こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。
前回は而今の純米大吟醸という高級酒を紹介しましたが、今回は日々の晩酌に最適の良コスパ酒をレビューします。それが亀の井酒造「ばくれん 美山錦」であります。
このばくれん、一升瓶2268円(税込)というお値打ち価格!いやー、2000円台前半で買える一升瓶を見つけるとテンション上がりますねッ。地酒の一般的価格(3000円前後)との差額分、さらに酒飲めるしね!(日本酒バカの思考)。
まあ、僕の本音はともかく、お安い良いお酒はどんどん紹介したいのです。やはりごく一般的な感覚における、日常的なアルコールに出せるお金というのは、日本酒なら一升2000円、4合1000円がボーダーだと思うのです。根拠はないんですけどね。スーパーの棚とか見てのイメージなのですが。
一升3000円台、4合1500円台の日本酒にいいお酒がたくさんあるのはとっても素晴らしいことですが、新しい日本酒ファンを広げていくには、ローエンドにもおいしい日本酒あるよ!ということを知らせていく必要があると思うんですよね。特に日本酒は安酒に対する悪いイメージが根強いですからね~。ビールは新ジャンルが企業努力でかなりおいしくなってるし、焼酎は甲類、乙類のすみ分けが功を奏してる。日本酒だけ安酒=悪い酒の構図が染み付いてしまってますから。
閑話休題。「ばくれん」は山形を代表する名醸造所・亀の井酒造の商品。「くどき上手」ブランドで有名です。こちらはくどき上手と別ブランドですが、浮世絵デザインなどは共通してるので、ほぼ同一と受け取られてます。酒屋でも「くどき上手 ばくれん」って書いてるところ、ありますしね。ライナップはお米違いで3種類。山田穂の「白ばくれん」、亀ノ尾の「黒ばくれん」、そしてこの美山錦を使用した「赤ばくれん」です。通年商品は赤ばくれんのみで、白と黒は季節商品です。
ブランドの特徴は「辛い!」「でも飲みやすい!」。この矛盾するような2つの特色が、なぜ共存するのか?それは飲めばわかります。さあ、さっそく飲みましょう!
あずき色のラベルに浮世絵風の女性イラスト、こういうの外人さんにウケそうなルックスです。「ばくれん」とは「すれていてずるがしこいこと。また、そのような女性。あばずれ。すれっからし。(goo辞典)」という意味。飲む前から、波乱を感じさせるネーミングです(笑)。
「吟醸 超辛口+20」の表示。これは手強いゾー。そして吟醸酒です。醸造用アルコールが添付された、純米酒じゃないお酒なのですね。これはキーポイントなので、覚えておいてください。
このばくれんは常温保管が可能なタイプ。なので常温で開栓!8月下旬ごろだったので、25度ぐらいの水温かな?常温で飲むと、お酒の風味がモリモリアップするので、僕の好きな飲み方なんですよー。
パキパキッ、ドボンドボン、どバババッババッばっばばっばっ!(豪快に注ぐ音)
こう、老舗居酒屋で、菊正宗とかを注ぐイメージで注いでみました(笑)。お酒の色は黄色系で、ろ過が少ない証拠。ろ過が少ないと興奮してしまうのが、日本酒マニアの性。照りはややくすんだ感じですね。
香りはツーンとアルコール感を感じさせる香り!アルコール度17~18ですからねぇ。これは飲む前から「気合入れて飲めよ、コラァ!」という喝を感じますッ。
さて、口をつけてみると・・・・おおお?柔らかくて甘いです!ふわっとしてる。まるでマシュマロを食べた時とでも言えばいいのか、とにかく「辛い!」なんて印象はなく、まるで極上の熱燗みたいな膨らみを感じます。うーわー、まさしく吟醸酒って感じですね!さすが亀の井酒造、吟醸酒に対する努力は並大抵ではありません。確か亀の井ってほぼ全てのお酒が吟醸酒ですもんね。すげぇな、これが蔵の技術力ってもんですか。
そして、その柔らかい味がスッと辛い味に変化します。これがまた爽快な辛さで!そしてアル添(アルコール添付のこと)らしいアルコール感が辛さを倍加させて、強引にキレます。この強引さが見事でして、ほんと設計の素晴らしいお酒です!アル添のお酒は、アルコール感が妙に浮いていて、味がちぐはぐなことがあるのですが、この「ばくれん」はその味を逆手に取って、辛さをより加速してる構成になってます。短所を長所に変えると言うんでしょうか、いやあ、こんな造り方もあるんですねぇ。
アル添の日本酒については、「それは日本酒じゃない!」という意見もあるのですが、僕はバリエーションが多いほどその文化にとって良いことと思うので、有りだよねって思ってます。そしてこの「ばくれん」のようなお酒に出会うと、よりその考えは確かなものに感じられます。
豊潤な口当たりを持つ辛口酒ということで、色んな料理にも似合います。焼き魚でも、焼鳥でも焼きそばでも!あ、焼くものばかりだ(笑)。常温保管が可能で、一升瓶で買うのもハードルが低い常備酒の優等生。「ばくれん 美山錦」、ぜひともデイリーサケをお探しの際には、候補に入れてみてください!後悔しませんよ!
