こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。
日本一の日本酒生産量を誇る兵庫県、2位の京都、3位の新潟をぶっちぎって今も最大の醸造地ですよね。そしてその生産量を支える地域が・・・そう!灘五郷です!
ところで皆さん、最近灘のお酒飲みました?
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかん、いかん、いかーーーーーーーん!!!
日本酒バカとして、全ての日本酒を飲み尽くすのが我らの使命!(そーなの?) これではいけませン!
そんな僕らの焦りを天が聞き届けたのか、9月21日22日に、新宿高島屋にて「灘の酒フェスティバル2016 in 東京」というすっばらしいイベントが開催されるという情報をキャッチ。さっそく友人を誘って行ってきました。今回の記事はそのレポートです。
果たして今の灘の蔵元はどういうお酒を醸してるのか、またこの厳しいダウントレンドの日本酒界において、復活の兆しが出てきたことをどう捉えているのか。その出品されているお酒から読み取ってみようかと思います!
さあ、到着したのは新宿高島屋1階の踊り場的なエリア。ちょうど駅などにアクセスする時通過する場所で、通りすがりの通行人が多いところで、好立地。おお、不特定多数にアピールするにはいいところだなぁ。実際、お酒を配ったり、呼び込みしたりとスタッフの皆さん頑張ってる。さっそく僕らも参加しましょう!
受付で500円払うとチケット3枚とおつまみがもらえる。500円で3杯の有料試飲ですな。
つまみが一捻りしてあってとても良い(笑)。これがおいしいんだわ。
試飲の1杯はこれぐらい。60mlぐらいかな?けっこうなみなみと注いでくれるのでビビります。和らぎ水も用意してくれてるのはさすが。なんというか、凄い勢いでなくなってましたが(笑)。
もらったパンフレット。各蔵が持ち込んだお酒が一覧で載ってます。
こうみると、一押しになってるのが新製品メインなのは当然ですが、その種類の差が面白い。大吟醸だったり、普通酒だったり、純米酒だったり・・・。ふーむ、なるほどぉ。
さあ、まずは灘の代表「大関(おおぜき)」から!
「純米酒 醴(RAI)」
紫のボトルにアルファベットと、めっちゃスタイリッシュさを狙った商品。お味はきちっと灘の男酒!てっきり甘いかと思ったけど、口当たりぐわっと薬味がくるところはまさに男酒。後半の酸っぱさは肉料理に合いそうだ~。
「大吟醸 大阪屋 長兵衛」
こちらはうって変わって、完全お水味のキレイな大吟醸。とても飲みやすい!このあたり、やっぱり鑑評会出品酒の直系酒なのかな?まるで灘のお酒じゃないみたいです。でもうめぇ!
お次は「菊正宗(キクマサムネ)」、最近矢継ぎ早に新製品を投入してます。
「しぼりたて ギンパック」
先に発売されている「香醸」と同じ新開発の酵母「キクマサHA14」を使用した普通酒。9月発売の新製品なのですが・・・これが衝撃。すんごく爽やかで甘い!これが普通酒!?と疑うレベル。社員さんも自身満々の商品らしい。こ、これはちょっとヤバイんじゃね?900mlで750円だそうです。
「沢の鶴(サワノツル)」これまた大手の蔵。スーパーでもお馴染みですね。
「超特選 純米大吟醸 瑞兆」
これまた鑑評会テイストというべき引っかかりのない綺麗なお酒。でもちょっと酸っぱいかな?調べてみたら4合5000円だって。うひゃあ!?
「日本盛(ニホンザカリ)」ニホンモリじゃないぞ(よく間違う)。関東ではわりとレアな気がしますね。
「生原酒大吟醸ボトル缶」「生原酒ボトル缶」
チケット1枚で2つ飲み比べ用に半分づつ注いでくれた。わーい。菊水のふなぐちと同じ技術で、原酒火入れなしのお酒を8ヶ月品質保ったまま保存できるボトルらしい。味は大吟醸の甘さがたまんないな!という感想。生酒らしいフレッシュさがいい。ただアルコール度めちゃ高いので注意!
「剣菱(ケンビシ)」僕の大好きな硬派な蔵。ブログTOPの写真はここの瑞祥という最高級酒なんですよぉ。
「瑞穂 黒松剣菱」
2年以上の熟成酒をブレンドしたお酒。注ぐとがっつり黄色でテンション上がる!めっちゃ灘のお酒らしい「ぐわっと苦味と甘味が混じった薬味がきて、重々しい酸味が続く」という味。もう、渋くて大好き。
写真ひどいけど、すぐ熱燗にできるボトルみたい。考えますなぁ。
「櫻正宗(サクラマサムネ)」花見の時期はやっぱり売れるのかな?という名前(笑)。関東だと出羽桜が売れるみたいにねっ。
「純米酒 焼稀」
なんと熱燗で提供してくれたお酒。55度で!とお願いしたら、かなり酸味が出ちゃってた(汗)。蔵の人曰くぬる燗がお勧めらしい。ちゃんと味を把握できなくて残念。まあ、ここまでくると酔ってるのもありますがね!
