実は2023年の11月に、中東の国サウジアラビアに2週間ほど旅行をしてきました。皆さんはサウジアラビアと言えばどんなイメージがありますか?たぶんほとんどの方が「石油王!」じゃないでしょうか(笑)。確かに、王族が治める国で、世界屈指の産油国なので間違ってはないです(ちなみに日本が輸入する原油において、最大の取引量を誇るのがサウジアラビアだそうです)。
僕的に一番興味があったのは、「お酒が飲めないイスラム教の国では、人々はどうやってコミュニケーションを取ってるの?」という疑問でした。サウジアラビアはあの聖地メッカがある、イスラム教大国でもあるのですよ。
今の日本からお酒がなくなったと想像してみてください。ありえないでしょ?すべてのコミュニケーションがアルコールなしとか、どんな苦行なんですかって感じですよ。そりゃ自分も会社の飲み会とかは嫌いですけど、面白い人たちが集まるオフ会でお酒なしとか、年始に親族で集まった時にお酒なしとかになったら、勘弁してくれぇ!と思います。思いますよねぇ?
サウジアラビアは若者人口が多い国なのですが、若い人なんて遊びたいざかりじゃないですか。そんな時にお酒が存在していないなんて、僕にはちょっと理解できません。きっとなにかしら気分を良くする方法があるはずです!
そこで旅する間、街中をじーっと観察したのですが・・・
街が真夜中になって涼しくなると・・・
あ!カフェにたくさん人が集まっている!!
カフェの中に入ると、数々のコーヒーメニューに甘いスィーツがずらりと並んでいます。
なるほど~!コーヒー(カフェイン)、スィーツ(糖分)、真夜中(涼しい)の3点セットでサウジの人たちは気分を上げていんですね!
カフェインと糖分ぐらいで気分良くなるの?と侮るなかれ。お酒と仕組みは違いますが、どちらも人間の脳に直接かつ素早く影響するすごい物質です。カフェインはドーパミンに作用して覚醒効果がありますし、糖分はエンドルフィンなどの物質が脳内に放出されて幸せな気分になります。
さらに真夜中効果もあります!サウジアラビアは砂漠の国でして、皆さんの想像通り一年中暑いんです。真夏の昼なんて生命の危険を感じるほどです。そのため、人に会って遊んだりするのは夜がメインなのですね。家族連れがテーマパークなどに行くのも夜中なのです。カフェなども夜中の2時まで開いていたりするんですよ。
日本の夏を思い出してほしいのですが、夜になって気温が下がるとすごくリラックスしませんか?あと、深夜になると妙にテンションが上がっちゃったりしますよね。そんな開放感のある時間帯にコーヒーとスィーツを同時に楽しむと、かなり楽しい気分になっちゃうんですよ!
実際に僕もサウジ人の真似をして、真夜中にコーヒーとケーキを何度か食べてみたのですが、ケーキの甘みが脳にダイレクトに効いて、なんとも言えない幸せな気分になりました(いい写真がなかったので、上の写真はモーニングコーヒーのものです)。そこにエスプレッソのカフェインなどがズンッと頭脳に入り込んでくると、ある意味ハイな気分になって、こりゃヤベェぞ~とニヤニヤしてしまいましたね。
コーヒーとスィーツを愛しまくっているサウジアラビアですから、カフェのレベルも高い!めちゃくちゃおしゃれな店内、濃厚かつさっぱりした味わいの絶品ケーキ、豆だけでなく抽出方法も選べてしまうドリップコーヒーなどなど、魅力たっぷりです。真夜中を盛り上げてくれるそんなお店が、GoogleMapなどで簡単に探せるんですよ。サウジアラビア、すごい!
お酒が禁止の国でどうやって会話を盛り上げているのか想像もつきませんでしたが、イスラムのルールを守りつつ皆の気分がおおいに上がる飲食物を活用していたんですね。気の合う仲間と会話を楽しみたいのはどこの国でも共通です。食べ物、飲み物は人生の幸福において、やっぱり重要な要素なんだなぁと再認識しました。
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神奈川建一()
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コメント
コメント一覧 (5)
甘い物にコーヒーも美味しいですが、お酒とは完全に別物。
そこは日本茶に寿司、とかまぁ別に何でもいいかな。
ビールの代わりはコーラ。日本酒の代わりは緑茶。
酎ハイの代わりはトマトジュースのオレンジ割り。
これで乗り越えた。
コーラ自体が米国でビールの代わりに作られた物らしいのは納得する。