こんにちはー、お酒＆ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一（@KanagawaKenichi）です。
さあ、今回ご紹介するのは兵庫県は姫路にある酒蔵・本田商店の龍力、その大古酒「龍力 特別純米 熟成雄町」であります。
いやー、琥珀色の瓶が美しいこと！ウットリしちゃうでしょ？僕なんて、買ってから一週間は机の上に置いて、事あるごとに頬ずりしてましたよ。今写真みても・・・・あわわわわわわ、心が写真に吸い込まれそうだぁ！
これぞ古酒独特の熟成による加色。これが濃ければ濃いほど、古酒マニアの心は期待でレッドゾーンに突入してしまうと言われている。この「龍力 特別純米 熟成雄町」は、まだ明るい方の色ですね。
さて、このお酒、短冊型のラベルには「１９９９年醸造」と書かれてる。そして出荷が２０１６年。そう、なんと１７年古酒なのだ！
古酒は（明確な決まりはないけど）３年熟成から本格的な熟成がみられるけど、１０年を超える大古酒 なんてかなり珍しい。この１７年古酒というのが、どれだけ凄いかわかるでしょう？なにせ、このお酒が醸された時に生まれた子供が、高校２年生ですよ！？ノストラダムスが無かったことにされてから１７年ですよ！いやー、蔵元の気合を感じますね！
さらに凄いのは、そんなコストのかかる熟成をしておきながら、このお酒の値段は１９４４円（税込）！ちょ、やっす！アルパカワインの６３０円なんて、目じゃないぜってお値段。だって、熟成の手間と場所代が普通のお酒の１７倍ですよ。もー、本田商店さん、太っ腹！
その本田商店は、数多くの蔵元の中でも酒米オタクと言えるぐらいお米に拘る蔵として有名。なにせ使用してる山田錦は、全てが特A地区産（超お高い）。このお酒は雄町ですが、わざわざ「赤磐雄町生産者せと有機雄町研究会」とラベルに記載するほどですからねぇ。今の会長さんが２０年前にがっつり田んぼに投資したから、今の供給があるらしい。先見の目があったんですなぁ。
それでは一杯やってみましょう。古酒なので、僕の好きな飲み方、常温でイキます！！
トットットッ、トクトクトクトクトクゥン・・・・
ううん、やっぱりこの古酒独特の琥珀色は美しいなぁ。ウィスキー、赤ワインに通じる深みを感じる。日本酒にもこんな世界があるんだ！って知った時は、そりゃあ、感動しましたよ。香りは古酒独特の熟成香、薬用酒のようなツーンと来る薬味感だね。
ずずずず・・・ごくり。おお、この熟したお酒の感じ！見事なバランス！（飲んだこと無い方は、紹興酒を思い出すと近い）ウチにはつい最近まで、酒屋さんで熟成した古酒があったんだけど、そっちのワイルドで荒々しい感じと比べると、蔵元で丁寧に熟成されただけあって、実にピシッと整った味だと思う。
そして特筆すべきは、飲んだ後、後半の突き抜けるようなアルコール感！「グワワワーーーーーン！」と音が聞こえてくるような強烈さ。まるで加速したジェットコースターが、上り坂を駆け抜けるよう。すっごい、こんなに伸びやかで嫌味無い強アルコールを感じさせるとは。ハードリカー好きな人とか、向いてそうだな。
ちなみに冷酒にすると甘さが強くなりアルコール感は減退、ぬる燗は一番バランスが良く爆走アルコール感がさらに広がりを持って感じられる。
実に見事な完成された古酒でした～。しかしあの後半の突き抜けるアルコールによるキレ。どうやって出してるんだろう？興味ありますなぁ。
どうやら龍力はこの「特別純米 熟成雄町」を古酒入門用と位置づけてるみたいで、７年前から同じ値段で同じ年度のお酒を販売してる様子。７年前も１９９９年のお酒なので、当時は１０年古酒だったわけですな。
長期熟成酒研究会 第5回：熟成は旨さの芸術 （龍力）
日本酒の古酒は江戸時代にはメジャーなものだったけど、明治以降、税制の改革のせいで廃れていったらしいんですよ。でも、ごく一部の蔵元と飲み手が古酒に注目し、育てようとしてる。この流れ、凄く応援したいです。お酒の評価軸が多様になるほど、日本酒文化は深まると思いますしね！
参考：価格競争に陥らない、新たな日本酒の価値を ーー 長期熟成日本酒Bar「酒茶論」店主・上野伸弘さんインタビュー (前編)【オピニオンリーダーの視点 vol.1】
