こんにちは～、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

　さあ、２０２３年ももう終わり！ということで、毎年恒例この１年で僕が飲んでもっともおいしかった日本酒ベスト５を発表したいと思います。

　去年のベスト５はこちら


　皆さんも、きっと多くの日本酒との出会いがあったでしょう。へ～、神奈川健一はそういうお酒に感動したんだ～と、気軽な感じでお酒でも飲みながらご覧いただけると嬉しいです。

　それではいきます！


５位「廣戸川　特別純米」


　福島の銘酒という名声を、がっちり固めつつある廣戸川の定番酒がランクインです！一番手に入りやすい商品ですが、蔵元はこのお酒を酒蔵のフラッグシップと考えているのだそうです。その自信が溢れ出すほどの素晴らしい味わいでした。ふくよかできれいな甘みにノックアウトされましたね！


４位「WAKAZE Fonia Terra」


　フランスでの酒づくりと、日本でのクラフトサケ活動に活躍するWAKAZEがつくる、和スパイスを使ったクラフトサケがランクイン！このお酒は香りがヤバかったです。山椒・ゆず・生姜を使っているのですが、日本酒を超越したハイレベルアルコールに仕上がっていました。複雑さが半端なかったですね。ガパオライスに合うのもお気に入りです。


３位「飛露喜　特別純米　生詰」


　福島のレジェンド銘柄の定番酒がランクイーン！今更説明するまでもない、モダン系日本酒の元祖です。これがもうすごかった。器にそそいだ瞬間から、その香りの美しさにクラクラしたほどです。味はジューシーな甘味とシャープな切れ味が同居するパーフェクトなバランス。まさに職人技でした。


２位「観音下　2018 Vintage vol.2」


　お酒の神さまが石川県で醸す観音下が２位にランクインです！あの農口尚彦研究所のセカンドブランドなのですが、４年熟成が生み出す香りと味わいに驚愕しました。焼き菓子のような香ばしい香りに、ずっしり濃厚なのに意味不明にスッキリした味わい。日本酒にこんな味が出せるのかと信じられなかった１本です。


１位「春霞　栗ラベル白　酒こまち生」


　そして第１位は、秋田の実力派・春霞の冬季限定酒になりました！実は６年前にも同じお酒を飲んでいるのですが、まるで別物に進化。みずみずしいマスクメロンの味わいを延々と楽しめ、飲み込むとマロンの香りが鼻を抜ける・・・。それはもううっとりするような美酒でした。飲めて本当によかったです！


　以上、僕的ベスト５でした～。WAKAZEや観音下のような個性的なお酒も気に入りましたが、意外とフルーティで華やかなお酒が多いのが、個人的には面白いです。福井や新潟などの北陸信越の辛口が好みと思っていたのですが、感動したお酒は福島や秋田のものだったみたいですね。

　このブログも８年目です。相変わらずお酒は飲んでますが、仕事をやめたり、ワインスクール通ったり、サウジアラビアに旅行したりと、人生初の経験もいろいろありました。さて、来年はどんな年になるのでしょうかね？いいお酒に出会えるよう、努力したいですね。

　ここまでお読みいただきありがとうございました！良いお年を！また来年もよろしくお願いします。




◆オマケ

　２０２３年で一番よかった安旨ワイン。

「サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ　ソーヴィニヨン・ブラン2022」


　２０２３年はワインもたくさん飲んだ年なのですが、このワインは実にいいです。スーパーでよく売っている６００円ぐらいのチリワインなのですが、爽快な白ワイン飲みたければこれだろ！ってぐらいのコスパのよさ。ライム、青りんごみたいなフレッシュな香りに、軽やかで飲みやすく、酸味豊かな味わいがパーフェクト。年末年始に白ワイン飲みたくなったらぜひどうぞ。