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味の傾向:福島県の新進気鋭の酒蔵がつくる純米酒。熟した青りんごや洋梨を思わせる香りは絶妙で、強すぎず弱すぎずのいいバランス。滑らかな甘味はマロンのようだが、甘すぎず後味はキリッとフィニッシュする。完璧な食中酒だ。

合わせた料理:だし巻き卵、カツオのたたき

値段:1540円(税込)/720ml

僕の評価:80点/100点(福島らしさ満載)

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 こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

 今日のレビューは福島のお酒になります!「廣戸川(ひろとがわ) 特別純米 R4BY」です。

 廣戸川は、ここ何年かでグイグイ人気を上げてきた印象があります。好きな人はめちゃくちゃ好きだし、どの商品を買っても安心と言えるぐらい、品質に信頼感が生まれていますね。

 うちのブログでは6年ぶりの登場となります。かなり久しぶりですね~。当時飲んだ純米吟醸は、超フルーティな味わいだったようです。



 今回は最近読んだ、サケラボトーキョー・甲斐さんが書いた本「日本酒を好きになる」で紹介されていた、廣戸川・特別純米をチョイスしてみました。お酒の紹介の仕方が上手なので、ついつい買いたくなるんですよ。

 スペックを確認しましょう。

 アルコール度 16%
 精米歩合 55%
 日本酒度 不明
 酸度 不明
 アミノ酸度 不明
 純米、吟醸香あり、加水あり、火入れ

 純米酒を名のっていますが、精米歩合55%ということで、ほとんど純米吟醸酒と言っていいスペックになります。しかし、その名前を使っていないので、香りは抑えられたタイプなのでしょう。口当たりのいい、滑らかな味わいが期待できそうですね。

◆味わいのバランス、めっちゃすげぇぇ!!

 冷やしてグラスにそそぎます。色は、まあ普通な感じですね。ほんのりイエローのトーンが付いています。加水してある火入れ純米酒らしい見た目と言えます。

 香りを確認しましょう。これは・・・美しい!やはり福島といえば、このエレガントな吟醸香でしょう!それがしっかり出ています。僕の印象では、食べ頃の青りんごや洋梨のイメージですね。すごく食欲をかき立てられますね~。とはいえ、全体の香りの強さは抑え気味です。いいバランス調整ですよ。

 飲んでみましょう。

 うおおお、めちゃくちゃ舌触りのいい甘味!それでいて甘すぎない!最強すぎる味のバランス感覚だぜ!!

 すいません、興奮してしまいましたッ。超~~うまいです!

 甘いけど甘すぎないというのは、言うのは簡単ですがつくるのはめっちゃ難しいです。それが高レベルで実現されています。マロンみたいな甘さなんですよ。

 後味はキリッとしたアルコールの刺激と苦味でキレるのですが、これも秀逸。強すぎず弱すぎず、口の中をリフレッシュしつつ、2杯目の邪魔はしない。これも簡単なようで簡単じゃない。すごい!

 ここまで完成度高いと、食事なんてなんでも合います。今回はだし巻き卵とカツオのたたきで飲みましたが、こだわらなくて全然OK。ご飯とも喧嘩しない甘味のバランスに感動しっぱなしです。カツオのたたきとの相性は、高知酒とタメ張るぐらいでしたよ。すばらしいです。

◆ぜひとも他のお酒も飲みたい

 6年ぶりに自宅で飲みましたが、すごい品質ですね。こりゃ人気なのも当然ですよ。フルーティで派手な味わいと、地味でじんわりした味わいを調和させるのって難しいんです。定番商品でそれができているのは、実に心強いですね!

 この特別純米を買っていなかったのは、人生の損失でしたねぇ。ぜひとも他の商品も飲んでみたいです。公式HPを見たら秋あがり(ひやおろし)が発売されているみたいなので、見つけたら買ってみようと思います。

 「廣戸川 特別純米 R4BY」、すばらしいバランスを誇る純米酒でした。誰にでもおすすめです!

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