こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。
皆さん、兵庫県は灘の大手酒蔵・菊正宗(きくまさむね)が、最近超ホットなのはご存知?今までのお酒と、味もターゲットも異なる新しいお酒を立て続けに発売してるんですよ。
まず、今までにないフルーティさをウリにする「純米酒 香醸(こうじょう)」を27年9月に発売。次に菊正宗の名前を冠しない全く新しいブランドとして「百黙(ひゃくもく)」という名の純米大吟醸を、兵庫県内のみで28年4月に発売、という勢いのある連続リリース!
「これは菊正宗は本気だ・・・!」と日本酒オタが気づき始めた時、とどめの一撃が繰り出されたッ。それが今回ご紹介するお酒、「菊正宗 しぼりたてギンパック」であるッ!!
そう、なんと新製品はパック酒なんですよ。キャッチコピーは「かつてない香りと味わい」「食卓をもっと上質に ~日常酒向上宣言~」と、稀有壮大。いわば毎日飲める価格帯(なんと900mlで定価税抜き748円)で、今の日本の食卓に合うフルーティな香りと味のお酒を新発売しちゃる!という宣言なんですね。
パック酒が不味い安酒とか言われちゃうのは、お酒が美味しくないからではなく、現代の食卓に合ってないからだ、じゃウチが作ったろうやないけ!きっと菊正宗ではこんな会議が行われたに違いありませン。
いやー、待ってましたよ、こういう商品!スーパーでも買えるフルーティでフレッシュなお酒さえあれば、「日本酒は料理にでも使っとけ」なんて罵声を、ビール右派や、ワイン極左に浴びせられることもなくなるね!
さらに僕がこのしぼりたてギンパックに期待大な訳がいくつかあって、まずフレッシュ感を保つため、火入れが一回のみであること(通常の大手酒は、品質保持のため2回火入れしている。味が変化しにくくなるが、フレッシュさは失われるのです)。「純米酒 香醸」で使われた新酵母キクマサHA14(とても香りがよい酵母)を利用してることです。
どれもナショナルブランドのパック酒では、まずお目にかかれない技術。そして今の人気がある地酒のテイストそのもの。これを大手の技術力で本気で取り組んだら、凄いコスパ酒が生まれるのでは!?もう、ドッキドッキですよ、こんなのッ。もしかして歴史の目撃者になれるかもしれないんですぜ?早速菊正宗公式通販でゲットしてまいりました!
ビジュアルも他の赤いお酒などとは違う、銀色一色で染め上げられたカッコイイデザイン!「フッ、他の奴らとは違うんだゼ」とでも言いそうな外見です。イメージは出来杉君でしょうか。グラスサケ、しぼりたて生貯蔵酒といった、これまたパック酒では見ないキーワードが煽ってます。
裏面の説明も、今までとは違うんだ!という意思がくっきり。いいぜーいいぜー。温度は冷酒以外認めない!という潔い温度表示も目立ってる。
さ~~~~、期待を胸に試飲といきましょう!キャップのピンを抜いて、グラスに注ぎます。
トトトトトトトトトトトトトトっ、とっ、とっ、とっ・・・・
香りは日本酒香味成分の主役「カプロン酸エチル」感がハンパないです!これは他のお酒とは全然違います。しかし、なにか違和感が・・・なんだろう。
ゴクゴクゴクリ・・・こ、これは甘すぎます!その味はメロン味のシロップ!そして後半アルコール添付酒特有の辛さがグワワッとくる!!味の切り替わりが極端です!
難しい、評価が難しいよ、これ!まず言えるのは、「旨い、最高!」って言う人と「バカヤロー!飲めるかこんなの!」という人に、意見が真っ二つに別れるんじゃないでしょうか。
まず「旨い!」って言う人は、今までパック酒にがっかりしていた人達。まるで180度違うテイストそのものに感動するのでは。パック酒は酸味が少ない甘さが特徴的ですが、あのベタベタした感じのないしぼりたてギンパックのテイストはまさに驚愕。その鮮烈な香りも含めて驚きと感動を味わえるはず。
そして、「こりゃ駄目だ」と感じる人は、純米酒の吟醸香に慣れすぎた人達。おそらくキクマサHA14酵母が大量に生産するカプロン酸エチルが、醸造用アルコールに吸着したせいだと思うのですが、香りが極端すぎるんです。それがフルーツというより、シロップという感想になる理由。その甘さの後にアルコール感がある辛さがやってくると、とっても違和感を感じる人もいるはずです。
ネット上でうめぇぇ!!という意見があふれると同時に、そうじゃないのもあるのはそのせいじゃないかなと。ちなみに僕は、正直なところ後者でした。特に開栓初日はショックでしてねぇ、3日寝込みました(大嘘)。しかしね、この甘すぎる印象は、香りが強すぎるからじゃないかなと思いまして、数週間冷蔵庫で寝かせてみたんですよ。そしたらちょうどいいバランスに!その後ゆっくり飲みましたが、香りが減退していっても、口当たりのメロン感は続いていたんだから、このお酒の凄さがわかりますね。
「菊正宗 しぼりたてギンパック」実にチャレンジングなお酒で、菊正宗の今の日本酒に対する気合が十二分に感じられるお酒でした。そして、まだまだ発展の余地があるはず!とも強く思いました。きっともっと旨くなりますよ、このお酒。そして誰でも買える新しい日常酒になって欲しいです。
まさに「今までにないパック酒」、ぜひ歴史に刻まれるであろうこのお酒の最初の勇姿を目撃してください。一献をお勧めしますよ!
