こんにちわー。お酒ミライの神奈川建一です。
皆さん日本酒はどうやって飲みます？「冷蔵庫で冷やして！」「グツグツ熱燗！」「常温こそ至高」、うんうん、それぞれこだわりありますよね～。
ところで、日本酒をロックで飲むとおいしいというのはご存知でしょうか？「え、焼酎やウィスキーじゃなくて日本酒で？味が薄くならない？」ごもっともな意見です。アルコール度が低い醸造酒（ワインやビール、日本酒のこと）に氷を入れれば、溶けて味が薄くなってしまうのが道理ですよね。
しかし！我らが日本酒は、醸造酒の中でもトップクラスのアルコール濃度を誇るお酒。市場に流れる大半の日本酒が、わざわざ水を追加して薄めて出荷されているのはご存知でしょう。では、加水していない原酒のままの日本酒に氷を入れて飲んでみると？・・・これがウマい！そして、日本酒が弱いとされる夏の季節に飲むと・・・すっごく爽快なんです！
今回ご紹介するのは、そんなロックスタイルでの飲酒専用に設計された大人気日本酒、京都の木下酒造の「玉川 アイスブレーカー」です！
玉川というと日本酒ファンの間では、日本初の外国人杜氏フィリップ・ハーパー氏が造る強烈な個性的日本酒で有名です。そしてこのアイスブレーカーはそんな玉川の夏季限定商品にして、大ヒット商品なのです。その理由は見事なパッケージングセンス！
まず「アイスブレーカー」という横文字がいい。いかにも普通の日本酒じゃないネーミングだし、アイスの文字が入っているので、ロック専用日本酒というのもイメージしやすいです。杜氏が英国人というのも英語ネーミングに納得感を与えます。
ペンギンのラベルにブルーのボトルというデザインもいい！いかにも真夏の夕方に、一杯やりながら涼むと最高だぜ！ってイメージが、飲む前からビンビン感じれらます。もちろん描かれた流氷が、ロックアイスをイメージしているのは言うまでもありませんね。
飲むまでもなく、そのおいしさをお客さんにアピールしているこのパッケージ、完璧です。僕は常々「日本酒はもっとパッケージでアピールすべき」と思っているのですが、アイスブレーカーは一種の理想ですね。ビールやチューハイ、それと梅酒などのリキュール系はアピール上手なんですが、どうにも日本酒は上手くないと思ってます。ワインのような教養的飲み方のススメもいいと思いますが、もっと気楽に感性で日本酒が選べるようになるといいなと思います。
さ、外見についてはここまで！さっそく飲みましょうか！
説明書に書いてあるとおり、ワイングラスであるリーデルに氷を投入して注いでみますヨ！
ポンッ、トクトクトクトク、パキパキッ（氷が割れる音）、カラララン。
あー、この氷の音がたまりません！香りを嗅いでみますと、ほとんど感じません。ほんのりアルコール感を感じるぐらい。原酒の純米吟醸にしては随分と落ち着いています。なんか甲類焼酎みたいですね。
ぐいっと飲む。おうッ、濃い！さすがは原酒。しかし、そこに氷の冷たさが混じってきて、なんとも言えない濃厚さと爽快感が混ざったテイストに。これぞロックの醍醐味！味は甘さやフルーティさなどなく、朴訥でフラットな味わい。ホント、甲類焼酎みたい。玉川独特の酸味はあるのですが、冷やされているので、ごくごく穏やかな隠し味程度のものになっています。
派手なお酒かと思いきや、実際は食事の名脇役なお酒です。実際食事中の口の中のリセット性能は半端無く、油物などと相性バツグン。鶏レバーの串とか最高でした！
そしてこのアイスブブレーカー、玉川のお酒らしくて熱燗、それも飛び切り燗（６０度以上）もお勧めというお酒なのですが（杜氏のお墨付きｗ）、確かにウマい！こちらは酸味が強くなり、日本酒ファンならいかにも玉川！ってテイストになりますが、これでも控えめな味です。そしてそれがまた熱い日に合うンです！買ってみたらぜひ試してください。
やー「玉川 アイスブレーカー」、色物と思いきやの、控えめな名脇役酒でした。食事も飲む人も選ばないでしょうし、普段日本酒飲まない人でも楽しめると思います。これはますます売れて欲しい逸品です！皆さんも、見かけた時はぜひ手に取ってみてください。
名称：玉川 アイスブレーカー（純米吟醸 無濾過生原酒）
精米歩合：６０％
酒米：不明（HPでは日本晴と表記）
アルコール度：１７％～１８％
日本酒度：不明
酸度：不明
蔵元情報：木下酒造有限会社
購入価格（税込）：３１４８円/１８００ｍｌ
購入日：平成２８年５月１８日
購入店：はせがわ酒店（通販）
購入アドバイス
年々人気が上がっているのだが、生産量は増やせないようで、割りと争奪戦になっている。毎年５月ぐらいから販売スタートのようだ。本日（７月１７日）に主なネット酒店は完売している。が、店頭には残っていることもある。こちらは一升瓶以外は５００ｍｌ瓶での販売となる。これが可愛くて、贈り物にもぴったりである。お値段も安くてお勧めだ。
オススメ酒販店
はせがわ酒店
今回の購入店。ネット通販は終了してるが、７月１６日に東京駅のグランスタはせがわに行ったら５００ｍｌは売っていたので、諦めず探してみてください。来年のカレンダーに予定を入れておくのもとってもいい。
出口屋
中目黒の日本酒＆ワインの酒屋。玉川の熱烈なファンらしくて、アイスブレーカーは一升瓶が山ほど置いてあった。通販がないお店なので、運が良ければ見つかるかも。
Twitterやってます。お気軽にフォロミー！
