
味の傾向:福井の黒龍酒造がつくる高級大吟醸。華やかな香りは美しさを感じるほど。ほどよい果実香がたまらない。味は淡い印象だが、滑らかで伸びのある甘味が最高にうまい!キレのよい後味の余韻はじんわりと長く続く。見事だ。
合わせた料理:牡蠣の天ぷら、鮭の西京焼き
僕の評価:85点/100点(入手しやすいのもいい)
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こんにちは、好きな駄菓子はキャベツ太郎な神奈川建一です(あのソースの濃さがいい)。
さて、今回の日本酒は当ブログ定番の福井・黒龍です!「黒龍(こくりゅう) 大吟醸 龍」となります~。いえーい!
黒龍は高級酒と定番酒がきっちり分かれていまして、この大吟醸・龍は高級酒の中でも一番入手しやすい商品になりますね。一番人気の純米大吟醸・石田屋などは入手困難なお酒なのですが、大吟醸・龍はネット通販でも通年で買えるぐらいです。安定した供給を実現してくれている酒蔵に感謝ですね。
以前このブログでは同じく黒龍の大吟醸をレビューしています(名前に「龍」が付かない無印の大吟醸)。そちらは洗練された味わいながら食事の脇役に徹するような落ち着いたテイストでしたが、この大吟醸・龍はどうでしょうかね?楽しみです。
スペックを確認しましょう。
アルコール度 16%
精米歩合 40%
日本酒度 +5
酸度 不明
アミノ酸度 不明
醸造アルコール添加、吟醸香あり、加水あり、火入れ
まず精米歩合が40%です。普通の日本酒とは一段違う洗練された味わいが期待できます。またアルコール度が16%ということで、他の15%の度数でリリースされる黒龍のお酒より味に迫力があると思われます。さて、飲んでみましょう!
◆大吟醸の魅力がわかりやすく表現されている
冷酒でグラスにそそぎます。おお~、めっちゃ透明感ある見た目です!キラキラしていますね。イエローのトーンはないわけではないですが、気にならないぐらいの透きとおった印象です。これはいいグラスで飲みたいですね~。
香りを確認します。ひょおう!きれい!穏やかな果実香ですが、ムダなにおいがぜんぜんありません。これぞ高精白の香りですよね~。香りが強い印象はないので食事の邪魔にはならないでしょう。
飲みます。
む~~~ちゃくちゃ滑らかな甘味が口の中で膨らんでいく!そしてじわ~~と長い余韻が素敵!
きたきたー!これぞ大吟醸の魅力全開の日本酒ですよ!
全体の味わいは黒龍らしく淡く軽いです。それでも甘味はしっかり感じられ、しかも極上の舌触りを楽しめます。最高!
これで余韻が短いとあっさりしすぎて物足りないのですが、このお酒はじわ~っと甘苦さが続くので満足感がありますね。
この淡い甘さは魚介類を合わせるしかない!ということで、牡蠣の天ぷらで飲んでみましたが超最高でした!同時に食べた野菜天ぷらは物足りなかったので、肉の旨味があるほうが相性いいのかもしれません。鮭の西京焼きもよかったな~。思い出してもヨダレが出ます(笑)。
◆主役になれる大吟醸
すばらしい1本でした。お値段は4合瓶4400円ですから気軽に飲むお酒ではないですが、この味で購入するのが簡単というのはすごく助かりますね。贈り物などに最適です。
そして無印の大吟醸とのキャラクターの違いもよかったです~。大吟醸・龍はお酒を主役にして楽しめる大吟醸ですね。どちらも食事と一緒に楽しめるのは同様です。目的に合わせてチョイスするのがよさそうですね。
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