名称:菊正宗 しぼりたてギンパック
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:14~15%
日本酒度:+3
酸度:不明
蔵元情報:菊正宗酒造株式会社
購入価格(税込):1598円/1800ml (定価購入)
購入日:平成28年9月25日
購入店:菊正宗オンラインショップ(通販)
購入アドバイス
最近ようやくスーパーでもだんだん見るようになった。もちろんナショナルブランドなので、ディスカウントされてることも多いぞ。1800mlで1200円なんて値段もあるようだ。通販でもカクヤスのような、量販店で買うと安くていいかもしれない。ただ1回火入れなので、あまり管理が悪いところでは買うのを避けよう。
オススメ酒販店
お近くのスーパーや、ディスカウント店で買いましょう。
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【コントローラーズ】
だんだん、このTシャツの主役「ネジコン」を知らない子が増えてきて、ちょっぴり悲しい気持ちな僕です。しかし、この傑作形状、なんで他のコントローラーに継承されなかったんでしょうかねぇ?ほんと、1回レースゲームで使うと、手放せなくなる操作感なんですがねぇ?
こちらからショップページにいけます~。
ケンザンプロダクツのイベント参加予定、新作発売予定などは、公式ブログをチェック。
皆さん、兵庫県は灘の大手酒蔵・菊正宗(きくまさむね)が、最近超ホットなのはご存知?今までのお酒と、味もターゲットも異なる新しいお酒を立て続けに発売してるんですよ。
まず、今までにないフルーティさをウリにする「純米酒 香醸(こうじょう)」を27年9月に発売。次に菊正宗の名前を冠しない全く新しいブランドとして「百黙(ひゃくもく)」という名の純米大吟醸を、兵庫県内のみで28年4月に発売、という勢いのある連続リリース!
「これは菊正宗は本気だ・・・!」と日本酒オタが気づき始めた時、とどめの一撃が繰り出されたッ。それが今回ご紹介するお酒、「菊正宗 しぼりたてギンパック」であるッ!!
そう、なんと新製品はパック酒なんですよ。キャッチコピーは「かつてない香りと味わい」「食卓をもっと上質に ~日常酒向上宣言~」と、稀有壮大。いわば毎日飲める価格帯(なんと900mlで定価税抜き748円)で、今の日本の食卓に合うフルーティな香りと味のお酒を新発売しちゃる!という宣言なんですね。
パック酒が不味い安酒とか言われちゃうのは、お酒が美味しくないからではなく、現代の食卓に合ってないからだ、じゃウチが作ったろうやないけ!きっと菊正宗ではこんな会議が行われたに違いありませン。
いやー、待ってましたよ、こういう商品!スーパーでも買えるフルーティでフレッシュなお酒さえあれば、「日本酒は料理にでも使っとけ」なんて罵声を、ビール右派や、ワイン極左に浴びせられることもなくなるね!
さらに僕がこのしぼりたてギンパックに期待大な訳がいくつかあって、まずフレッシュ感を保つため、火入れが一回のみであること(通常の大手酒は、品質保持のため2回火入れしている。味が変化しにくくなるが、フレッシュさは失われるのです)。「純米酒 香醸」で使われた新酵母キクマサHA14(とても香りがよい酵母)を利用してることです。
どれもナショナルブランドのパック酒では、まずお目にかかれない技術。そして今の人気がある地酒のテイストそのもの。これを大手の技術力で本気で取り組んだら、凄いコスパ酒が生まれるのでは!?もう、ドッキドッキですよ、こんなのッ。もしかして歴史の目撃者になれるかもしれないんですぜ?早速菊正宗公式通販でゲットしてまいりました!
ビジュアルも他の赤いお酒などとは違う、銀色一色で染め上げられたカッコイイデザイン!「フッ、他の奴らとは違うんだゼ」とでも言いそうな外見です。イメージは出来杉君でしょうか。グラスサケ、しぼりたて生貯蔵酒といった、これまたパック酒では見ないキーワードが煽ってます。
裏面の説明も、今までとは違うんだ!という意思がくっきり。いいぜーいいぜー。温度は冷酒以外認めない!という潔い温度表示も目立ってる。
さ~~~~、期待を胸に試飲といきましょう!キャップのピンを抜いて、グラスに注ぎます。
トトトトトトトトトトトトトトっ、とっ、とっ、とっ・・・・
香りは日本酒香味成分の主役「カプロン酸エチル」感がハンパないです!これは他のお酒とは全然違います。しかし、なにか違和感が・・・なんだろう。
ゴクゴクゴクリ・・・こ、これは甘すぎます!その味はメロン味のシロップ!そして後半アルコール添付酒特有の辛さがグワワッとくる!!味の切り替わりが極端です!
