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味の傾向:佐賀の人気酒蔵がつくる定番酒。穏やかなフルーツの香りに、リッチな甘味とピリッとした苦味が混ざる味わい。甘すぎないバランスが食事のお供にぴったりだ。

合わせた料理:なすの浅漬け

値段(税込):1650円/720ml

評価:75点/100点(さすがの仕上がり)

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 こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

 今回は佐賀県のお酒です!「鍋島(なべしま) 特別純米酒 グリーンラベル R5BY」となります~。言わずと知れた人気銘柄ですね!

 最近、個人的に鍋島にすごくハマっているので、購入してみました。おそらく鍋島の中では、一番数が出いている商品ではないでしょうか。4合瓶で1600円ちょっとという価格は、とても手に取りやすいですからね。

 自分のブログをさかのぼってみると、8年ぶりの購入のようです(!?)。久しぶりの味見ということで、とっても楽しみですね!

 スペックを確認しましょう。

 アルコール度 15%
 精米歩合 55%
 日本酒度 不明
 酸度 不明
 アミノ酸度 不明
 純米、吟醸香あり、加水あり、火入れ

 ぱっと見、ごく普通の純米酒ですが、精米歩合がやや低めかなぁという感じでしょうか。同じく鍋島から発売されている特別純米酒クラシックと比べると、あちらは精米歩合60%ですね。まあ、5%ぐらいの差だと誤差の範囲内ですが、どうでしょうか?

◆軽やかに甘苦い

 冷酒でグラスにそそぎます。お、割としっかり色がついています。きれいなイエローですね~。2回火入れなのかな?そして、よく見るとお酒の中に細かい粒子が舞ってますね。無ろ過と思われます。

 香りを確認しましょう。おおっ、穏やかな印象ですね~。でも、しっかり香ります。このあたりのさじ加減は、さすが鍋島という感じです。甘いりんご系のにおいで、ちょっとクリーミーなイメージも混ざっていますね。

 飲んでみましょう。

 「滑らかでリッチな甘味に、ピリッとした存在感のある苦味がリズムをつけている。ゴクゴク飲めちゃう系の甘苦酒だ!」

 おお、こうきましたかぁ!甘味が主役の食中酒ですね。

 しっかり甘い味わいです。でも、強すぎることはなく、食事に難なくフィットする感じですね。特別純米酒らしい調整です。

 そこにピリッとした苦味が混ざります。この甘苦が味の柱ですね。なんとなくカフェオレやカフェモカを思わせます。苦味をきっちり楽しむスタイルの飲み物なのでしょう。

 とてもバランスのいいお酒なので、食事はほとんど選ばないと思います。まさに自分の好みで選んでいいでしょう!私は塩味系の肴が好みでしたね。甘味がメインのお酒を飲むと、塩味で甘味を際立たせたいと思う人間なのでしょう。水気をしぼったなすの浅漬けは、自分の好みにぴったりでした。

◆2種類の特別純米を飲んでみて

 鍋島から発売されている特別純米を2種類飲んでみたわけですが、明確にキャラづけが異なっていてよかったですね~。ドライな味わいが好きなので、個人的には特別純米酒クラシックが好きですが、これは好みの問題でしょう。ぜひ、両方飲んでみてほしいですね。



 鍋島は以前と比べるとかなり購入しやすくなったので、これからもじっくり楽しんでいこうと思います。商品数がめちゃくちゃ多いので、全種類体験するのはすごく先になりそうですけどね(笑)。

 「鍋島 特別純米酒 グリーンラベル R5BY」、コスパ抜群の甘口酒でした。甘めの日本酒が好きな人は、ぜひトライしてみてください!

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