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味の傾向:山形の定番ブランドがつくるリーズナブルな純米酒。商品名の通りドライな味わい、しかし甘味・うま味がほどよく残っておりとてもいいバランスに仕上がっている。東北の濃い料理に負けない骨太な1本だ。

合わせた料理:肉うどん、たくあん、味噌にんにく、めざし焼き、アサリの酒蒸し

購入価格(税込):1,485円(720ml)

僕の評価:70点/100点(山形のドライ系日常酒)

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 こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

 今回は山形のお酒です。「上喜元(じょうきげん) 特別純米 からくち R7BY」となります。酒田市の酒蔵ですね。海側の山形産日本酒です。

 数多くの酒蔵と銘柄が存在する山形県ですが、その中でも上喜元は定番として親しまれている銘柄ではないでしょうか。飲み屋でも酒屋でもよく見かけますよね。

 それゆえついついスルーしてしまい、買わずじまいになりがちなお酒でもあります。酒飲みあるあるですねぇ。私もそのクチだったので、反省してしっかり向き合うために今回買ってみました。

 この特別純米・からくちは、おそらく一番有名な上喜元じゃないかと思ってチョイスしました。このひらがなのラベルに覚えがある方も多いのではないでしょうか?

 スペックを確認しましょう。

 アルコール度 16%
 精米歩合 55%
 日本酒度 +12
 酸度 不明
 アミノ酸度 不明
 純米、吟醸香あり、火入れ、加水あり

 やはり目立つのは日本酒度+12です。+10台であれば相当ドライな口当たりが期待できるでしょう。さらにアルコール度16%も見逃せませんね。+12と組み合わさることで、力強い味わいになりそうな予感です。

◆スリムだけどどっしりした味わい

 どの温度帯でも楽しめるお酒ですが、今回は冷酒で飲んでみます。グラスにそそぎましょう。外見を確認します。まあほぼ透明ですね。少しは色づいていますが、他のお酒と比べないとわからないレベルです。加水ありで日本酒度+12が影響しているのでしょう。

 香りをチェックします。おだやかですね~。そこまで香らず、食事の脇役に徹するタイプです。主体はメロン系のにおいで、そこにアルコール感が混ざる印象ですね。地味ですがきれいで整っています。

 飲んでみましょう。

 「口当たり一瞬甘くて、すぐキリっとドライなうま味と苦味がやってくる。コク深く飲みごたえのある純米酒だ」

 予想通りのドライな味わい!そこに東北らしい力強さを感じさせるのがまたいいですね!

 基本的にうま味と苦味が主役のドライ酒です。どちらかというとうま味主体でしょうか。味が強すぎることもなく適度に洗練されていて、スリムでシャープですね。最初はちょっと甘いのもいいです。

 そんな味ですが力強さがあるのもいいです。アルコール度とうま味のバランスがマッチしているのでしょうか、後味・余韻にコクを感じるのですよ。いかにも東北の濃い味つけの料理にも負けないぜ!という主張を感じさせる味です。

 料理は選ばないけど、やっぱり迫力ある味わいの和食が似合いましたね~。冷酒だと個人的なおすすめは肉うどん。うどんと味の染み込んだ肉のコンビネーションが上喜元に合うんですよ。熱燗だともっとバリエーションが広がって、めざしや味噌にんにくをつつきながら飲むのが最高ですね。

◆山形ドライ酒の定番

 飲みやすさとパワフルさが両立している極めてバランスのいいドライ系食中酒でした。うまい!って驚くようなお酒ではないけど、いつもの晩酌に取り入れてみると、しみじみおいしいなぁと感じるタイプのお酒ですね。

 山形というと華やかな吟醸酒を飲みがちで、すっきりしたドライタイプだと亀の井酒造の「ばくれん」ぐらいしか知らなかったのですが、この上喜元・からくちは実にいいです。ぜひ一度は山形県で飲んでみたいですね。

 「上喜元 特別純米 からくち R7BY」、東北らしいスタイルのすっきりした純米酒です。気取らない晩酌タイムにチョイスしてみてください。

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名称
:上喜元 特別純米 からくち R7BY