奥の飲食エリア。スタンディングバー的で、じっくり楽しめましたぁ。いやー、いいイベントだわ!最近はいわゆる試飲会的な大掛かりなのがちょっと辛いので(腰を据えて味わえない)、このぐらいの規模だと実にいい。今後も希望します!新潟や京都もやってくれないかな!
結局、僕も友人も盛り上がって、チケット追加して計9杯も味わってきました。
イベント参加しての感想としては「灘のお酒は変わらずおいしい!でもそれが長所であり短所なんだな」というものでした。
どの蔵も「宮水」「丹波杜氏」「山田錦」からなる伝統の男酒テイスト(苦味と甘味と酸味がどかーんとくるタイプ)を大切にしてるなぁと、味からビンビン感じました。いやあ実においしい。が、新しく飲み手になってほしい若い世代にはウケないよね・・・というのを同時に感じました。
灘のお酒は上級者向けになりつつあるんですよ。コーヒーに例えるならブラック。ラテは十四代や而今とか。新政はキャラメルマキアートですか。若者の好みの子供化(苦味や酸味を嫌い、甘みに偏ること。ピータータンと言ったりするらしい)を考えると、納得だなぁと思います。
一番手に入りやすい灘のお酒が、一番上級者向けになりつつある・・・。なんというか皮肉ですねぇ。
そんな中一番目立ったのが菊正宗でした。「百黙」「香醸」「しぼりたてギンパック」と立て続けに新商品を投入。まだ僕が飲んだことがあるのは、今回のギンパックのみですが、 まるで灘のお酒じゃないようなフルーティテイストに驚きました。これには賛否あるとは思うのですが、大手蔵の仕事はこうじゃなきゃ!と感じたので、僕は高く評価してます。
日本酒ファンを増やすには「手に入りやすくておいしいお酒」の普及が大前提。いままでこれができてるのは獺祭ぐらいでしたが、ここに来てようやく灘からも狼煙が上がったな!と感じました。
日本酒の復権はまだこれから。でも、着実に流れはきてるぞ。そう強く感じたイベントでした。灘五郷の今後の活躍に期待です!
〈PR〉ケンザンプロダクツTシャツのご紹介~。
【休肝日ブレイカー】
こちらは欠品のMサイズと新カラー、パーカーバージョンがもうすぐ発売予定です。このブログでももちろん紹介させていただきますので、しばしお待ち下さい~。
こちらからショップページにいけます~。
ケンザンプロダクツのイベント参加予定、新作発売予定などは、公式ブログをチェック。
日本一の日本酒生産量を誇る兵庫県、2位の京都、3位の新潟をぶっちぎって今も最大の醸造地ですよね。そしてその生産量を支える地域が・・・そう!灘五郷です!
ところで皆さん、最近灘のお酒飲みました?
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いかん、いかん、いかーーーーーーーん!!!
日本酒バカとして、全ての日本酒を飲み尽くすのが我らの使命!(そーなの?) これではいけませン!
そんな僕らの焦りを天が聞き届けたのか、9月21日22日に、新宿高島屋にて「灘の酒フェスティバル2016 in 東京」というすっばらしいイベントが開催されるという情報をキャッチ。さっそく友人を誘って行ってきました。今回の記事はそのレポートです。
果たして今の灘の蔵元はどういうお酒を醸してるのか、またこの厳しいダウントレンドの日本酒界において、復活の兆しが出てきたことをどう捉えているのか。その出品されているお酒から読み取ってみようかと思います!
さあ、到着したのは新宿高島屋1階の踊り場的なエリア。ちょうど駅などにアクセスする時通過する場所で、通りすがりの通行人が多いところで、好立地。おお、不特定多数にアピールするにはいいところだなぁ。実際、お酒を配ったり、呼び込みしたりとスタッフの皆さん頑張ってる。さっそく僕らも参加しましょう!
受付で500円払うとチケット3枚とおつまみがもらえる。500円で3杯の有料試飲ですな。
つまみが一捻りしてあってとても良い(笑)。これがおいしいんだわ。
試飲の1杯はこれぐらい。60mlぐらいかな?けっこうなみなみと注いでくれるのでビビります。和らぎ水も用意してくれてるのはさすが。なんというか、凄い勢いでなくなってましたが(笑)。
もらったパンフレット。各蔵が持ち込んだお酒が一覧で載ってます。
こうみると、一押しになってるのが新製品メインなのは当然ですが、その種類の差が面白い。大吟醸だったり、普通酒だったり、純米酒だったり・・・。ふーむ、なるほどぉ。
さあ、まずは灘の代表「大関(おおぜき)」から!
「純米酒 醴(RAI)」
紫のボトルにアルファベットと、めっちゃスタイリッシュさを狙った商品。お味はきちっと灘の男酒!てっきり甘いかと思ったけど、口当たりぐわっと薬味がくるところはまさに男酒。後半の酸っぱさは肉料理に合いそうだ~。
「大吟醸 大阪屋 長兵衛」
こちらはうって変わって、完全お水味のキレイな大吟醸。とても飲みやすい!このあたり、やっぱり鑑評会出品酒の直系酒なのかな?まるで灘のお酒じゃないみたいです。でもうめぇ!
