こんにちはー、お酒&ゲーム系Tシャツ屋・ケンザンプロダクツの神奈川建一(@KanagawaKenichi)です。

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福井の地酒「梵(ぼん)」の名前は、皆さん聞いたことあります?日本酒マニアにはかなり有名だと思うけど、最近好きになった人達には、まだまだ知名度は低いかもしれない。

しかし、政府専用機(国際線ファーストクラスとかではなく!)の機内酒になっているお酒があったり、あの獺祭二割三分を超える精米歩合20%の大吟醸を醸していたりと、技術力の高さは折り紙付き。

自分のイメージとしては、お値打ち値段の純米大吟醸をいろいろ出している蔵で、かなり懐の優しいいいところなんだけど、逆にお酒の種類が多すぎて、どれがどれだか分かりにくい!というもの。いやほんと、種類多いんですよ。しかも大吟醸多いから、どれがどれだからわからん!うがー!ラベルも似てて困るし!

参考:佐野屋の梵のページ

 
味については、とにかく落ち着いていて綺麗なお酒を造るところだなぁという印象があった。どうやらそれは、全商品が最低1年、中には5年貯蔵熟成してから出荷されるかららしいのだ。最近は新酒のフレッシュさよりも、熟成によるまろやかな円熟味などに興味が出てきてる僕としては、これはかなり気になるブランド!早速買ってみたぜっ。

そこで今回のチョイスは「梵 純米吟醸 ときしらず」だぁ! 

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この日本酒のウリは「5年の長期氷温熟成による熱燗向きのお酒」ということ。熟成系はもともと燗酒に向いているけど、それを「梵」が出すというところが興味をそそられる。

また、今年の1月に伺ったあのGEM by motoにて、店長に勧められたお酒がこの「ときしらず」だったというのもある。個人的には、こういうなにかしらの「酒縁」があるものを買うのが好きだ。いろんな偶然が重なって飲んだお酒ってのは、更なる縁を連れてきてくる気がするんですよね。お店訪問後約1年後に買えたってのも、面白い。


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ボトルにはこんな説明書きが。こういう飲み方についてのアドバイスがある地酒は最高!もっともっと増えて方がいい(断言)。温度こそ日本酒のキモなんだから、もっとパック酒のように、お勧め温度を記載すべきなんですよ。地酒蔵の皆さん、ぜひ!


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「梵」の文字、カッコイイ!「ときしらず」では小さいですが、他の大吟醸などでは、大きくラベルに書かれている。ただ、細かい文字というか説明をやたらにラベルに書きたがるんですよね、ここ(笑)。気持ちはわかるんだけど、お酒の区別がつかなくなる原因だから、整理したほうがいいと思うな。



ではでは、早速飲んでみましょう。もちろん熱燗にていただきますよ~。最近は保温器つき徳利で、じっくり湯煎で温めるのが好み。タンポで温めるより、旨味が引き立つ様な気がするのだ。


トクトクトク・・・・ほわわわわ~ん(湯気の表現)


ふあ~、美味しそうな香り・・・。色は黄金色ってボトルに説明があったけど、かなり薄い。やはり低温熟成すると、色は付かないんだ。梵が古酒って表現使わないのもわかる。

ズズズッ・・・・おおっ、この控えめだけど絶妙な酸の存在感、そして苦味の少なさ!うーん、完全に梵のお酒だね!いやー、これは良いわ、僕の好みだ!なんとなくお茶で例えたい。緑茶でもほうじ茶でもなく・・・爽健美茶だ。この落ち着いていて、でも旨みを感じさせる味はッ。


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ラベルに濃厚辛口と書いてあるけど、そこまで辛口を意識することはなく、するする飲める。食事への影響は最小限だけど、旨い酒を飲んでる実感はいささかも落ちない。いやあ、ニヤリとしてしまうこの設計!やっぱり「梵」は技巧派だなぁ。なんというか理系の蔵元って感じ。

同じくハイソな感じを醸し出すところとしては、新政があるけど、あっちは日本酒オタクって印象なんだよね。突き詰めると「お前、それやりすぎだろッ」ってところまで行ってしまうというか。マッドサイエンティストか(笑)。

ちなみに冷や(常温)も美味しくて、こっちはよりお米の重みを感じる重厚さがある。好みで選んでいいけど、僕はやっぱり熱燗による軽さこそが、このお酒の良いところかなと思う。上燗(45℃)以上がお勧め。


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濃密になりがちな5年もの熟成酒を、ここまでサラリと軽やかに造るとは!うーむ「梵」、ハンパない技術力だ。このお酒が使っているお米は五百万石だけど、やはり山田錦がメインらしい(山田錦は、酒を作る時に杜氏がコントロールしやすいお米なのだ)。

こりゃあ、他のお酒も買ってみて、その技術力を確かめてみたくなってきた!理系なお酒が好きな皆さんは、寒い冬は「梵 純米吟醸 ときしらず」がマストアイテムとなるでしょう。お勧めだよ!


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名称:梵 純米吟醸 ときしらず
精米歩合:55%
酒米:五百万石100%(酒屋さんのHPより)
アルコール度:15%
日本酒度:不明
酸度:不明 
蔵元情報:合資会社 加藤吉平商店
購入価格(税込):1404円/720ml
購入日:平成28年10月23日 
購入店:石澤酒店(店頭)


購入アドバイス

特約店さえ見つかれば買うのは容易。毎年寒くなると出る季節商品なので、タイミングだけはしっかり見図ろう。梵のラインナップの中でも、一番安いので、懐も暖かくなるぞ。ブランドの惚れ込むとと、720mlで12000円の超吟とかを買わないといけなくなるので、財布は寒くなるけどな!


オススメ酒販店

石澤酒店

今回の購入店。梵は高級酒からローエンドまでばっちりそろうので、お勧めのお店。しかし、あの小さなお店で、あれだけの高級酒さばくんだから凄い。きっと、長年のご贔屓さんが、業務用、個人向け共に沢山いるのだろう。








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