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味の傾向:静岡の杉錦がつくる定番の本醸造酒。杉錦らしい穀物感のあるうま味・渋味が特徴的で、全体的に淡くておだやか。熱燗にすると延々と飲んでしまう1本だ。

合わせた料理:鴨南蛮そば、生タコの刺身、めざし焼き

購入価格(税込):2,035円(1800ml)

僕の評価:75点/100点(常備酒の筆頭候補)

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 こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

 今回は静岡酒です。「杉錦(すぎにしき) 山廃本醸造」となります~。自分のお気に入り銘柄の商品ですね。

 杉錦は静岡酒の中ではコク旨系に振った味わいで、香ばしい複雑味を楽しめます。そういう銘柄がつくる本醸造酒がおいしくないはずがない!ということで、躊躇なく一升瓶で購入してきました。

 こういう常温保管できるタイプのアル添酒は、吟醸酒系のアル添酒とは違うよさがありますよね~。コスパよく延々と飲める点がうれしいポイントかと思います。ワインより、チューハイやレモンサワーに近い日本酒だと思っています。
 
 スペックを確認してみましょう。

 アルコール度 15~16%
 精米歩合 70%
 日本酒度 不明
 酸度 不明
 アミノ酸度 不明
 アル添、吟醸香なし、火入れ、加水あり

 これぞザ・本醸造酒と言わんばかりのスペックです。アルコール度はもちろん、精米歩合が70%というのもいいですね~。75%ぐらいになるとちょっとコクが強くなりすぎる気がするんです。頭空っぽにして飲むには70%ぐらいが好みですね。

◆淡いけどしっかり杉錦

 熱燗で飲むのが似合う銘柄なので、温めて器にそそぎましょう。外見を確認します。くすんだ黄色という感じでしょうか。そこまで色は濃くなく、淡めの見た目です。加水とアル添で薄まっているのでしょうね。

 香りを確認します。ふわっと香ばしいにおいが出ていますね。杉錦はこうでないと。穀物や木のような印象を感じます。さつまいもというより、里芋や長芋でしょうか。食欲が刺激されますねぇ。

 飲んでみます。

 「軽い甘味に穀物っぽい複雑味。特に渋味が心地よく、食事をいろどってくれる!」

 きました、勝ち確定です。和食をおおいに盛り上げてくれる名脇役ですよ!

 全体的に薄めの味わいで、基本的には地味なお酒です。でもじんわりとした甘味はあるし、苦味や渋味はしっかり感じられる。淡くても杉錦です。

 特に渋味のよさが気に入りましたね!樽酒みたいな木っぽい雰囲気なんですよ。これが食中でアクセントになるので、シンプルな和食をより楽しめるのです。

 合わせる料理は和食ならなんでもOKでしょう!シンプルで地味な食べ物ほど似合う気がしますね。魚介類との相性も最高なのでぜひ。タコの刺身、焼いためざし、めちゃくちゃおいしかったですよ~。

◆蔵の個性がしっかり反映された良酒

 杉錦の個性がしっかり反映された、普段づかいできる本醸造酒でした~。いやー、めっちゃいいですね!純米酒にはない本醸造酒特有のよさがちゃんと出ていて感心しました。

 杉錦は濃く香ばしい味わいが特徴なので、純米酒だと重い時がたまにあります。この山廃本醸造は、そんな時でも杉錦を気軽に楽しめるのがいいですね。やっぱり静岡はいいアル添酒がたくさんある地域なんですなぁ。

 「杉錦 山廃本醸造」、一升瓶で買ってもあっという間になくなるアル添酒でした。ぜひ寒い季節のお供にどうぞ!
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名称:杉錦 山廃本醸造