お次は「菊正宗(キクマサムネ)」、最近矢継ぎ早に新製品を投入してます。
「しぼりたて ギンパック」
先に発売されている「香醸」と同じ新開発の酵母「キクマサHA14」を使用した普通酒。9月発売の新製品なのですが・・・これが衝撃。すんごく爽やかで甘い!これが普通酒!?と疑うレベル。社員さんも自身満々の商品らしい。こ、これはちょっとヤバイんじゃね?900mlで750円だそうです。
「沢の鶴(サワノツル)」これまた大手の蔵。スーパーでもお馴染みですね。
「超特選 純米大吟醸 瑞兆」
これまた鑑評会テイストというべき引っかかりのない綺麗なお酒。でもちょっと酸っぱいかな?調べてみたら4合5000円だって。うひゃあ!?
「日本盛(ニホンザカリ)」ニホンモリじゃないぞ(よく間違う)。関東ではわりとレアな気がしますね。
「生原酒大吟醸ボトル缶」「生原酒ボトル缶」
チケット1枚で2つ飲み比べ用に半分づつ注いでくれた。わーい。菊水のふなぐちと同じ技術で、原酒火入れなしのお酒を8ヶ月品質保ったまま保存できるボトルらしい。味は大吟醸の甘さがたまんないな!という感想。生酒らしいフレッシュさがいい。ただアルコール度めちゃ高いので注意!
「剣菱(ケンビシ)」僕の大好きな硬派な蔵。ブログTOPの写真はここの瑞祥という最高級酒なんですよぉ。
「瑞穂 黒松剣菱」
2年以上の熟成酒をブレンドしたお酒。注ぐとがっつり黄色でテンション上がる!めっちゃ灘のお酒らしい「ぐわっと苦味と甘味が混じった薬味がきて、重々しい酸味が続く」という味。もう、渋くて大好き。
写真ひどいけど、すぐ熱燗にできるボトルみたい。考えますなぁ。
「櫻正宗(サクラマサムネ)」花見の時期はやっぱり売れるのかな?という名前(笑)。関東だと出羽桜が売れるみたいにねっ。
「純米酒 焼稀」
なんと熱燗で提供してくれたお酒。55度で!とお願いしたら、かなり酸味が出ちゃってた(汗)。蔵の人曰くぬる燗がお勧めらしい。ちゃんと味を把握できなくて残念。まあ、ここまでくると酔ってるのもありますがね!
奥の飲食エリア。スタンディングバー的で、じっくり楽しめましたぁ。いやー、いいイベントだわ!最近はいわゆる試飲会的な大掛かりなのがちょっと辛いので(腰を据えて味わえない)、このぐらいの規模だと実にいい。今後も希望します!新潟や京都もやってくれないかな!
結局、僕も友人も盛り上がって、チケット追加して計9杯も味わってきました。
イベント参加しての感想としては「灘のお酒は変わらずおいしい!でもそれが長所であり短所なんだな」というものでした。
どの蔵も「宮水」「丹波杜氏」「山田錦」からなる伝統の男酒テイスト(苦味と甘味と酸味がどかーんとくるタイプ)を大切にしてるなぁと、味からビンビン感じました。いやあ実においしい。が、新しく飲み手になってほしい若い世代にはウケないよね・・・というのを同時に感じました。
灘のお酒は上級者向けになりつつあるんですよ。コーヒーに例えるならブラック。ラテは十四代や而今とか。新政はキャラメルマキアートですか。若者の好みの子供化(苦味や酸味を嫌い、甘みに偏ること。ピータータンと言ったりするらしい)を考えると、納得だなぁと思います。
一番手に入りやすい灘のお酒が、一番上級者向けになりつつある・・・。なんというか皮肉ですねぇ。
そんな中一番目立ったのが菊正宗でした。「百黙」「香醸」「しぼりたてギンパック」と立て続けに新商品を投入。まだ僕が飲んだことがあるのは、今回のギンパックのみですが、 まるで灘のお酒じゃないようなフルーティテイストに驚きました。これには賛否あるとは思うのですが、大手蔵の仕事はこうじゃなきゃ!と感じたので、僕は高く評価してます。
日本酒ファンを増やすには「手に入りやすくておいしいお酒」の普及が大前提。いままでこれができてるのは獺祭ぐらいでしたが、ここに来てようやく灘からも狼煙が上がったな!と感じました。
日本酒の復権はまだこれから。でも、着実に流れはきてるぞ。そう強く感じたイベントでした。灘五郷の今後の活躍に期待です!
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【休肝日ブレイカー】
こちらは欠品のMサイズと新カラー、パーカーバージョンがもうすぐ発売予定です。このブログでももちろん紹介させていただきますので、しばしお待ち下さい~。
Tシャツボディは5.6オンスというヘビーで肉厚のものを使用してます。めっちゃ堅牢な生地なので、ばんばん着て、ばんばん洗濯してください!印刷は伝統のシルクスクリーン。これまた耐洗濯性能は折り紙つきです!
お支払いは、クレジットカード、銀行振込、Pay-easy決済、コンビニ払いがご利用可能です
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