特に古酒は個人でもある程度可能なので、酒屋さん、日本酒バー、個人蔵なんかでオリジナルの古酒が増えれば、その多様性はもう！無限！いやぁ、もっともっと皆に良さを知ってもらいたいな！
「龍力 特別純米 熟成雄町」、兵庫の蔵元がお届けする、番人に向けた古酒入門酒でした。まだ古酒というものに接したことがない方には特にお勧め。琥珀色の瓶を見つけたら、ぜひ手にとってみてください。
名称：龍力 特別純米 熟成雄町（１９９９年醸造古酒）
精米歩合：６５％
酒米：岡山市瀬戸町産雄町１００％
アルコール度：１５％
日本酒度：不明
酸度：不明
蔵元情報：株式会社 本田商店
購入価格（税込）：１９４４円/７２０ｍｌ （定価購入）
購入日：平成２８年８月２９日
購入店：佐々木酒店（店頭）
購入アドバイス
古酒なので、保管が容易なため、龍力扱い店でポンと売っていたりする。来年は分からないが、おそらく毎年リリースされると思われるので、取扱店を巡ってるとどこかできっと会えるはず。これ書いている時（２８年１２月上旬）にも、ある酒屋さんで売ってるのを発見したよ。
オススメ酒販店
佐々木酒店
人形町のど真ん中にある地酒店。見た目完全に古い酒屋で、そこここに並ぶお菓子とかが微笑ましい。しかし、お酒はびしっと揃っており、常温棚も充実。都心のアクセスの良い場所にあるので、外回りのついでに、会社帰りの途中などで立ち寄ってみるととても便利だろう。
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【休肝日ブレイカー】
さあ、１２月！忘年会、忘年会、忘年会ィィィィッ！！！あなたはこの難易度ベリーハードの師走ステージを切り抜けられるか？そんな気弱なあなたでも、休肝日を計画的に取れるアイテムがこちらだ！神棚に飾り、毎日お祈りを欠かさずにいることが、ご利益を得るための近道だぞ。
こちらからショップページにいけます～。
ケンザンプロダクツのイベント参加予定、新作発売予定などは、公式ブログをチェック。
さあ、今回ご紹介するのは兵庫県は姫路にある酒蔵・本田商店の龍力、その大古酒「龍力 特別純米 熟成雄町」であります。
いやー、琥珀色の瓶が美しいこと！ウットリしちゃうでしょ？僕なんて、買ってから一週間は机の上に置いて、事あるごとに頬ずりしてましたよ。今写真みても・・・・あわわわわわわ、心が写真に吸い込まれそうだぁ！
これぞ古酒独特の熟成による加色。これが濃ければ濃いほど、古酒マニアの心は期待でレッドゾーンに突入してしまうと言われている。この「龍力 特別純米 熟成雄町」は、まだ明るい方の色ですね。
さて、このお酒、短冊型のラベルには「１９９９年醸造」と書かれてる。そして出荷が２０１６年。そう、なんと１７年古酒なのだ！
古酒は（明確な決まりはないけど）３年熟成から本格的な熟成がみられるけど、１０年を超える大古酒 なんてかなり珍しい。この１７年古酒というのが、どれだけ凄いかわかるでしょう？なにせ、このお酒が醸された時に生まれた子供が、高校２年生ですよ！？ノストラダムスが無かったことにされてから１７年ですよ！いやー、蔵元の気合を感じますね！
さらに凄いのは、そんなコストのかかる熟成をしておきながら、このお酒の値段は１９４４円（税込）！ちょ、やっす！アルパカワインの６３０円なんて、目じゃないぜってお値段。だって、熟成の手間と場所代が普通のお酒の１７倍ですよ。もー、本田商店さん、太っ腹！
その本田商店は、数多くの蔵元の中でも酒米オタクと言えるぐらいお米に拘る蔵として有名。なにせ使用してる山田錦は、全てが特A地区産（超お高い）。このお酒は雄町ですが、わざわざ「赤磐雄町生産者せと有機雄町研究会」とラベルに記載するほどですからねぇ。今の会長さんが２０年前にがっつり田んぼに投資したから、今の供給があるらしい。先見の目があったんですなぁ。
それでは一杯やってみましょう。古酒なので、僕の好きな飲み方、常温でイキます！！
トットットッ、トクトクトクトクトクゥン・・・・
ううん、やっぱりこの古酒独特の琥珀色は美しいなぁ。ウィスキー、赤ワインに通じる深みを感じる。日本酒にもこんな世界があるんだ！って知った時は、そりゃあ、感動しましたよ。香りは古酒独特の熟成香、薬用酒のようなツーンと来る薬味感だね。
