こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。

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皆さん、毎日日本酒飲んでますか~?もちろん僕は飲んでます!4合瓶なら1000~1500円台のもの、一升瓶なら2000円~3000円台のものがやはりお財布に優しいのでいいですよね。

ところが、4合瓶で3000円超、一升瓶で6000円を超えるお値段がつく日本酒があります。ええ、あるんですよ、そんな世界が。しかし、そんなお酒飲み続けてたら、貯蓄が溶けちゃいます。さながらFXの様に。エンゲル係数が限界突破しちゃうううう!


そんな高級日本酒(僕は勝手に「F1日本酒」って呼んでます)ですが、飲んでみると凄い。まるで日本酒じゃないみたいです。そう、これは日本酒を超えた日本酒なのです。そこには、確かに大枚はたいて飲んでみる価値が存在します。最近もそんなとんでもないお酒に幸運にも出会えたので、皆様にご紹介したいのです!それが「而今 純米大吟醸 NABARI2015」であります。

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高級日本酒は僕もごく数回しか飲んだことがありませんが、共通している特徴があります。精米歩合の高い(お米をいっぱい削ってる)純米大吟醸であること、そして味が水に限りなく近いということです。

「え?水っぽいの?」そうなんです、日本酒を限界まで突き詰めると水に近づいていくんです!だから、初見で飲んで、おいしくないなって感想持っても、おかしくないと思います。なので、誰もが飲んでおいしいと感じるものではない、ある程度日本酒に慣れた人向きのお酒だと思いますね。

しかし!蔵元の最高技術をすべて詰め込んだお酒はやっぱりとんでもないです!日本文化の極みを味わえます。日本料理というのは引き算の料理と言われてますが、日本酒もまさにその典型ですね。お米を醸したアルコールを味わうのに、邪魔なものを丁寧に取り除いた結果出来上がったお酒・・・そんな感じがします。

さあ、この而今「純米大吟醸 NABARI2015」はどうでしょう?さっそく味わってみましょう!



三重の日本酒「而今」については、過去の記事(こちらこちら)をご覧ください。フルーティ系日本酒のトップを走る、時代の寵児とも言えるブランドです。もちろん僕の大好物♪

この「純米大吟醸 NABARI2015」は2015BYの而今のフラッグシップ。三重県名張の山田錦を40%まで磨いたものです。

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うおお、F1日本酒だけあって、化粧箱入りですよ皆さん。その昔獺祭二割三分を買った時、木の箱で処分にえらく困った記憶が・・・。これはダンボールで安心です。

ラベルも普通の而今と違い、和紙っぽい感じで高級感を煽ってきます!同時に期待も煽られるゼ!


トクトクトク・・・・チョチョンッ・・・


うーん、色は無色、素晴らしいまでの美しい照りです。ずーっと眺めていたいぐらい。

飲んでみます。ズズズッ、ごくり。!!!???、しょっぱい?! なんと口当たりに妙な味の濃さがあります。これはなんだろう? しかし、このしょっぱさ、翌日になったら綺麗に消えてました。いわゆる開栓直後に酸化がスタートし、翌日完璧な状態になるお酒なのですね。こういうお酒はけっこうあって(十四代などが有名)、居酒屋で注文して自分が口開け(開栓のこと)だったりすると、ちょっとモヤモヤした気持ちが残ります(笑)。

さて、気を取り直して、翌日再度ティスティングしてみます!おお、つい高級感に感化されてティスティングなんて言葉使ってしましましたぁ。

口当たりはまったく雑味のない綺麗な水!という印象。しかし確かなお酒の存在感を感じます。なんだろう、超高級なミネラルウォーターみたい。そして口の中に入ってからが本番。お酒には酸味もアルコール感からくる辛さもありません。ほんの、ほんの僅かに「旨み」とも言える日本酒のおいしい部分がうっすらと感じられます。本当に「水」なんですよ、このお酒。そこに日本酒の魂だけ閉じ込めたような・・・そんな神秘的なお酒です。ああ、ポエマーになっとる!(笑)

そして、お水な純米大吟醸の凄いところは、「あまりにもお水なんで、いくらでも口の中で回すことができる。そして好きなだけその味を楽しめる!」というところ。これはなるほど!と思いました。酸味や甘味、辛さがある日本酒は、口の中に残していると、段々苦しくなるけど、ほとんど水味の純米大吟醸なら、長~く楽しむことも簡単なのです!いやー、こんな楽しみ方、できるんですねぇ。飲んだことないけど、高級ワインもこんな感じなのかな?


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もう、すっばらしいとしか言い様がないお酒でした!それと、高級な日本酒の味わい方を学べた気がして、とっても勉強になりましたね。もう、これは食前、食中、食後などという概念にとらわれない、お酒自体が主役の味わい方をするべきものです。究極の日本酒、その一端に触れられたようで嬉しいです。

「而今 純米大吟醸 NABARI2015」、なかなか入手できるものではありませんが、一献の価値が十分にあるお酒です。居酒屋では1杯2000円クラスになるかと思いますが、一生の思い出になるお酒。もし巡り会えたら、飲んでみて欲しいです!


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名称:而今 純米大吟醸 NABARI2015 
精米歩合:40%
酒米:三重県名張産山田錦100%
アルコール度:16% 
日本酒度:不明 
酸度:不明 
蔵元情報:木屋正酒造合資会社 
購入価格(税込):5400円/720ml 
購入日:平成28年8月9日 
購入店:かき沼(店頭)


購入アドバイス

而今はいわゆるプレミア酒だが、入手は容易な方。抽選販売だったり、ポイント制による購入権獲得だったりと
、わりと地道に努力すれば手に入ることがある。諦めずに探そう。全般的な傾向として、定番の特別純米や純米吟醸のような価格が安いのは難易度が高く、この純米大吟醸のような高いお酒は買いやすい。

オススメ酒販店

かき沼
足立区にある地酒屋さん。恐ろしく不便なところにあり、車以外で行くのはとんでもなく苦労する(ええ、苦労しました・・・)。が、品揃えは凄い。田酒、十四代、磯自慢、新政、飛露喜、而今などなど、今のプレミア酒全部扱ってるんじゃないかという勢い。店内も高級感あふれまくりで、見た目通りお高いお酒が充実している。車がある方、ぜひ一度訪れてみてください。





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