難しい、評価が難しいよ、これ!まず言えるのは、「旨い、最高!」って言う人と「バカヤロー!飲めるかこんなの!」という人に、意見が真っ二つに別れるんじゃないでしょうか。
まず「旨い!」って言う人は、今までパック酒にがっかりしていた人達。まるで180度違うテイストそのものに感動するのでは。パック酒は酸味が少ない甘さが特徴的ですが、あのベタベタした感じのないしぼりたてギンパックのテイストはまさに驚愕。その鮮烈な香りも含めて驚きと感動を味わえるはず。
そして、「こりゃ駄目だ」と感じる人は、純米酒の吟醸香に慣れすぎた人達。おそらくキクマサHA14酵母が大量に生産するカプロン酸エチルが、醸造用アルコールに吸着したせいだと思うのですが、香りが極端すぎるんです。それがフルーツというより、シロップという感想になる理由。その甘さの後にアルコール感がある辛さがやってくると、とっても違和感を感じる人もいるはずです。
ネット上でうめぇぇ!!という意見があふれると同時に、そうじゃないのもあるのはそのせいじゃないかなと。ちなみに僕は、正直なところ後者でした。特に開栓初日はショックでしてねぇ、3日寝込みました(大嘘)。しかしね、この甘すぎる印象は、香りが強すぎるからじゃないかなと思いまして、数週間冷蔵庫で寝かせてみたんですよ。そしたらちょうどいいバランスに!その後ゆっくり飲みましたが、香りが減退していっても、口当たりのメロン感は続いていたんだから、このお酒の凄さがわかりますね。
「菊正宗 しぼりたてギンパック」実にチャレンジングなお酒で、菊正宗の今の日本酒に対する気合が十二分に感じられるお酒でした。そして、まだまだ発展の余地があるはず!とも強く思いました。きっともっと旨くなりますよ、このお酒。そして誰でも買える新しい日常酒になって欲しいです。
まさに「今までにないパック酒」、ぜひ歴史に刻まれるであろうこのお酒の最初の勇姿を目撃してください。一献をお勧めしますよ!
名称:菊正宗 しぼりたてギンパック
精米歩合:不明
酒米:不明
アルコール度:14~15%
日本酒度:+3
酸度:不明
蔵元情報:菊正宗酒造株式会社
購入価格(税込):1598円/1800ml (定価購入)
購入日:平成28年9月25日
購入店:菊正宗オンラインショップ(通販)
購入アドバイス
最近ようやくスーパーでもだんだん見るようになった。もちろんナショナルブランドなので、ディスカウントされてることも多いぞ。1800mlで1200円なんて値段もあるようだ。通販でもカクヤスのような、量販店で買うと安くていいかもしれない。ただ1回火入れなので、あまり管理が悪いところでは買うのを避けよう。
オススメ酒販店
お近くのスーパーや、ディスカウント店で買いましょう。
〈PR〉ケンザンプロダクツTシャツのご紹介~。
【コントローラーズ】
だんだん、このTシャツの主役「ネジコン」を知らない子が増えてきて、ちょっぴり悲しい気持ちな僕です。しかし、この傑作形状、なんで他のコントローラーに継承されなかったんでしょうかねぇ?ほんと、1回レースゲームで使うと、手放せなくなる操作感なんですがねぇ?
Tシャツボディは5.6オンスというヘビーで肉厚のものを使用してます。めっちゃ堅牢な生地なので、ばんばん着て、ばんばん洗濯してください!印刷は伝統のシルクスクリーン。これまた耐洗濯性能は折り紙つきです!
お支払いは、クレジットカード、銀行振込、Pay-easy決済、コンビニ払いがご利用可能です
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ケンザンプロダクツのイベント参加予定、新作発売予定などは、公式ブログをチェック。
コメント
コメント一覧 (4)
ですよねー!あれで一升1000円前後なんですから、どうかしています!
ファン(吞兵衛)の証だねw
総じて、冷なら醸造アルコールが立たない(感じにくい)
残念ながら、冷以外ではこの酒の美味さは引き立たないと思う。
冷以外はおススメできないかな・・・
でも、実際、冷なら大吟醸と十分に勝負できるかも!
これが、一升1000円程度でね。
コメントありがとうございます!これはコスパ異常で、ありがたすぎます(笑)。
ロットで割とブレるんですね。やはり香りを一定に保つのは難しいのでしょうね~。