ずずずず・・・ごくり。おお、この熟したお酒の感じ！見事なバランス！（飲んだこと無い方は、紹興酒を思い出すと近い）ウチにはつい最近まで、酒屋さんで熟成した古酒があったんだけど、そっちのワイルドで荒々しい感じと比べると、蔵元で丁寧に熟成されただけあって、実にピシッと整った味だと思う。
そして特筆すべきは、飲んだ後、後半の突き抜けるようなアルコール感！「グワワワーーーーーン！」と音が聞こえてくるような強烈さ。まるで加速したジェットコースターが、上り坂を駆け抜けるよう。すっごい、こんなに伸びやかで嫌味無い強アルコールを感じさせるとは。ハードリカー好きな人とか、向いてそうだな。
ちなみに冷酒にすると甘さが強くなりアルコール感は減退、ぬる燗は一番バランスが良く爆走アルコール感がさらに広がりを持って感じられる。
実に見事な完成された古酒でした～。しかしあの後半の突き抜けるアルコールによるキレ。どうやって出してるんだろう？興味ありますなぁ。
どうやら龍力はこの「特別純米 熟成雄町」を古酒入門用と位置づけてるみたいで、７年前から同じ値段で同じ年度のお酒を販売してる様子。７年前も１９９９年のお酒なので、当時は１０年古酒だったわけですな。
長期熟成酒研究会 第5回：熟成は旨さの芸術 （龍力）
日本酒の古酒は江戸時代にはメジャーなものだったけど、明治以降、税制の改革のせいで廃れていったらしいんですよ。でも、ごく一部の蔵元と飲み手が古酒に注目し、育てようとしてる。この流れ、凄く応援したいです。お酒の評価軸が多様になるほど、日本酒文化は深まると思いますしね！
参考：価格競争に陥らない、新たな日本酒の価値を ーー 長期熟成日本酒Bar「酒茶論」店主・上野伸弘さんインタビュー (前編)【オピニオンリーダーの視点 vol.1】
特に古酒は個人でもある程度可能なので、酒屋さん、日本酒バー、個人蔵なんかでオリジナルの古酒が増えれば、その多様性はもう！無限！いやぁ、もっともっと皆に良さを知ってもらいたいな！
「龍力 特別純米 熟成雄町」、兵庫の蔵元がお届けする、番人に向けた古酒入門酒でした。まだ古酒というものに接したことがない方には特にお勧め。琥珀色の瓶を見つけたら、ぜひ手にとってみてください。
名称：龍力 特別純米 熟成雄町（１９９９年醸造古酒）
精米歩合：６５％
酒米：岡山市瀬戸町産雄町１００％
アルコール度：１５％
日本酒度：不明
酸度：不明
蔵元情報：株式会社 本田商店
購入価格（税込）：１９４４円/７２０ｍｌ （定価購入）
購入日：平成２８年８月２９日
購入店：佐々木酒店（店頭）
購入アドバイス
古酒なので、保管が容易なため、龍力扱い店でポンと売っていたりする。来年は分からないが、おそらく毎年リリースされると思われるので、取扱店を巡ってるとどこかできっと会えるはず。これ書いている時（２８年１２月上旬）にも、ある酒屋さんで売ってるのを発見したよ。
オススメ酒販店
佐々木酒店
人形町のど真ん中にある地酒店。見た目完全に古い酒屋で、そこここに並ぶお菓子とかが微笑ましい。しかし、お酒はびしっと揃っており、常温棚も充実。都心のアクセスの良い場所にあるので、外回りのついでに、会社帰りの途中などで立ち寄ってみるととても便利だろう。
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さあ、１２月！忘年会、忘年会、忘年会ィィィィッ！！！あなたはこの難易度ベリーハードの師走ステージを切り抜けられるか？そんな気弱なあなたでも、休肝日を計画的に取れるアイテムがこちらだ！神棚に飾り、毎日お祈りを欠かさずにいることが、ご利益を得るための近道だぞ。
Tシャツボディは5.6オンスというヘビーで肉厚のものを使用してます。めっちゃ堅牢な生地なので、ばんばん着て、ばんばん洗濯してください！印刷は伝統のシルクスクリーン。これまた耐洗濯性能は折り紙つきです！
お支払いは、クレジットカード、銀行振込、Pay-easy決済、コンビニ払いがご利用可能です
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