名称:ばくれん 吟醸 美山錦
精米歩合:55%
酒米:美山錦100%
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
酸度:不明
蔵元情報:亀の井酒造株式会社
購入価格(税込):2268円/1800ml
購入日:平成28年8月27日
購入店:吉祥トレッサ店(店頭)
購入アドバイス
くどき上手は山形地酒の代表格にして、流通量も多い。地酒店ではよく置いてあるし、居酒屋でも定番。このばくれんは格安なので、特によく見かける。通販も簡単なので、ぜひ最初の地酒としてオススメしたい。アルコール度が高いのだけは注意。飲みやすいからって、調子に乗ると、次の日ソルマックにお世話になることに。
オススメ酒販店
吉祥トレッサ店
困った時(お酒が冷蔵庫から消失するという緊急事態)にいつもお世話になっているお店。くどき上手の入荷状況もよく、結構な頻度で買っています。肴類も揃っていて、ジャイアントコーンをよく買います。
〈PR〉ケンザンプロダクツTシャツのご紹介~。
これ、なにげにベーシックな白Tシャツな上に、原色の青と赤が配置されているので、派手な上着に似合います。僕はメキシカン~でラテンな派手派手ジャケットに合わせたり。秋でも着回しに重宝しますよお。酒飲みアピールにぜひ使ってみてください。
Tシャツボディは5.6オンスというヘビーで肉厚のものを使用してます。めっちゃ堅牢な生地なので、ばんばん着て、ばんばん洗濯してください!印刷は伝統のシルクスクリーン。これまた耐洗濯性能は折り紙つきです!
お支払いは、クレジットカード、銀行振込、Pay-easy決済、コンビニ払いがご利用可能です。
こちらからショップページにいけます~。
ケンザンプロダクツのイベント参加予定、新作発売予定などは、公式ブログをチェック。
前回は而今の純米大吟醸という高級酒を紹介しましたが、今回は日々の晩酌に最適の良コスパ酒をレビューします。それが亀の井酒造「ばくれん 美山錦」であります。
このばくれん、一升瓶2268円(税込)というお値打ち価格!いやー、2000円台前半で買える一升瓶を見つけるとテンション上がりますねッ。地酒の一般的価格(3000円前後)との差額分、さらに酒飲めるしね!(日本酒バカの思考)。
まあ、僕の本音はともかく、お安い良いお酒はどんどん紹介したいのです。やはりごく一般的な感覚における、日常的なアルコールに出せるお金というのは、日本酒なら一升2000円、4合1000円がボーダーだと思うのです。根拠はないんですけどね。スーパーの棚とか見てのイメージなのですが。
一升3000円台、4合1500円台の日本酒にいいお酒がたくさんあるのはとっても素晴らしいことですが、新しい日本酒ファンを広げていくには、ローエンドにもおいしい日本酒あるよ!ということを知らせていく必要があると思うんですよね。特に日本酒は安酒に対する悪いイメージが根強いですからね~。ビールは新ジャンルが企業努力でかなりおいしくなってるし、焼酎は甲類、乙類のすみ分けが功を奏してる。日本酒だけ安酒=悪い酒の構図が染み付いてしまってますから。
閑話休題。「ばくれん」は山形を代表する名醸造所・亀の井酒造の商品。「くどき上手」ブランドで有名です。こちらはくどき上手と別ブランドですが、浮世絵デザインなどは共通してるので、ほぼ同一と受け取られてます。酒屋でも「くどき上手 ばくれん」って書いてるところ、ありますしね。ライナップはお米違いで3種類。山田穂の「白ばくれん」、亀ノ尾の「黒ばくれん」、そしてこの美山錦を使用した「赤ばくれん」です。通年商品は赤ばくれんのみで、白と黒は季節商品です。
ブランドの特徴は「辛い!」「でも飲みやすい!」。この矛盾するような2つの特色が、なぜ共存するのか?それは飲めばわかります。さあ、さっそく飲みましょう!
