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 こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

 突然ですが、日本酒(や他のお酒)を自宅で飲むのって、すんごいお手軽かつコスパの高いライフハックだと思うんですよ!なぜなら、レストランで提供されるようなめちゃくちゃおいしい味を、家の中で簡単に再現して楽しむことができるからです。

 レストランや居酒屋で出された料理を食べて、世の中にこんなうまい料理があったのか!って感動した経験は、多くの人が持っているんじゃないかと思うんです。家庭でつくる料理ももちろん素晴らしいのですが、やはりお店で提供される食事は、一段も二段もおいしさの次元が上ですよね。

 自分の場合、焼き鳥屋さんで食べたレバーの柔らかさに衝撃を受けた経験があります。僕の母親がつくった、パサパサで食べにくいレバーとはまったく別モンじゃないか!レバーは食べにくい上においしくないと思っていたので、自分はレバー嫌いだったのですが、レバーが悪いのではなく親が悪いとようやく理解しました(笑)。その後は、レバーの焼き鳥が大好きになりましたね。

 自炊ができるようになってくると、当然そんな感動の味わいを家で再現しよう!と頑張るわけですよ。しかし、レストランの本格レシピを調べてみると、その手間のかかり方に驚き挫折するのが定番です。ソースをつくるのにどんだけの材料使うんだよ!とか、味を食材に染み込ませるのに何時間かかるんだ!とか…。まとめてつくる必要があるレシピも多く、少人数の家庭だとコストが見合わないなんてこともしばしばですよね。ビジネスとしての規模とコストをまかなえるからこそ、お店の料理はおいしいのだと思います。

 ただ、そんなレストランの絶品メニューの中でも、唯一調理されずそのままで提供される商品があります。それが日本酒に代表されるお酒なのですよ!あれだけ料理人の手間がかけられている商品の中で、お酒だけは無加工でお客さんに出されるんです(熱燗だけはちょっと違いますけどね)。これってけっこうすごくないですか?

 もし、レストランで出された獺祭の純米大吟醸を気に入ったのなら、買ってくれば簡単に自宅で楽しむことができるわけです。おいしかったレストランのステーキが、松坂牛のヒレ肉だとわかっても、自宅で再現するのは極めて難しいのとは対照的ですよね。これをライフハックと言わずしてなんと言おう!

 なので、自宅での食生活をレベルアップするのに、お酒にちょっとこだわるというのは、コスパがいい努力なんじゃないかなぁと思います。別に日本酒の勉強する必要はなく、自分の趣味に合う酒屋さんを何軒か知っているというだけで、かなり食体験がよくなるはずです。

 食事って生活において相当大きなウェイトを占めるじゃないですか。そこを改善すると、人生の質が上がると思うんですよね。食生活を良くする方法はたくさんありますが、お酒はけっこういい手段なんじゃないかなーと思うのです。まあ、飲み過ぎはダメですけどね!(笑)


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 そんなお手軽な人生向上アイテムであるお酒ですが、少し投資するだけで簡単により楽しくすることができます。ここでは日本酒にしぼってポイントをあげてみますね。

①いいグラスを用意する
 お酒は香りによって印象が大きく変わるので、ちょっといい酒器で飲むと、味わいがめちゃくちゃよくなります!最近は香りのいい日本酒も増えてますからね。これについてはワイングラスを使うのがベストです。僕のおすすめは、リーデルの「大吟醸」とシェフ&ソムリエの「オープナップ・ラウンド」です。リーデルは繊細さ、シェフ&ソムリエは頑丈さと使いやすさが特徴ですよ。





②日本酒セラーを買う
 日本酒の保管に最適な冷蔵庫を、用意できると安心です。日本酒は温度変化でお酒の香りが変わりやすく、香りが異なると味の印象も大きく変わってしまいます。楽しみにしていたお酒の味が、別物になってしまった時のの悲しさは、かな〜りダメージがでかいです…。自分も普通の冷蔵庫で保管していた時に、何度もやらかしました。0度以下で保管できる日本酒セラーは、そういう不安を解決してくれるのでおすすめです。僕が使っているのは、さくら製作所の「ZERO CHILLED」ですね。
③和食をつくる
 自分は日本酒に加えてワインも飲むのですが、自宅で両方飲んでいると、つくづく日本酒は和食が似合うよな〜と感じます。醤油、みりん、味噌の味が、日本酒と調和した時の感動と言ったらたまらない!なので、和食っぽいレシピのレパートリーを増やすと、日本酒がより楽しめるでしょう。僕のイチオシの和食レシピは、納豆の味噌和えです。あらゆる日本酒に合いますよ。




 お酒は人生を楽しくしてくれる素晴らしい友だちです!このライフハックでお互い良い人生を過ごしましょう〜!