
こんにちは~、神奈川建一です。
日本酒が好きな皆さんは、きっと日本酒度という言葉を聞いたり見たことがあるのではないでしょうか。+5とか-10とか書いてあったりしますよね。ジャンルの名を冠した数値なんてかっこいい!ガンダム度とかスタバ度とかみたい(ナニソレ)。
ただ、この日本酒度、酒蔵さんも必ず完成したお酒で測定する公式な数値であるにもかかわらず、役に立たないとか見る必要がないなんて意見があったりします。皆さんの中にも、お酒選びにどう使ったらいいかわからないという方、いらっしゃるのではないでしょうか。
僕も日本酒度はお酒選びに役立たない、見る必要がないという立場です。正確に言うと、日本酒度だけでは役立たないから見る必要がない、ですね。その根拠は、お酒の味は日本酒度以外の要素が複雑に混ざり合ってつくられるからです。
日本酒度はお酒の中に糖分(主にブドウ糖)がどれだけ入っているかを計測した指標です(正確には違いますが、僕ら飲み手はこのレベルの認識でOKです)。+の数値が大きいほど糖分が少なく、-の数値が大きければ糖分が少ないとわかります。
つまり日本酒度がプラスなほど辛口、マイナスなほど甘口ってことですね!と、言いたいのですがそうじゃないんですわ~。なぜなら日本酒の甘さを左右する要素が他に3つもあるからなのです。
①アルコール
日本酒はアルコール度が幅広いお酒でして、21%なんてお酒から8%の低アルまで存在します。そしてこのアルコールってのは甘い(そして苦い)性質を持つので(※1)、アルコール度が高いお酒は日本酒度にかかわらず甘く感じられるのです。
②アミノ酸
日本酒の特徴である旨味を支えるのが高いアミノ酸の含有量なのですが、アミノ酸も甘かったりするのです!日本酒度がプラス寄りで(=糖分少ない)アミノ酸をたっぷり含んでいるお酒は十分甘くなります。
③酸味
酸っぱい味わいは甘さを抑えるという効果があります。最近の日本酒は酸味があるものも増えてきたので、この影響で味の印象が変わってきます。酸味がしっかりあると日本酒度がマイナス寄りでもそこまで甘く感じないのです(※2)。
お酒が甘いか甘くないか?という基本的な要素だけでも日本酒度以外に3つも考慮しないといけないポイントがあるんです。ありゃりゃりゃ~。そりゃ、日本酒度だけではお酒の味はわかりませんよ。


実際、日本酒度を表記しない酒蔵さんも多いですよね。まあ、当然だと思います。僕もせめて酸度(お酒の酸っぱさ)ぐらいないとお酒選びには使えないなぁと思っています。
同じ酒蔵の商品間での比較になら役立つかなと思います。Aという商品が日本酒度+7でBは+3なら、Bの方が甘口だなという判断は大丈夫でしょう。福井県の黒龍はそういう意味で日本酒度を表記していますね。
ただ、蔵が異なればもう無理です。同じ日本酒度+5でもつくっている酒蔵が別なら味わいはぜんぜん違うと考えた方がいいですね。
なんとも奥が深い日本酒度のお話をさせていただきました。これだから日本酒、お酒は面白くてやめられませんね!
<参考>
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神奈川建一(kanagawakenichi)
<参考>
※1 「味のなんでも小辞典」 日本味と匂学会 編 P225
※2 「【基本の味】味の相互作用」 日本調理アカデミーより正確に日本酒度を知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
アルコールの味についてはこちらをどうぞ~。
おすすめ日本酒店・サケストリートです!

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