

スペックを確認してみましょう。

アルコール度 16%
精米歩合 40%
日本酒度 +6
酸度 1.6
アミノ酸度 0.8
純米、吟醸香あり、加水あり、火入れ

目立つのは精米歩合40%ですね。かなりお米を磨いています。磨くとアミノ酸は低めになりがちなので、この純米大吟醸・丞も0.8と低いですね(1.0~1.2ぐらいが普通の純米酒)。雑味のない滑らかな味わいが期待できそうです。

◆魚がうまい!

しっかり冷やしてグラスにそそいでみます。色はきれいですね~。照りがあってクリスタルな外見です。さすが純米大吟醸ですね。

香りを確認。おお、洗練されたムダのない香りです!やっぱり大吟醸はこうじゃないと。ほんのりバナナやメロン系のフルーティなにおいがしますが、あまり強くなくそれほど果実という感じではないです。爽やかな印象ですね。合わせられる料理の幅が広そうです。

飲みます。

滑らか~~な甘味がとっても素敵、そして魚を食べるとなにもかも最高!

いやもう、これ料理と一緒に飲めばおいしさが3倍になるでしょ!

とにかく舌触りがいいです。丸い甘味とでも表現したくなる心地よい甘味がストレートに楽しめます。

後味は意外と酸味・苦味・渋味といった味が出てくるのですが、嫌味ない程度に収まっています。そしてこれらが料理と合わさると、とってもいいバランスになるのですね。

これは絶対魚料理です。サンマの塩焼き最高やった!お酒の甘味がグッと際立つんですよ。ブリの照焼もめっちゃいい!こっちはお酒の甘味と酸味が増して楽しかったなぁ。凝った料理じゃなくても大丈夫です。気軽に合わせてみてください。

◆誰に贈っても安心の大吟醸

さすが酔鯨、伊達にデパートに並んでいません。これだけ万人受けする味わいなら贈り物に最適でしょう。たぶん3000~6000円ぐらいの商品は、こういった誰もが楽しめる味わいなんじゃないかなと想像します。一番のボリュームゾーンですしね。

ちなみに2週間ぐらいかけて飲みましたが、冷蔵庫で保管すれば品質にほぼブレはありませんでした。純米大吟醸でこの安定感も酔鯨らしいですね。初心者から玄人まで誰にでもすすめられます。

「酔鯨 純米大吟醸 丞 R3BY」、贈り物から自分プレゼントまでなんでも対応できる王道の純米大吟醸です。安心して買って大丈夫ですよ!

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