あずき色のラベルに浮世絵風の女性イラスト、こういうの外人さんにウケそうなルックスです。「ばくれん」とは「すれていてずるがしこいこと。また、そのような女性。あばずれ。すれっからし。(goo辞典)」という意味。飲む前から、波乱を感じさせるネーミングです(笑)。
「吟醸 超辛口+20」の表示。これは手強いゾー。そして吟醸酒です。醸造用アルコールが添付された、純米酒じゃないお酒なのですね。これはキーポイントなので、覚えておいてください。
このばくれんは常温保管が可能なタイプ。なので常温で開栓!8月下旬ごろだったので、25度ぐらいの水温かな?常温で飲むと、お酒の風味がモリモリアップするので、僕の好きな飲み方なんですよー。
パキパキッ、ドボンドボン、どバババッババッばっばばっばっ!(豪快に注ぐ音)
こう、老舗居酒屋で、菊正宗とかを注ぐイメージで注いでみました(笑)。お酒の色は黄色系で、ろ過が少ない証拠。ろ過が少ないと興奮してしまうのが、日本酒マニアの性。照りはややくすんだ感じですね。
香りはツーンとアルコール感を感じさせる香り!アルコール度17~18ですからねぇ。これは飲む前から「気合入れて飲めよ、コラァ!」という喝を感じますッ。
さて、口をつけてみると・・・・おおお?柔らかくて甘いです!ふわっとしてる。まるでマシュマロを食べた時とでも言えばいいのか、とにかく「辛い!」なんて印象はなく、まるで極上の熱燗みたいな膨らみを感じます。うーわー、まさしく吟醸酒って感じですね!さすが亀の井酒造、吟醸酒に対する努力は並大抵ではありません。確か亀の井ってほぼ全てのお酒が吟醸酒ですもんね。すげぇな、これが蔵の技術力ってもんですか。
そして、その柔らかい味がスッと辛い味に変化します。これがまた爽快な辛さで!そしてアル添(アルコール添付のこと)らしいアルコール感が辛さを倍加させて、強引にキレます。この強引さが見事でして、ほんと設計の素晴らしいお酒です!アル添のお酒は、アルコール感が妙に浮いていて、味がちぐはぐなことがあるのですが、この「ばくれん」はその味を逆手に取って、辛さをより加速してる構成になってます。短所を長所に変えると言うんでしょうか、いやあ、こんな造り方もあるんですねぇ。
アル添の日本酒については、「それは日本酒じゃない!」という意見もあるのですが、僕はバリエーションが多いほどその文化にとって良いことと思うので、有りだよねって思ってます。そしてこの「ばくれん」のようなお酒に出会うと、よりその考えは確かなものに感じられます。
豊潤な口当たりを持つ辛口酒ということで、色んな料理にも似合います。焼き魚でも、焼鳥でも焼きそばでも!あ、焼くものばかりだ(笑)。常温保管が可能で、一升瓶で買うのもハードルが低い常備酒の優等生。「ばくれん 美山錦」、ぜひともデイリーサケをお探しの際には、候補に入れてみてください!後悔しませんよ!
名称:ばくれん 吟醸 美山錦
精米歩合:55%
酒米:美山錦100%
アルコール度:17~18%
日本酒度:不明
酸度:不明
蔵元情報:亀の井酒造株式会社
購入価格(税込):2268円/1800ml
購入日:平成28年8月27日
購入店:吉祥トレッサ店(店頭)
購入アドバイス
くどき上手は山形地酒の代表格にして、流通量も多い。地酒店ではよく置いてあるし、居酒屋でも定番。このばくれんは格安なので、特によく見かける。通販も簡単なので、ぜひ最初の地酒としてオススメしたい。アルコール度が高いのだけは注意。飲みやすいからって、調子に乗ると、次の日ソルマックにお世話になることに。
オススメ酒販店
吉祥トレッサ店
困った時(お酒が冷蔵庫から消失するという緊急事態)にいつもお世話になっているお店。くどき上手の入荷状況もよく、結構な頻度で買っています。肴類も揃っていて、ジャイアントコーンをよく買います。
〈PR〉ケンザンプロダクツTシャツのご紹介~。
これ、なにげにベーシックな白Tシャツな上に、原色の青と赤が配置されているので、派手な上着に似合います。僕はメキシカン~でラテンな派手派手ジャケットに合わせたり。秋でも着回しに重宝しますよお。酒飲みアピールにぜひ使ってみてください。
Tシャツボディは5.6オンスというヘビーで肉厚のものを使用してます。めっちゃ堅牢な生地なので、ばんばん着て、ばんばん洗濯してください!印刷は伝統のシルクスクリーン。これまた耐洗濯性能は折り紙つきです!
お支払いは、クレジットカード、銀行振込、Pay-easy決済、コンビニ払いがご利用可能です。
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