写真 2025-09-21 19 53 14 (1)
味の傾向:磯自慢のミドルレンジ純米酒。静岡酒らしいきれいなメロンの香りに、じんわりにじみ出る甘味が最高。磯自慢が純米吟醸酒をつくるとこうなるという見本だ。

合わせた料理:焼きイワシ、イカの塩辛、冷奴

購入価格(税込):3,190円/720ml

僕の評価:80点/100点(純米酒らしさが気持ちいい)

◆◆◆

 こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

 今回も静岡酒のご紹介です。「磯自慢(いそじまん) 純米吟醸 山田錦 R6BY」となります~。2回連続での静岡酒ですね。すいません、本当に静岡のお酒が大好きなのです(笑)。

 言わずと知れた静岡のトップ銘柄・磯自慢のお酒です。よくある山田錦を使った精米歩合50%台の純米吟醸酒ですが、お値段が4合瓶で3,000円ぐらいとけっこうお高いです。純米大吟醸クラスの手間のかかったお酒と言えそうですね。

 磯自慢は当ブログでもたびたび紹介していますが、なんと全部アル添の商品でした。初の磯自慢の純米酒ということで、気合い入れてレビューしたいと思います。

 スペックを確認しましょう。

 アルコール度 15~16%
 精米歩合 麹米50%/掛米55%
 日本酒度 +4~+6
 酸度 1.3
 アミノ酸度 不明
 純米、吟醸香あり、加水あり、火入れあり

 純米吟醸酒としてはごくごくノーマルですね。王道とも言える数値で、磯自慢の自信を感じさせます。日本酒度がしっかりプラスですが酸度が低いので、甘味をきっちり楽しめる味わいだと思われます。酵母はもちろん静岡系でしょうから、酢酸イソアミルの爽やかな香りが期待できそうですね。

◆じわりじわりとにじみ出てくる甘味がたまらない!

 冷酒でグラスにそそぎます。外見をチェックしましょう。透明感のあるきれいな見た目ですね~。クリスタルな印象があります。そしてうっすらですが明確なイエローのトーンがついています。火入れ酒ですね。

 香りを確認します。オホッ、めちゃくちゃはっきりしたメロンのにおいがする~!つい、変な声が出てしまいます(笑)。いや~、このアルコール感のあるメロン香こそ磯自慢ですよね。他にもバナナや梨の印象を感じます。

 飲んでみましょう。

 「キリッとドライな口当たり。舌で転がすとじわりじわりとお米の甘味が染み出てくる!」

 おお~、こうなるんだ!アル添の磯自慢より甘味の存在感がしっかりしている!

 基本の味わいはドライ系ですね。サラッとしていて後味は苦味でキリッと締める。いつもの磯自慢です。

 でも飲めば飲むほど甘味がだんだん出てきて、実にジューシーな印象になります。メロンの返り香があるので、果実っぽさもしっかり。いかにも純米!という感じの味の豊かさを楽しめますね。これが磯自慢流の純米酒の味わいなのかぁ。

 食中で飲むと甘味がさらに際立つので、このお酒は食中が絶対おすすめです。ベストなのはやっぱり焼き魚ですね。焼き魚特有の苦味がお酒の苦味とミラクルにマッチします。ワタとか最高ですよ。ぜひイワシやサンマ、アユなどで飲んでみてください。

◆アル添と純米の差もまた楽しい

 磯自慢の純米吟醸酒としてパーフェクトな1本でした。これは本醸造酒、吟醸酒との飲み比べが面白いでしょうね~。どちらも明確な個性があり、食事やシーンに合わせて選ぶのが楽しいつくりになっています。さすが磯自慢、純米もアル添も上手とかニクいです。

 こうなるとまだ飲んだことがない吟醸酒が気になってきますね~。一升瓶しかないみたいみたいですが、来年にはチャレンジしてみたいですね。まだまだ楽しませていただきますよ、磯自慢。

 「磯自慢 純米吟醸 山田錦 R6BY」、アル添の磯自慢とは違う表情を楽しめる1本でした。静岡酒ファンはぜひとも飲んでみてください。
写真 2025-09-21 19 53 10