神奈川建一（）
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ところで、日本酒をロックで飲むとおいしいというのはご存知でしょうか？「え、焼酎やウィスキーじゃなくて日本酒で？味が薄くならない？」ごもっともな意見です。アルコール度が低い醸造酒（ワインやビール、日本酒のこと）に氷を入れれば、溶けて味が薄くなってしまうのが道理ですよね。
しかし！我らが日本酒は、醸造酒の中でもトップクラスのアルコール濃度を誇るお酒。市場に流れる大半の日本酒が、わざわざ水を追加して薄めて出荷されているのはご存知でしょう。では、加水していない原酒のままの日本酒に氷を入れて飲んでみると？・・・これがウマい！そして、日本酒が弱いとされる夏の季節に飲むと・・・すっごく爽快なんです！
今回ご紹介するのは、そんなロックスタイルでの飲酒専用に設計された大人気日本酒、京都の木下酒造の「玉川 アイスブレーカー」です！
玉川というと日本酒ファンの間では、日本初の外国人杜氏フィリップ・ハーパー氏が造る強烈な個性的日本酒で有名です。そしてこのアイスブレーカーはそんな玉川の夏季限定商品にして、大ヒット商品なのです。その理由は見事なパッケージングセンス！
まず「アイスブレーカー」という横文字がいい。いかにも普通の日本酒じゃないネーミングだし、アイスの文字が入っているので、ロック専用日本酒というのもイメージしやすいです。杜氏が英国人というのも英語ネーミングに納得感を与えます。
ペンギンのラベルにブルーのボトルというデザインもいい！いかにも真夏の夕方に、一杯やりながら涼むと最高だぜ！ってイメージが、飲む前からビンビン感じれらます。もちろん描かれた流氷が、ロックアイスをイメージしているのは言うまでもありませんね。
飲むまでもなく、そのおいしさをお客さんにアピールしているこのパッケージ、完璧です。僕は常々「日本酒はもっとパッケージでアピールすべき」と思っているのですが、アイスブレーカーは一種の理想ですね。ビールやチューハイ、それと梅酒などのリキュール系はアピール上手なんですが、どうにも日本酒は上手くないと思ってます。ワインのような教養的飲み方のススメもいいと思いますが、もっと気楽に感性で日本酒が選べるようになるといいなと思います。
さ、外見についてはここまで！さっそく飲みましょうか！
説明書に書いてあるとおり、ワイングラスであるリーデルに氷を投入して注いでみますヨ！
ポンッ、トクトクトクトク、パキパキッ（氷が割れる音）、カラララン。
あー、この氷の音がたまりません！香りを嗅いでみますと、ほとんど感じません。ほんのりアルコール感を感じるぐらい。原酒の純米吟醸にしては随分と落ち着いています。なんか甲類焼酎みたいですね。
ぐいっと飲む。おうッ、濃い！さすがは原酒。しかし、そこに氷の冷たさが混じってきて、なんとも言えない濃厚さと爽快感が混ざったテイストに。これぞロックの醍醐味！味は甘さやフルーティさなどなく、朴訥でフラットな味わい。ホント、甲類焼酎みたい。玉川独特の酸味はあるのですが、冷やされているので、ごくごく穏やかな隠し味程度のものになっています。
派手なお酒かと思いきや、実際は食事の名脇役なお酒です。実際食事中の口の中のリセット性能は半端無く、油物などと相性バツグン。鶏レバーの串とか最高でした！
そしてこのアイスブブレーカー、玉川のお酒らしくて熱燗、それも飛び切り燗（６０度以上）もお勧めというお酒なのですが（杜氏のお墨付きｗ）、確かにウマい！こちらは酸味が強くなり、日本酒ファンならいかにも玉川！ってテイストになりますが、これでも控えめな味です。そしてそれがまた熱い日に合うンです！買ってみたらぜひ試してください。
やー「玉川 アイスブレーカー」、色物と思いきやの、控えめな名脇役酒でした。食事も飲む人も選ばないでしょうし、普段日本酒飲まない人でも楽しめると思います。これはますます売れて欲しい逸品です！皆さんも、見かけた時はぜひ手に取ってみてください。
名称：玉川 アイスブレーカー（純米吟醸 無濾過生原酒）
精米歩合：６０％
酒米：不明（HPでは日本晴と表記）
アルコール度：１７％～１８％
日本酒度：不明
酸度：不明
蔵元情報：木下酒造有限会社
購入価格（税込）：３１４８円/１８００ｍｌ
購入日：平成２８年５月１８日
購入店：はせがわ酒店（通販）
購入アドバイス
年々人気が上がっているのだが、生産量は増やせないようで、割りと争奪戦になっている。毎年５月ぐらいから販売スタートのようだ。本日（７月１７日）に主なネット酒店は完売している。が、店頭には残っていることもある。こちらは一升瓶以外は５００ｍｌ瓶での販売となる。これが可愛くて、贈り物にもぴったりである。お値段も安くてお勧めだ。
オススメ酒販店
はせがわ酒店
今回の購入店。ネット通販は終了してるが、７月１６日に東京駅のグランスタはせがわに行ったら５００ｍｌは売っていたので、諦めず探してみてください。来年のカレンダーに予定を入れておくのもとってもいい。
出口屋
中目黒の日本酒＆ワインの酒屋。玉川の熱烈なファンらしくて、アイスブレーカーは一升瓶が山ほど置いてあった。通販がないお店なので、運が良ければ見つかるかも。
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