味の傾向:秋田の銘酒・春霞がつくる冬季限定酒。ラムネやマロンを思わせる甘い香りに、期待を裏切らないふくよかな甘味が口の中に広がる。洗練された甘口日本酒だ。
合わせた料理:カブの浅漬け
値段(税込):1980円/720ml
僕の評価:80点/100点(綿菓子みたいに甘い)
◆◆◆
こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。
さて、今回も秋田のこの銘柄をご紹介します。「春霞(はるかすみ) 栗ラベル白 純米吟醸 酒こまち生 R5BY」です。キター!!
このお酒は去年僕が飲んだお酒の中で、ピカイチのおいしさを誇った1本なんですよ!いやもう、文章であらわせないぐらいおいしくて、ショック死しました。
こちらがその時のブログ
こちらがその時のブログ
偶然にも7年前に同じお酒を飲んでレビューしていまして、今回は3回目の試飲となります。長くブログ続けていると面白いこともあるものですね~。
最大のポイントは、去年の味が今年も味わえるかどうか。少数生産の地酒は、大手の酒蔵と違って味がブレることも多いです。そこを最小限におさえるのが造り手の腕なわけですが、さて今年はどうでしょうか?
スペックを確認しましょう。
アルコール度 16%
精米歩合 50%
日本酒度 -7
酸度 1.7
アミノ酸度 不明
純米、吟醸香あり、原酒?、生酒
(日本酒度、酸度は高良酒屋さんのHPより引用)
日本酒度が-7ということで、かなりの甘口タイプだとわかります。アルコール度16%としては酸度は高くないので、甘酸っぱいというより甘味が主役と想像できますね。精米歩合50%なので、洗練された吟醸酒が期待できます。
高良酒屋さんには去年(R4BY)のデータも載っていました。それを見ると、日本酒度は-5、酸度は1.5だったようですね。どの数値も今回のお酒より控えめです。さて、どう違いが出るでしょうか?
◆甘みたっぷりボリューミー!
冷酒でグラスにそそぎます。う~ん、きれいです。クリスタル感のある透明さですね。ほんのり緑がかっている・・・?ぐらいの色の付きかたです。
香りを確認しましょう。ほおおぅ!ラムネみたいなキレイな甘さを予感させるにおいです。うまそ~。マロンみたいなスィーツっぽい印象もありますね。全体としては落ち着いた香りで上品です。いいねぇ。
飲んでみます。
ふわっふわのトロけるような甘味!ボリュームたっぷりのふくよかな甘口酒だ!
めちゃくちゃ柔らかい甘味。春霞流の甘口酒はこうでないとね!
とにかく甘味が柔らかです。糖分がたっぷり入っている上に、苦味や酸味の邪魔が少ないので、個人的には綿菓子みたいに感じちゃいますね。
隠れているとはいえ酸味はありますので、食事の際などに感じられます。これが料理といい具合に混ざり合うので、食中酒としても飲めるお酒になっていますね。
料理はシンプルな塩味がきいたものがよいですね。僕が試したものだと、白だしを使って漬けたカブの浅漬けがよかったです。やはり甘味が多いので、油脂分が多いものは合わないと思います(ポン酢ツナマヨ大根サラダはいまいちでした)。他にはブルーチーズや鮭とばのような、珍味系がおすすめです。
◆十二分においしいお酒
いや~、よくできたまろやかな日本酒でした。そして、去年のお酒を超えられなかったかー!という結果でした。十分以上においしいお酒でしたよ?でも、去年の興奮を感じさせることはありませんでした。
日本酒ってほんとうに難しいです。ほんの少しの数値の違いで、人間の脳は感動したりしなかったりするんですから。春霞は間違いなく日本のトップレベルの酒蔵ですが、それでも難しいんです。
「春霞 栗ラベル白 純米吟醸 酒こまち生 R5BY」、ボリューミーな甘味を楽しませてくれるいいお酒です。甘い日本酒がお好きでしたらおすすめです!
名称:「春霞 栗ラベル白 純米吟醸 酒こまち生 R5BY」
(純米、吟醸香あり、生酒、原酒?)
精米歩合:50%
酒米:秋田酒こまち100%
酵母:亀山酵母
酵母:亀山酵母
アルコール度:16%
日本酒度:-7
酸度:1・7
酸度:1・7
アミノ酸度:不明
製造元情報:合名会社 栗林酒造店(秋田県)
購入価格(税込):1980円/720ml(いまでや銀座手数料110円込み)
購入日:令和6年1月27日
購入店:いまでや銀座(東京都中央区)
(日本酒度、酸度は高良酒屋さんのHPより引用)
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