こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。


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本日向かった場所は、東急田園都市線が走る三軒茶屋。渋谷から2駅の都内有数の居酒屋地帯である。

闇市の雰囲気を残す三角地帯を中心に、老舗、新興店がよりどりみどりで存在するので、僕はついつい吸い込まれるように向かってしまう街。郊外に位置するので、若い人が多い割にはお店は落ち着いた雰囲気のところが多いのが面白い。

今日は下北沢で買い物した後に、1人でバスに乗って下車。下北沢から三軒茶屋は歩いてもすぐなので、乗らなくても良かったんだけど、買い物でヘバって妥協したのだw


今回向かったお店は、日本酒専門の立呑屋「采」以前初訪問の時記事にしている。怪しい雰囲気が人気の、通称「三角地帯」に新しくできたお店で、今回は2回目の訪問となる。土曜の7時ぐらいだったが、店内なかなかの入りで盛況だ。自分が好きなお店が盛況だとうれしいもんだ!ウキウキしながらお店に入る。

このお店を一言で言うなら「日本酒の味がこんなにバリエーション豊かなのか!と驚愕するお店」だろうか。とにかく「日本酒ってこんなに色んな味があるんだぜ!ぜひ味わってみなよ!」と、お店が満面の笑みを浮かべてるのが楽しいったらありゃしない。僕も少しは日本酒の蔵の特徴がわかってきたので、「お、ここにこんなお酒を入れるのか、うんうん、わかるわ~」と1人ほくそ笑むのだ。うん、うざいw


入るとコンクリートと木調の内装がモダンな店内。カウンターが大きいが、複数人用のテーブルも離れたところにほどよい数揃っているので、立ち飲みとしては窮屈でない理想的な配置。とても清潔なお洒落感があるので、女性のお客さんも多い。カウンターを案内されたので、さっそく席につく。

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サッと出てくるのはお水とお通し(300円税込)。おかゆのお通しだが、これがいいんだ!今日のは梅干しが入っていて、これまたいい。日本酒とお米の相性の良さは格別!ってのを、よくわかってると思う。さすがだ。


さあ、なにはともあれ日本酒だ。なんとここの日本酒は、全て半合500円の統一価格なのである。
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これだけ用意して全部500円!(まだ黒板に書いてあるお酒もある!)いやあ、品質管理とかを含めて考えるとかなり凄いよ。そして味の方向性の多様さといったら!フルーティ、辛口系、コクがある旨酒系、そしてこってり熟成酒、さらににごり酒で区分して表示されたお酒は、まさに今の日本酒界の縮図のよう。これが自由に選べて飲めて、統一価格なんですから、たまりません。


今回は、前から気になっていたこちらをチョイス。

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「赤武 夏霞」(500円税込)。こちらは東日本大震災で蔵が全壊した、岩手の蔵元の新ブランド。東京農大卒の息子が戻ってきて、新規にお酒を作ったら出色のデキと驚かれる。その後メキメキ東京で支持を増やす・・・という、なんとも今風なストーリーを持つお酒だ。

飲むと、すーっと雑味のない綺麗な甘さが喉を潤す。おおう、まさしく都心で望まれている味である。福島のお酒のような軽さが心地いい。なるほど、人気に納得するなぁ。


もちろん肴も頼む。そして、僕がこのお店に1人で行きたくなる理由、それはこのおつまみセットである!

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「おつまみ盛り合わせ(お一人様限定)」(800円税込)。どうです、この豪華さ!しかも一品一品おいしいんだわ。今日は茄子の揚げ浸し、鮭入りポテサラ、煮豆、刺身、粕漬けの白身、鶏の茹でササミ、もう、涎が・・・・w
どれも日本酒が合うこと請け合い。しかも、この色々な肴に合わせてどの日本酒飲もうか・・・と想像するのが楽しくてしょうがない。居酒屋研究家の太田和彦さんも「居酒屋で考えることは、次なに頼もうかということのみ」って仰ってますが、まさにその幸せを噛みしめるセットだ。
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半合なので、お酒はすぐなくなる。次も気になっていたお酒を選ぼう。

resizeP1070718「鷹長 菩提もと仕込純米生」(500円税込)。菩提もとという、古い仕込み方で作られてるお酒で、この仕込みも興味があったのだ。「きっと野性味あふれる濃いお酒だろうなぁ」と想像してオーダー。その通りだったよ!w ぐっと重く酸っぱい酸味がありながら、生酒らしいフレッシュさに微炭酸まである、いやあこれは面白すぎるお酒だ。そして気に入った!お肉に合うので、ササミが減ること減ること。あっという間に平らげました。


おやあ?気づくと肴がもうなくなっている。3杯は飲めると思ったけど、今日は随分お腹すいてるようで、ついつい食べてしまったようだ。次のお店があるので、ここはお会計にしましょう。合計で2100円です。料理はおいしくて、お酒も気になっていたものを飲めて大満足です。まわりのお客さんも出入りが激しく、みなさん上手く立ち飲みを使ってるなぁと感心。こんなお店、近くに欲しい、切実に。


再度訪問してみて思ったのは、自分の気分に合わせて、好きなようにお酒が選べるお店だなぁということ。さっきはこの料理とこのお酒だったから、次はこっちの料理と違う味のお酒を合わせよう・・・なんてことが気楽に楽しめる。それを可能とするのが半合提供と幅広い日本酒の揃え。〆張鶴、風の森、菊姫にごり酒、生もとのどぶ、タクシードライバー、十旭日、山本、だるま正宗ですからね。いやーわかってるというか、なんというか!

日本酒初心者なら、その味の豊かさに驚いて欲しいし、中上級者なら、まるでジャズセッションのように即興的に自分オリジナルの食事コースを組み立てる楽しみを味わえると思う。まさに現代の日本酒の凄さをたっぷり味わえるお店だと思う。

三軒茶屋「采」、ぜひ行ってみてください。



采(さい)
東京都世田谷区三軒茶屋2-13-19
18:00~翌3:00
定休日:日曜日






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