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味の傾向:新潟産日本酒の定番商品。限界までろ過した味は実に軽やか。純米らしい甘味はしっかり残っているので、食中でお酒の味を楽しめるのがとても気持ちいい1本だ。

合わせた料理:焼き野菜のめんつゆ漬け、ネギトロ丼、めざし焼き、しらたきのきんぴら

購入価格(税込):1,500円ぐらい(720ml)

僕の評価:70点/100点(売れ続けるのも納得)

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 こんにちは~、日本酒ブロガーの神奈川健一です。

 今回は新潟のお酒です!「上善如水(じょうぜんみずのごとし) 純米吟醸」となります~。この透明でスタイリッシュなボトル、多くの人が見たことがあるのではないでしょうか。

 上善如水は新潟淡麗辛口を代表する銘柄の1つで、この純米吟醸は長い間親しまれてきた商品ですね。八海山や越乃寒梅が高値で売られていた時代でも、スーパーで定価で買える貴重な1本でした。

 入手しやすいがゆえに他の有名銘柄に比べると注目度が低いと感じますが、そのつくりは実に本格派。より多くの人が日本酒に親しんでほしいという想いのこもった味には、多くの創意工夫が詰まっているのです。

 スペックを確認しましょう。

 アルコール度 14~15%
 精米歩合 55%
 日本酒度 +4
 酸度 不明
 アミノ酸度 不明
 純米、吟醸香あり、火入れ、加水あり

 ポイントはアルコール度が14%であるところですね。新潟淡麗辛口ではかなり珍しい数値です。日本酒は15%を下回るとぐっと軽く感じるようになります。きっと初めて日本酒を飲む人ほど親しみやすく感じるはずですね。そういえば楯野川の清流も同様の度数でしたね。この度数には蔵元の戦略を感じます。

◆水のようだけどそれだけじゃない

 冷やしてグラスにそそぎます。おお~、ほぼ透明ですね!まさに名前の通りの見た目です。活性炭ろ過をしっかり行っている証拠ですね。

 香りをチェックします。これまた淡麗辛口の特徴がしっかり出ていますね~。ムダなにおいがほぼ存在せず、アルコールの刺激的なにおいが主役となっています。そこにほんの少しだけりんご系の甘いフルーティな香りが混ざっているのがわかります。

 飲んでみましょう。

 「いい意味でまるで水!そこに素直な甘みとアルコールの飲みごたえが混ざり、ハイレベルで洗練された味が楽しめる!」

 まさに、名は体を表わす。気持ちいいまでに透明感のある味ですね!

 口当たりはほとんど味を感じません。味というより舌触りだけの液体という印象です。これぞ上善如水ですね~。ろ過が徹底されています。

 じゃあ水っぽい物足りない味なのかというと、そうじゃないのがいい。じんわりとお米を思わせる甘い味わいが感じられ、またお酒らしいアルコールの刺激・苦味もちゃんと存在します。いいね、いいねぇ!

 もう、米と魚は最高の肴になりますね!もちろん新潟産のもので!ネギトロ丼は完璧でした。鮭のおにぎりとかも絶対うまいですね。他にもめんつゆに漬けた焼き野菜とかきんぴらといった、クラシックな和食の味つけをしたものはほぼ合います。ぜひ、ホカホカのご飯と一緒に食べてみてください。

◆緻密に設計された味わい

 淡麗辛口の技術を使って味を削ぎ落とした、柔らかい味わいの純米吟醸酒でした。いやぁ、よくできてますね~。新潟らしくアル添で仕上げると水っぽくなりすぎるはずです。そのためアル添ではなく純米を選択しているのも上手ですね

 また14%の度数も絶妙!この数値が澄んだ水っぽい味わいを実現しつつ、お酒の飲みごたえをギリギリ残しています。数多くの試行錯誤によって、この度数に到達したのでしょう。実に完成度が高いと思いますよ。

 「上善如水 純米吟醸」、じっくり飲んでみるとその良さがわかる、すばらしい設計の1本でした!
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名称
:上善如水 純米吟醸